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「目白の風」になったお風呂屋さん:目白浴場2013年09月21日

前回)からの続きです。

馴染みの金泉湯がお休みの時は、別のお風呂屋さんに行きました。
一つは、先日紹介した「桃仙温泉」、ここは近いけど狭いです。
もう一つは、目白通り近くの「目白浴場」です。
こちらは、狭くはないけれども、遠かったです。
昔の航空写真に、道筋を白の点線で表示してみました。
目白のお風呂屋さんへの道
途中、西武池袋線の踏切を越えて行くのです。
その道筋を懐かしみながら、先日歩いてみました。

モノクロ写真は40年前のものです。
まず、アパートの共用廊下から見下ろした所。
この道の突き当たりを左に(南の目白通り方向へ)行きます。
アパートから見下ろすと

今の突き当たりの様子。変わりました。
突き当たり

100mほど行くと踏切です。
踏切

踏切を越え、河合編物服飾学園の前を通り過ぎます。
道路の先がクランクしていました。
踏切を過ぎると

今でもクランクしています。
道がクランク

そして、ずーっと歩いて行くとお風呂屋さんが見えてきます。
踏切からは250mくらい南です。
下の写真の中央、タイル貼りマンションの所が昔お風呂屋さんだったのです。
遠くにお風呂やさん
右隣に緑色で「りそな銀行」駐車場と書いてあります。
昔の「協和銀行」目白支店ですね。
大和銀行などと統合されて名前が変わったのです。
その南側はもう目白通りです。

近づいて写真を撮りました。
近くで見ると
左のエントランスに「ヴィエント目白」と書かれた表札があります。
「目白の風」か?
元お風呂屋さんとは思えぬネーミングです。
1階がコインランドリーになっていて、
昔と同様に水を扱っているのがせめてもの名残かな?
ところで、銀行の建物って、隣の「りそな」のように、
名前は変わっても、ずーっと生き延びてますね。
一方、お風呂屋さんは、風に舞う落ち葉のように消えて行きます。

ここで、風呂屋通いの想い出を一つ。
ある時、終業時間ギリギリになってしまいました。
(というよりも、常にそうだった)
部屋の中を飛び跳ねるようにしてドアへ急いだら、
鴨居に頭をぶつけてしまいました。眼から「火花」が出ました。
思わずうずくまり、手で頭を押さえると指の隙間から流れ出た血が、
布団に染み込んで、更に畳まで汚してしまうほどの量でした。

女房が呼んだ救急車に乗せられて病院へ。
保険証はちゃんと持ちました。(保険証の筆頭者は私の母でした)
救急隊員が保険証を見ながら私に問いかけました。
「この○○子さん(母の名前)は、あなたの奥さんですか?」
可笑しかった。私の意識が正常かどうか試していたのですね。

そして連れて行かれた池袋の救急病院、
当直の先生が出てくるなり、慣れた様子で、
「おーどうした? 喧嘩でもしたか?」と、
すっかりチンピラ扱いされてしまいました。
せめて、「暴漢に襲われましたか?」とか聞いて、
善良な一般市民の扱いをして欲しかったです。
その後、約一ヶ月ほど、ブクロのチンピラよろしく、
頭に包帯を巻いた無惨な姿で暮らしました。
教訓:お風呂屋さんには余裕を持って行きましょう。

眼から火花が出るってどういう事か、
その時の室内の情景を次のような絵にしてみました。
かなり正確に再現できましたよ。
眼から火花が出た光景
火花というよりは、光のカーテンが、
ドドーンと眼前に降りてくるような感じでした。
本当にこんな事があるんですね。驚きました。
なお、ここにいる人物は、別な時に我家に遊びに来た友人で、
今回の事故とは関係ありません。

もう一つお風呂屋さんの話題です。
当ブログに何回かご訪問いただいたjbskさんは、
ピーコック近くに住み、
「目白聖公会」裏手のお風呂屋さんにいらしてたそうです。
それで、今回ついでに調べてみました。
昔の地図を見ると、該当しそうな場所にありました。
「ときわ湯」って書いてあります。
早速、今どうなっているか見に行きました。
ときわ湯の今
やっぱりマンションです。「トキワハイツ」って名前が付いていました。
ひらがなが片仮名になりました。

ときわ湯と目白浴場の中間に位置する「目白聖公会」は昔のままです。
目白聖公会
この聖堂、戦前からの建物だそうです。
教会、神社やお寺が街に残っているのは、信仰の薄い私でも嬉しいです。

お風呂屋さんシリーズ(続く

コメント

_ ふかふか ― 2021年02月09日 22:03

目白浴場。懐かしいです。
お話にあったようなことが目白浴場で幼い時ありました。
本人はあまり覚えていないのですが、浴場の大きなガラスを幼い小生がなんかの拍子で割ってしまい親が弁償したという逸話が。
目白・下落合3丁目界隈に銭湯がなくなってしまったので残念ですね。
ときわ湯さんもたまに利用していました。それよりときわ湯さんの前の床屋さんの大木さんに小さいころからお世話になっていました。

_ タフちゃん ― 2021年02月10日 18:36

ふかふかさん、今日は。元気いっぱいの子供だったんですね。
私の姪が今年協和銀行改め「りそな銀行」に就職します。もし目白出張所に配属されるようなことがあったら、昔、お隣にあった目白浴場の話を聞かせてやろうと思っています。その時に、ガラスを割って親に弁償させた幼児の逸話もしようかな。

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