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世界初!キク16でカラー写真-2(KITTYカメラ)2014年02月19日

前回)からの続きです。

キク16用のミゼット判フィルムを自作するには、
裏紙とフィルムを巻き付けるスプール(専用の軸)が必要です。
これは当然ながらもう市販されていませんので、
古い50年前のミゼット判フィルムをオークション等で入手してバラすか、
ミゼット判用のカメラ(普通これに一本付いている)を見つけなければなりません。
私は、たまたまオークションに出ていたカメラを格安で買いました。

届いたカメラをキク16と並べて見ました。
KITTYカメラとキク16
”KTTY MADE IN JAPAN”と印刷されています。
1940〜50年ころに日本で発売されていた”ヒットタイプ”と呼ばれるカメラの仲間です。

これには何故かスプールが二本入っていました。
KITTYカメラと裏蓋
ラッキー!です。
前回の製作法でフィルムを切り出すと、一度に二本分でき上がるからです。

そしていよいよ撮影。
キク16の方は以前デジカメ用にレンズを改造して試したことがあります。
今回も、おもちゃカメラとしては随分しっかりとした写りです。

次の二枚がそれです。
02

03

そしてカメラを入手すると、どんなカメラでも写してみたいのが人情。
キク16とKITTYカメラの撮り比べをして見ました。
フィルムも二本作ったことですし。

まず「新井薬師道ガード」を
東側からキク16で
04新井薬師道ガード
西側からキティーカメラで
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このガードに隣接する「椿の坂」を
坂上からキク16で
06
坂下からキティーカメラで
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結構な画質差がありますね。
でも昔のおもちゃカメラと思えば、KITTYカメラの色の滲み方も可愛い気がします。

ところでKITTYカメラで撮影した中に、赤色にカブってしまった画像がありました。
08
これは思い当たる節があります。
この手のカメラは、フィルム巻上げを手動で、裏蓋の小窓を見ながら行うのですが、
その時にこの小窓に直射光が当たってしまったのです。
小窓に嵌った遮光用の赤いプラスチックでも防ぎ切れなかったようです。
その僅かに射し込んだ光に、フィルは敏感に反応してしまいます。

その点、キク16は良くできています。
下の写真で左側がキク16、右側がKITTYです。
09
キク16には、コマ数確認が済んだら、小窓を塞いでおけるように、
スライド式のカバーが付いています。
これは初代機にはなく、私の持っている「キク16-Ⅱ型」で改良されたそうです。

さて、世の中にはこのような所謂「サブミニチュアカメラ」を趣味としている方がいらして、
その方達のサイトで多くの情報を入手できます。
ミゼット判カメラとしても70種以上の名前がリストアップされています。
でも、何故かこの「KITTYカメラ」の情報は皆無でした。
どこが造ったのか、いつ発売されたのかも分かりません。
70種類のリストにも名前すら載せてもらえてません。
最初の写真に写っているように、MADE IN JAPANの表記があり、
間違いなく日本製のはずです。

”KITTYカメラ”で検索すると、「Hello Kitty ハローキティー」ばっかりでてきます。
こちらは1974年にサンリオが生んだキャラクターですよね。
我家の娘のグッズや服でたくさんお目にかかりました、というよりも買わされました。
最近はそのキティちゃんのデジカメもあるとのこと。
そうすると、私が偶然入手したこのカメラは、
キティーちゃんデジカメのお母さんでしょうか。
超レア物かも知れません。

ちなみにハローキティーには誕生日もあるんですね。
11月1日だそうです。さそり座だ!似合わな〜い

(終り)

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