▪️次のボックスに適当な文字列(複数可)を入力して、当ブログ内を検索できます ▪️下の目次タイトルをクリックするとテーマ別過去記事の目次へ飛びます
    ・目白の風景 今昔:目次
    ・吉祥寺の風景 今昔:目次
    ・昔と今の写真(番外編):目次
    ・地中海バブル旅行etc.:目次
    ・旅のつれづれ:目次
    ・母のアルバム:目次
    ・目白ジオラマ鉄道模型:目次
    ・すべてのカメラに名前がある:目次

ヤシカ-Y16のマガジン整備2015年06月29日

近ごろ16ミリmmフィルムづいている私。
ミノルタ16を購入した時、おまけで"ヤシカ YASHICA-Y16"も付いてきました。
ヤシカYASHICA-Y16
洗練されたデザインのミノルタ16に比べると随分と無骨な印象です。
ボディも鋳物のような造りで、やたら重いです。

特にどうこうするつもりは無かったのですが、一応チェックしてみました。
・シャッター:OKそう。
・絞り:OKそう。
そして、この手のカメラを使う時に必須となる空のマガジン(カートリッジ)も、
次の写真に写っている通り、付属していました。
ヤシカ16のマガジン
これがないとフィルムを装填できません。
引き抜くとこんな状態。
マガジンスロット
これはまるで拳銃の弾倉のようですね。
この空洞となった部分(スロット)にペンライトを当て、
シャッターをバルブ状態にして表から覗くと、
レンズの汚れ状態がおおよそ分かります。
04
・レンズ:OKそう。

シャッターも絞りも、そしてレンズもOKで、
マガジンも備わっていれば、これで写せるはずです。
すっかりその気になってしまいました。
ところが、何と!、
マガジンの蓋を開けて良く見ると何か足りなさそう。
05
そう、フィルム巻上げの軸はありますが、それに嵌める巻取シャフトがありません。

おまけで貰ったカメラとは言え、主要な機能には異常がなさそうなのに、
フィルム巻取シャフトが無いだけで写せないのは悔しいです。
それで、作ることにしました。
材料は、百均の"Can★Do"で買った化粧水入れ。
06
これのキャップだけ使います。

まず、必要な深さをノギスで計りました。
07

そのサイズになるよう、キャップに目印を付けました。
08

後はルーターでカットしたり穴を開けたり、細ヤスリで穴の形を整えました。
09
完成!!

見てくれは悪いですが、次のように巻上げ軸とピッタリ噛み合います。
10

フィルムの装填の仕方は結構面倒くさいです。
暗袋ダークバックの中の難しい作業となるので、
不要なフィルムを用いて事前に明るいところで確認しました。
11

そして試写。
16mmフィルムについて、試写後に必要な現像やスキャニングは、
ミノルタ16の修理時に何度も訓練したのでお茶の子です。
撮影結果は次の写真です。
12
なかなか良いじゃありませんか。
これだけ写るとなると、いくらミノルタのおまけとは言え、
このヤシカも捨てるわけにはいかないし、大事に保管するしかありません。

コメント

_ アホの殿下 ― 2015年06月29日 18:58

まさか掲載当日にこちらに遭遇できるなんて運命かも!と思いました。小生この機種新発売時のヤシカのカタログ(必ずラインナップで全機種が載っていてたしか両観音開き??)を当時から複数家のどこかに持ってまして、親指と人差し指でダイヤルを挟んでボディーを廻すもんんだろうと理解してから早55年以上は経過したのかも…です。ミノルタ16Ⅱから相当数!所持使用しました。

_ タフちゃん ― 2015年06月29日 23:50

アホの殿下様、今晩は。
確かに小さい機種の場合、ボディを回す方が扱い易いですね。
16Ⅱから相当数をお使いになったとのこと、かなりのマニアとお見受けしました。
昔のカメラの中でも、このような小さなカメラは特に可愛い味があるような気がします。
そう、写りはどうでも良くて、手の上で転がしているだけで楽しいです。

_ kande ― 2016年01月18日 17:04

 フジトラベルミニのコーナーを見ておりましたらここに辿りつきまして懐かしく拝見させていただきました。Y16やミノルタ16Ⅱなど極小カメラは数数使わせていだきました。
このカメラやマミヤ16のマガジン確保で苦労したことを思いだしました。
当時は詰め替え用のライトパンの16ミリ用があったのですがなくなってからはミノルタ1
6のマガジンからの代用で使用しました。8x11のミノックスフィルムか゛らの引き伸ばしをしたことを考えると昨今のデジカメの2.3インチ等のフィルムサイズから半切などの引き伸ばしが明るい場所でできるなんて夢のようです。コンパクトカメラはジャンクで100円以下で売っておりますのでが使わなくなりましたのでカルディアミニの28ミリのレンズ部分のみを取り出してα7で使用しております。

_ タフちゃん ― 2016年01月19日 03:02

kandeさん、こんにちは。
お仲間にご訪問頂いてうれしいです。
昔のコンパクトカメラのレンズをα7に装着するなんて、なかなかの通ですね。
私もやってみたくなりました。
そういう尋常でない組み合わせで撮った写真は、また一味も二味も違いますよね。
お互いに、これからもカメラ遊びを楽しみましょう!

_ kande ― 2016年01月19日 08:12

早速のコメントありがとうございました。α7がでてからはAPSCサイズの画角にとまどがうことがなくなりました。画期的商品と思います。コンピューター的ブラックボックスです。従来のフィルムカメラ時代の問題がデジタル化とソフトで゛一挙に解決されたように感じております。ライカやハッセルはフィルム等の問題から2004年に処分(ゴミに捨てた) 
してしまいました。撮影が主体のカメラ狂いの重症患者です
皆さんと話をしますといい時代だったよなあー懐かしむ声ばかりです。
トラベルミニではニューヨークでの撮影や個展で二度ほどベルビアを入れて使用した
ことがあります。28mmの非球面レンズは画期的でした。レンズの進歩は画期的です。
ズームレンズの時代なんて信じられません。
16mmの現像にはisoのステンレスリールも使用しておりました。ミノックスの引き伸ばし機も使いました。浦郷さんのミノックス本などもなつかしいです。熱中しました。
現在はレンズの改造を行ってくれる方がいろいろいますので助かっております。
ややフランケンシュタイン的な作りが多いですか。宮崎製品は別物ですが。
無理なものは自分で細工して作っております。老眼と
右目がアウトなのでしこしこやっております。ニコンビカイチのレンズも先日インダスター
マウントのレンズを取り出して移植しました。すこぶる撮影は快調でした。
ないものは自分て作った方が早いようです。今後もよろしくお付き合いの程をお願いいたします。

_ kande ― 2016年01月19日 17:24

先ほどのコメントで浦郷さんのミノックス本は日本ミノックスクラブの本でした。
浦郷さんの本はライカマニュアルでした。申し訳ありません。
カメラ沼やレンズ沼にのめる込むと抜け出すことは大変困難です。特に極小カメラ等は
50年たっても未だに抜け出せずおります。スタートはスタート35kのボルタカメラでした。
ガスライト紙への密着焼きで楽しんでおりました。

_ タフちゃん ― 2016年01月19日 22:25

kandeさん、こんばんは。
私も、ミノックスやキク16などの「小もの好き」は治りません、多分一生。
それにしても、ライカやハッセルを処分されたとのこと、勿体なかったですね。
きっと産廃業者が救出して掃除して銀座レモンあたりに持ち込んでるんじゃないでしょうか。CoCo壱ビーフカツの例もありますから。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
スパム対策の質問をやむを得ず設定しました。お手数ですが当ブログタイトル「○○の風景」の○○を漢字で。

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://mejiro.asablo.jp/blog/2015/06/29/7688114/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。