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下落合に階段状マンション2016年05月04日

おとめ山公園の南側を東西に走る新井薬師道を散歩していると、
ちょっと広めの空地で、そこに来ると、ついカメラを向けてしまう、
そんな土地がありました。

そこで、いつの間にかマンション建設工事が始まっていました。
下落合ワンルームマンション
敷地奥で「おとめ山公園」に接する高い場所から、
手前の道まで徐々に低くなってくる階段式のマンションっぽいです。
面白そう!
どんな形状なのか興味深いです。

ここ数年の間に、この場所で次のような写真を撮っていました。
2013年2月に、NikonF+28mmで
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同年10月2に、Mamiya645+80mmで
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2015年3月に、NikonF3+24mmで、
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同年10月にNikonFTN+50mmで、
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この最後の写真は敷地の東側から撮ったものです。
鳥居が写っていることから分かるように、ここは神社の参道です。
現在はこんな状況。
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「東山藤稲荷神社」と言います。おとめ山公園の森に隣接しています。
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参道を逆に眺めると、次のように、ちょっと控えめな鳥居と、
その鳥居の赤に色彩を合わせたかのような寮が見えます。
「SHISEIDO Mes amis shimootiai(下落合の友達?)」と言う企業寮です。
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この工事現場を”Google earth”で眺めてみると、
次の写真の中央なのですが、おとめ山の緑と一体になっています。
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敷地の裏庭が「おとめ山公園」って贅沢なマンションですね。
しかも稲荷神社にも守られているなんて。
それはともかく、ここって元々何があったのでしょうか?
40年前の航空写真を眺めてみました。青線がおよその敷地境界です。
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手前に中層の共同住宅があり、
奥にはやっぱり階段状の共同住宅が建っていたように見えますね。
ついでなので、40年前の住宅地図も調べてみました。
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当該地には「ジュリー メゾン」なる記載があります。
(ジョリー メゾン、あるいはジョリ メゾン、かも知れません)

これから建設されるマンションは、
「コンシェリア目白」という名前の投資用ワンルームマンションだそうです。
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「投資用」って誰が住むのか分かりませんが、
敷地の奥の高みから南を眺めると、次のような眺望です。
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写真中央奥、ブルーグレーに霞んでいるのは、
大久保のJR社宅跡地に建てられた「住友不動産新宿ガーデンタワー」です。
この跡地開発は「新宿スカイフォレストプロジェクト」とか言われていました。
(スカイフォレストってネーミング、意味不明)
「日暮里富士見坂からの富士山への眺望」を妨げることで話題になったプロジェクトです。

結局、東京都内の景観とか眺望とかは、
良くも悪くも出たとこ勝負なのかなー、と感じます。
だから、私が気まぐれに写真を撮ることにも意味が有る、かな?

融通の利かないGS645とフード2016年05月06日

ずーっと欲しかった物がやっと手に入りました。
“フジカ FUJICA GS645”用の専用フードです。
コップのフチ子さんとフード
私にとって、レンズ保護と逆光時のハレーション防止のために、
撮影時に装着するフードは必須アイテムです。
ところがGS645用のフードがなかなか買えなくて、最近やっと入手したのです。
早速装着してみると、
フードを着けたGS645
一段と精悍な風貌で、良い写真が撮れそうでしょう?

このカメラとフードの特徴は、お互いに融通が利かないことです。
上の写真に写っているように、この蛇腹式カメラ、撮影時に蓋を開くと、
その蓋がレンズの脇に居座ってしまって、市販の円形フードが着きません。
だから、写真のように縁が一部欠けている「専用フード」が必要なんです。
そして、この縁欠けフード、他のカメラに着ければ遮光性に難ありです。
知らない人が見たら、欠陥品として捨ててしまうでしょう。

そんな訳で、国内にもあまり残っていないのかも知れません。
ebayで探しても、レア物だから14,000円くらいします。
多分定価の4倍くらい?
ところが先日、何の間違いか$29.99で売られていました。
“Buy it Now”だったので、即落札!!

数日後にデトロイトから飛んできました。
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このフードはデトロイトでどんな風に扱われていたのでしょう?
普通はカメラと一緒に保管されていて、売る時も一緒だと思うのですが。
ひょっとすると、カメラは壊れてしまって、
相棒のいなくなったフードだけ売りに出されたのかな?

ともかく私の元で新しい相棒を見つけたこのフードとカメラ、
これからは新コンビで目白の風景を眺めることになりました。
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”コップのフチ子”さんも、
新しいフードを通して眺める風景が気に入ったようです。

鷲の巣村のエズ2016年05月11日

前回モナコからの続きです)

1989年の夏の終わり、
ニースの空港からモンテカルロへ行くのにはタクシーを使いました。
険しい山道を3〜40分ほど走った記憶があります。
調べてみると、ニースから東へ向かう道路には、
山を縫う道路・海沿いの道路・その中間の道路と三本あるらしい。
そんな道路の一つを眺めた写真がアルバムに残っていました。どれかは不明。
崖を切り開いた道路
ニースからモナコへ
深い谷を跨いだ高架橋
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これらは「エズ Eze」の城砦跡から撮ったものです。
モナコから半日の観光旅行でエズに来たのです。
今でこそ「鷲の巣村」として知られるようになったエズですが、
1989年、当時の日本では、それほど知られていませんでした。
私も友人の強い勧めで来たものの事前情報はゼロでした。
その頃のガイドブックと女性誌(多分)に掲載されたエズの紹介記事も、
わずか数行の解説に過ぎませんでした。
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それも今見ると、ニースからのバスの所要時間が、片や20分、片や35分!

事前情報が無かった分、実際に見たときは心が躍りました。
麓のバス停から見える景色がこうでした。
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「あんなところに村があるのか!」と思いました。
そして村の中に侵入して頂上を目指します。
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"Jardin Exotique"に絶景の"Panorama"があるんですね。

村の中の細い小道を歩いて行くと、
一歩ごとに変化する魅力的な光景に、
「フィルムが何本あっても足りないよ」の気持ちになりました。
その一部を紹介します。
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そして「熱帯庭園 Jardin Exotique」のサボテン群を抜けて、
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頂上の城砦跡に着きました。
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麓から見上げたときに印象的だった「崩れかかった壁」が、
近くで見ると、青空をバックに更に魅力的でした。
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こういう廃墟的なものが、個人的には大好きなんです。
また、次の写真のように見下ろした地中海も、
手前の荒々しい手摺壁との対比が魅力的でしょう?
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面白いものもありました。
二枚目の高架橋の写真でも下の方に写っていたのですが、
その部分を望遠で撮ってみました。
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犬小屋が並んでいるような風景です。
でも、この写真を良く見ると分かるように、
各区画に十字架が付いていたりして、
これはきっと村人達のお墓、集団墓地なんですね

さて、南西側の地中海を眺めた二枚の写真がありました。
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手前の館、及び奥の半島の形状を比較すると、これらは同一視点から、
写す方向と焦点距離をわずかに変えて撮った二枚であることが分かります。
これにPhotoshopの"photomerge"機能を適用すると、
自動作成でパノラマ写真が出来上がります。
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中央右手に見えている半島が「ボーリュー Beaulieu」で、
その先端の「フェラ Ferrat 岬」は高級別荘地です。
後日、フェラ岬の魅惑的なホテルにも立ち寄りました(詳述予定)。

頂上からの帰り道の風景も、名場面の連続でした。
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この四枚の写真は、同一建物の様々な表情です。
最後の一枚に施設名が写っています。
「シャトー Chateau Eza」って呼ばれる、この地区で最も有名なホテルですね。

当時と違って、今ではネットから有用な情報が簡単に入手できます。
もちろん、エズに関する情報もたくさんあります。そのうち、
「シャトー Chateau Eza」の案内ページに次のような写真を見つけました。
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これを見て、私が撮った次の三枚の写真が、
実はそれぞれ連続する壁面の一部であることに気がつきました。
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せっかく気がついたからにはと、右側の二枚はphotomergeで、
左の一枚はphotomergeが上手く行かなかったので手動で、
ともかくそれらしい合成写真を作りました。
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結構上手く出来ているでしょう?
三枚の写真の関係に気がつくのに一時間、合成するのに一時間、
昔を思い出しながらの楽しい暇つぶしでした。

麓まで降りてきて、バス停でモナコ・モンテカルロへのバスを待ちました。
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多分、この写真の正面がバスの待合所だったような記憶です。
そして、待ち時間に立ち寄ったのが次の香水屋さん。
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「フラゴナール Fragonard Eze 支店兼製造所」とでも言うのかな。
南フランスの香りが、お店の中いっぱいに漂っていました。

続く

目白の夏日に超軽量オリンパス2016年05月15日

フィルム時代のオリンパスの超軽量ズームを買ってみました。
35-70mmのズームの中でも超軽・短小の一品です。
OM10のボディとレンズ込みの重量が、NikonF2のボディのみより軽い。
オリンパス対ニコン重量比較
カメラも時代物ですが、この計量器もそうとうですね。
重量比較は、630g 対 830gでした。

東京で早くも夏日を記録した先週末、
いつものAcros100フィルムを詰めて目白を"walk & shoot"。

千登世橋近くの路上で
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鬼子母神の境内にも日傘が登場
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法明寺参道の木漏れ日も眩しい
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夏のはしりを捉えることができたかな?

目白のお店(お勧め)更新版2016年05月17日

私のお気に入りのお店をブログで紹介し始めて四年以上になります。
既にいくつものお店が、紹介時点と異なる状態になっています。
今日は、そのうち閉店してしまった三軒を取り上げます。
元の記事は取り敢えずそのまま残すので、
いわばこの記事は「正誤表or更新版」のようなものかな。

メンチやコロッケが美味しかった「田中屋」さん。
田中屋今
年配のご夫婦がやってらしたのですが、
お店が閉まってから、もう一二年経つでしょうか?
次の写真は三年前の五月の店頭風景です。
田中屋昔
また、メンチ食べたいです。
(2016/08/17追記:10階建てのビルになるみたいです。お肉屋さんは?)
お知らせ看板

ランチや家族での会食に一番利用していた「シャーク」。
先日、その前を通りかかったら工事中でした。
年末か年初めに、八丁堀へ移転したそうです。
シャーク今
そういえば、もう数ヶ月訪れていなかったかも。
「TRAD目白」の目新しさが理由で、
そちらでパスタやピザをいただいていました。
また、少し前の会食も同じくTRAD目白の「南国酒家」でやりました。
この次の会食はシャークでって思っていたけど、無くなってしまった。
次の写真は四年前、よく利用していた頃のシャーク。
シャーク昔

もう一つ「菜々せ」。
次の写真は、四年前の四月のもの。
菜々せ昔
最近、女房がお昼にまぐろ丼を食べに行って、閉店のお知らせを見つけました。
菜々せ今
軽井沢に移転して、そこでオーベルジュを開くのですね。
きっと御主人の長年の夢だったのでしょう。
次の写真、旧店内は原状復帰の工事中でした。
菜々せ原状復帰
ここで使われていた厨房機器は、新天地へ運ばれて行ったそうです。
厨房機器がこれからも活躍できることを知り、何かホッとしました。
今度軽井沢(長野県佐久らしい)へ遊びに行ったら、
オーベルジュの「(新)菜々せ」、寄ってみたいですね。