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ジオラマの植木屋さん(2)2017年09月05日

<おとめ山公園・弁天池のメタセコイア>
前回)からの続きです。

弁天池夕刻のメタセコイア
おとめ山公園でシンボルツリーと言えば、
このメタセコイアが一番手かも知れません。
弁天池の中之島に屹立しています。
近づいて確認すると次のようになっています。
遠方の四阿の前に二本立っています。
弁天池の中之島

メタセコイアの枝ぶり
下の方の枝は、ほぼ水平に伸びるのですね。

この感じを既製の樹木キットで表現するのは難しそうなので、
次の「トゥリーク」なる芯材をLEMON画翠で買いました。
トゥリーク
12cm(1/150の模型だから高さ18mに相当)が5本で648円。
これを仕立てるとこんな感じです。
トゥリークでメタセコイア
葉っぱも、前回スダジイで使ったフォーリッジでは雰囲気が合わないので、
またまたLEMONで「美木成造」なる材料を買いました。
次の写真で右側がフォーリッジ、左側の平たいものが美木成造です。
葉っぱの材料
レンジフード用のフィルタを着色した感じです。
これを薄く剥いでさっきの芯材に巻きつけると完成です。
メタセコイア完成

ところで、今の写真で、メタセコイアの右手前に、
こちらも特徴的な樹木がもう一本あるのに気がつかれました?
ヒマラヤスギのつもりです。
実は、メタセコイアの樹形を最終確認するために、
おとめ山公園に行った時の写真が次です。
おとめ山公園
「あれ、メタセコイアに負けない高さのヒマラヤスギが何本もあるぞ」
と気がつき、気がついたからには、これも作らざるを得ません。
そして、芯材としては先ほどのトゥリークを使って、
トゥリークでヒマラヤスギ芯材
色を塗り、
着色
今度は「フォーリッジ」を適当に分割して接着すれば、
ヒマラヤスギ完成
完成!
メタセコイアとヒマラヤスギ、
それぞれの特徴を表現できたでしょうか?

続く

ジオラマの植木屋さん(3)2017年09月09日

<神田川の桜>
前回)からの続きです。

ジオラマで神田川の桜並木を表現してみることにしました。
まずは実物を観察。
神田川の桜
これはビックカメラ本社南の小道沿いの桜です。
他の場所でもほぼ同じですが、
桜の樹の高さはビルの3階分くらいで約10m、
並木の間隔も約10mくらいでしょう。
そして特徴としては、
葉っぱの密集度が低く、間が透け気味なところです。
また、葉っぱ自体も緑色は薄めですね。

そんな事から、葉を表現する材料としては、
次の写真左側の「美木成造」を使うことにしました。
葉っぱの材料
これを適当な大きさに切るとこうです。
美木成造
このまま使うのではなく、
少し引き伸ばしたりして透け気味にした方がそれっぽいです。
そして準備完了。
桜の模型の材料
樹幹と枝は標準の樹木キットのもの。
これに接着剤を纏わらせて、用意した葉っぱを乗せました。

合計10本の桜を作り、川沿いに配置して完成!
ジオラマの桜並木

ジオラマの神田川桜

続く

四阿と手水舎を作る2017年09月12日

前回)からの続きです。

ジオラマ模型の小物作りに勤しんでいます。
本日は、おとめ山公園の四阿(あずまや)です。
あまり人が近づかない見晴台近くに次のように建っています。
おとめ山公園の四阿
弁天池にもありました。
弁天池の東屋
これを模型にして置いてみたのが次の写真です。
03

材料はボール紙と木片だけです。
04
瓦屋根は、「鬼子母神堂」を作った時の残り。
この写真で中央が完成した一体、
その周りにあるのが組み立て前のパーツです。
次のようにベースの上に架構を組んで、
その上に別途組み立てた屋根を乗せるだけです。
05
この四阿の大きさを百円玉と比較してみると、こんな感じ。
06
結構ちいさいでしょう?
この写真の真ん中にあるのは、今回一緒に作った手水舎です。
手水舎をジオラマ上に設置したところが次の写真です。
07
鬼子母神参道の敷石脇に置きました。
屋根の下に手水鉢があるのが分かりますか?
現物は次の写真。
08
参拝者のために敷石脇に設えられています。
そして、手水鉢の写真が次です。
鬼子母神の手水舎
模型と瓜二つですね。

続く

いろんな柵を作る2017年09月15日

前回)からの続きです。

自分なりのジオラマ鉄道模型を作るためには、
自作せねばならない要素がたくさん出てきます。
そんな中でも「こんなもの」と思いつつ作ったのが「柵」
まずは、おとめ山公園で良く見かける「ロープ柵」。
見晴台へ登る階段や、
おとめ山公園の見晴台へ
みんなの原っぱへ登る階段にもありますね。
原っぱへ

次の材料で作れそうです。
ヒノキの細角材と極細針金(0.3mm径)です。
ロープ柵の材料
木片に針金を適当に巻き付けました。
この後、着色して、見晴台からの落下防止柵としてみました。
見晴台の二人
取り付けるには、杭打ちの要領で、
地面に空けた穴に一本ずつ差し込むのですが、
その時、他の杭が暴れてしまってうまくいきません。
「こんなもの」ながら、見た目以上に難儀しました。

さて、お次は鬼子母神の外周を形づくる石造りの柵、
というよりも「玉垣」です。
鬼子母神の門と玉垣
この石の柱を一本ずつ作るのはかなりの手間です。
それで、次の既製品を利用することにしました。
鉄路柵(古枕木)
鉄路柵(古枕木)という商品。
本来は次のように着色して、線路敷きの境界にするものですね。
使用例
これを次のように加工します。
加工
この写真で、上の元の状態から赤線下を切り落とし、
細角材を、上部と両端に接着しました。
そして、木部を石色に塗装し、敷地外周部に巡らせれば玉垣の完成。
玉垣完成
入り口両側の石柱には頭に擬宝珠も乗せました。

続く

高戸橋の鉄橋と面影橋を作る2017年09月21日

前回)からの続きです。

私のジオラマ鉄道模型の「川」は神田川をイメージしています。
だから、以前に桜並木を作りましたし、
今回は更に、高戸橋の鉄橋も作ってみました。

まず実物。
高戸橋の鉄橋
ここは撮り鉄スポットの一つ、高戸橋です。
緑色の鉄橋が見えますね。
そして、鉄橋側面をみると次のようです。
鉄橋側面
端部を見ると、
鉄橋端部
要は巨大なH鋼であることが分かります。

早速、手元の紙切れに製作図を書きました。
設計図
かなりいい加減。
ついでに都電停留所近くの面影橋も作ることにしました。
ボール紙で作って、アクリル絵の具を塗るだけなので簡単です。

完成した様子を実物と比較してみます。
まず鉄橋。
鉄橋実物

鉄橋模型
次に面影橋。
面影橋実物1

面影橋実物2

面影橋模型
どちらも、模型の方がそれっぽいような気がしませんか?

続く