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石畳の美しい大徳寺2018年01月20日

前回)からの続きです。

今年正月に京都観光をしました。
その復習をし、ブログにまとめたりする過程で、
1993年にも日帰りで京都旅行をした事を思い出しました。
すっかり忘れていたのです。
また、その時の写真も発見する事ができて、
何か二回ぶんの旅行をしたような得した気分になりました。

さて、今年の元旦に、
下鴨・上賀茂神社にお参りした後に訪れたのは大徳寺ですが、
1993年にも、この大徳寺を訪れて写真を撮っていました。
昔の大徳寺の築地塀と松

昔の大徳寺の石畳
この雰囲気ですよね。
塔頭を結ぶ石畳の敷石と砂利敷き、その両側の松と築地塀、
これらの醸し出す雰囲気が心地良いです。

この雰囲気は、今年も同じでしたよ。
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場所によって敷石のパターンが異なっているのも良いです。

総門から中に入った時に、最初に目にするのが朱塗りの山門。
93年の写真と今年の写真を次に載せました。
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93年の写真に「金毛閣」との文字が読み取れますが、
これは上層部分の名称です。
ここに利休の木像が設置され、
その尊大さに立腹した秀吉が利休に切腹を命じたそうです。
そんな風に、歴史上の人物や出来事と、
目の前にある建物が関連づけられると更に興味が深まります。

さて、大徳寺の石畳の中でも、特に美しいのが高桐院の参道です。
特にカエデの季節が素晴らしいそうです。
(残念ながら、私自身は紅葉の時期に訪れた事はありません)

ところで、93年に高桐院を訪れた事は忘れていましたが、
先日発見したその時の写真によれば、
私はちょっと珍しい状況に遭遇していたようです。
偶然、参道が改修中だった時なのです。
06高桐院の参道工事中
でも、「工事中で残念!」と思うよりは、
きっと、珍しいものを見て、喜んでいたと思います。
というのは、なかなか良い雰囲気の写真だからです。
敷石と竹手摺、松と築地塀、これらの改修作業を、
職人さんが手作業でやってる感じが伝わってきませんか?
仕上がりが待ち遠しくなるような風景ですよね。
ちなみに、この高桐院、今回は屋根の修復工事のため拝観休止中でした。
そんな巡り合わせなのですが、拝観が再開されたら再訪したいですね。
そして美しい参道はもちろん、
次の写真の茶室「松向軒」の現在の様子も比較したりして、楽しみたいものです。
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大徳寺の写真では、1993年よりも更に遡った1973年のものもあります。
昔の真珠庵の山門
立柱に刻まれた文字から分かる通り、これは真珠庵の山門ですね。
そして山門の奥に、小さな門が僅かに見えていますが、
その小さな門を近づいて写した写真が次です。
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この門の奥に有名な庭園や茶室があり、それも見学したはずですが、
いずれも撮影禁止だったのでしょう、写真は残っていません。
また、この真珠庵は一般公開はしていないそうです。
この時は特別な見学の許可をいただいていたのですね。

拝観予約もせず、行き当たりばったりの観光旅行をしていた今年は、
真珠庵の隣の大仙院に伺いました。
こちらは通常公開です。
次の写真で左が大仙院、右手に見えているのが真珠庵の山門。
11
45年前とほとんど同じ風景ですが、
ちょっと雰囲気が違うのは、
昔は春の光、今年は冬の光で撮っているからでしょうか。

ちなみに45年前のカメラは一眼レフのミノルタSR-7、
25年前のカメラはフジトラベルミニ。
トラベルミニ
このミニは安い大衆向けカメラながら、これで撮った写真も、
この大徳寺の写真のように退色して雰囲気が古めかしくなると、
何かビンテージ感が出てきますね。

続く

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