▪️次のボックスに適当な文字列(複数可)を入力して、当ブログ内を検索できます ▪️下の目次タイトルをクリックするとテーマ別過去記事の目次へ飛びます
    ・目白の風景 今昔:目次
    ・吉祥寺の風景 今昔:目次
    ・昔と今の写真(番外編):目次
    ・地中海バブル旅行etc.:目次
    ・旅のつれづれ:目次
    ・母のアルバム:目次
    ・目白ジオラマ鉄道模型:目次
    ・すべてのカメラに名前がある:目次

沖縄首里城8年前の新春の宴2019年11月01日


沖縄首里城8年前の新春の宴
2011年の元旦に沖縄首里城の「新春の宴」を観ました。
風の強い日でした。
次のビデオでも、大きな風切り音が入っています。


展示されていた模型も立派でした。
02

03

04

首里城の正殿を遠望。
05
昨日の火災で、この正殿などが焼失したそうです。

ニコンS用レンズをα7に2019年11月08日

標準レンズ「NIKKOR-H・C 1:2 f=5cm」はなかなかの良品でした。
Nikon_S2
そうなると、デジタルでの写りも試してみたくなります。
そのために必要なものは、アダプターですね。
ニコンS(Nikon S)内爪式 → SONY-NEX
という極めてレアな変換アダプターです。

探すのに苦労しましたが割合低価格の商品を入手できました。
ニコンSレンズ用アダプター

02
このアダプターの特徴は、
アダプターに焦点調節機構(ヘリコイド)が付いていることです。
上の写真でわかるように、
NikonS用の標準レンズは単なる筒に過ぎませんので、
ボディ側に(ということはアダプターに)ヘリコイドが無いと、
撮影時にピント合わせができないのです。

そんな複雑な機構が必要とされるため、
メーカーから市販されているアダプターは高価で、
私のような遊び目的では買えません!
と、一旦あきらめたものの、
後日、思い直してebayやヤフオクで探して見たら、
見つけました。
ノーブランド品、というよりも素人の手作り品という感じでしょうか。
だいたい6,000円から10,000円くらいで売られています。
そんなアダプター、安価だけれども、
カメラに装着してチェックしてみると、そこそこの精度は有りそうでした。
03

それで試写のため、新目白通りから目白台をお散歩。
ピント合わせには、
α7IIのフォーカスピーキングを利用して撮影しました。
04
数コマ撮影したのち、
その場で画像を拡大してチェックしてみると、思いっきりピンボケ。
でも、これは私の腕のせい。
普段はオートフォーカスで撮影していますから、
ピーキングの山の把握に慣れていなかったのです。
だんだん調子が出てきて、良い具合に撮れるようになりました。
05

06

07
「Nikkor 50mm f2」の性能の高さが実感できるでしょう?

こうして、Sレンズの性能は確認できたものの、
昔の一眼レフでのピント合わせに馴染んだ私には、
フォーカスピーキングはいまいちでした。
それで、数日後、
今度は中心部を拡大してピントチェックする方法で、
おとめ山公園を撮影。
フルサイズ機で撮るなら、やはりこの方式ですね。
次のように狙った箇所にしっかりフォーカスできました。
08

09
ちょっと話が逸れましたが、
この後はアダプターの考察に戻ります。

続く

ニコンS用レンズをα7に(続き)2019年11月13日

前回)からの続きです。

ニコンS(Nikon S)→ SONY-NEX
という珍しい変換アダプターを購入し、試写してみたのが前回。
アダプターとS用レンズは、
次の写真の「内爪」部分が噛み合って固定されました。
ニコンS用アダプター
この機会にニコンS型のマウントについて勉強してみると、
レンズ固定に使用される「爪」には、
標準レンズ用の「内爪」と、
広角・望遠レンズ用の「外爪」があるそうです。
この写真でもわかるように、
私の入手したアダプターには、どちらの爪も用意されていました。

ということは、この外爪を生かすレンズも欲しいですね。
それで買ってみましたよ。
" NIKKOR-P・C 1:2.5 f=10.5cm " です。
ニコンの10.5cm
105mmでなく、10.5cmと呼ばれているところが「時代」ですね。
なぜこのレンズを選んだかというと、そう、この焦点距離が好きなんです。
以前、「Nikonのガチャガチャ」なる記事で、
私が「ニコン Nikon F2」を使用していた40年前の愛用レンズ
「NIKKOR-P・C Auto 1:2.5 f=105mm」を、
再入手した話を書いたことがありました。
次の写真の右側のレンズです。
03
この時も、既に105mm(写真左のAi-Sタイプ)を持っているにも関わらず、
昔の外観が懐かしく、この梅鉢リングの105mmを入手したのです。
というわけで、結局、ニコンの10.5cm(105mm)が三本揃いました。
04
左がレンジファインダーのニコンSマウント用、
右の二本が一眼レフのニコンFマウント用です。
三本の推定年齢は、左からそれぞれ60歳・40歳・20歳です。

10.5cmのレンズを " SONY α7II " に着けて試写しました。
お散歩エリアは、新目白通りから目白台と前回と同じ。
6年ほど前にも、何度も歩いたエリアです。

フィットネスジムの外観
05
06

07
08

09

豊島区の「富士見坂
豊島区の富士見坂

この10.5cm、本当にしっくりくる画角です。
またまた、話が逸れましたが、
次回こそアダプターの考察に戻ります。

続く

ニコンS用レンズ→NEXアダプター2019年11月19日

前回)からの続きです。

「ニコンS2」の標準レンズを「ソニーα7II」で使用するために、
『ニコンS(Nikon S)→ SONY-NEX』
という変換アダプターを探し始めた時、
私を一番困惑させたのは、その値段でした。
一応、何種類か存在するものの、
次に例示するように、全てが非常に高価なものでした。

1.キポン KIPON_CRF-NEX_I
キポンのニコンS用アダプター

03
これは、前回ふれた内爪・外爪の両方式のレンズに対応しています。
内爪部にヘリコイドを備えているので、
内爪式標準レンズをつけた場合は、
そのヘリコイドでピント調節ができるのですね。

2.焦点工房 SHOTEN CRF-SE II
焦点工房のニコンS用アダプター
この製品も、内爪・外爪の両方式のレンズに対応しています。
アダプター全体を繰り出すヘリコイドを備えているのが特徴で、
外爪式の広角・望遠レンズを装着すると、
マクロレンズになりますね。

3.コシナ S→VMアダプター+VM-E Close Focusアダプター
コシナのニコンS用アダプター

05
これは、内爪用のバヨネットを持つアダプターと
ヘリコイドアダプターを組み合わせる方式です。
面白い方法ですが、外爪に対応していないのが残念です。

と、この三種類、
いずれも楽しそうな製品なのですが、何と言っても価格がネック。
ちょっと遊び気分で買う感じではないです。
いずれも製造は中止されているので、レア物の値段になっています。

というわけで、名の通ったメーカーの製品を入手するのは諦めて、
前々回)紹介した、ノーブランドの手作り品を購入したわけなのです。
06
改めてこのアダプターを眺めてみると、次のような状況でした。
07
一部が消されていますが、「L39-NEX」と読めますね。
すなわち、土台となっているのは次の製品のようです。
08
これは、ライカスクリューマウントのレンズを、
SONYαシリーズに使用するためのアダプターです。
ということは、この製品のスクリュー部分に
ジャンクカメラから切り出したマウント部のみを、
強引に押し込んだもの、
それが、私の購入したアダプター、という訳ですね。
09

ここで、もう1ステップ、考えを進めてみます。
先ほど、コシナの「S→VMアダプター」を取り上げました。
これは内爪方式にしか対応していませんでしたが、
少しばかりモディファイすれば、
内爪・外爪の両方式に対応した製品も作れるはずです。
そして、その製品のボディ側マウント形状が、
汎用性のあるライカマウント(L39 or M)でできていれば、
ニコンSマウント→ライカマウント→SONY-NEX(α)マウント
となるアダプター二段重ねの図式を完成させるのは容易なはずです。

と予想して、そんな製品を探して見たところ、見つかりました!!
次の写真の一番手前に光り輝くリングが見えるでしょう?
最強のNikon_S用アダプター
これが求めていたアダプターです。
ちなみに、α7II本体との間に置いてあるものは、
中間に挟むべきアダプターで、二種類あります。
求めていたアダプターを、左側の普通の、
「ライカマウント→SONY-NEXアダプター」と次のように重ねれば、
11
ごく普通のニコンSマウント→SONY-NEXアダプターとなります。
また、写真右側の「LM-EA7」と組み合わせれば、次の通り、
LM-EA7でニコンS用レンズをAFに
何と「オートフォーカス」の「Nikon_S→NEX adapter」となるはずです。
これってマニア度から言えば、最強のアダプターではないでしょうか?

続く

ニコンS用レンズでオートフォーカス2019年11月26日

前回)からの続きです。

世の中に数多あるレンズアダプターの中でも、
最高峰と思えるものを前回見つけました。
その名は、"Amedeo Adapter"。
Venezuela製の高精度アダプターです。
ベネズエラのアメディオさんが、自宅の工房で製造しているのですね。
最強のアダプター
あまりに趣味的すぎて、日本国内ではほとんど売れなかったようです。
現在、まともに扱っている店舗は、ほぼゼロでしょう。
それに、どこかのカメラ屋さんで見つけることができても、
とても高価です。
私は、アメディオさん自身のebay店でmake offerして、
送料込みでもかなり安く買うことができました。
ちなみに、商品説明文は次のようでした。
" Nikon S rangefinder lenses to Leica M3 M8 M9 adapter ring.
Nikon Nikkor S to Leica M mount adapter. "

届いた商品を、まず、Nikon_S2のマウントと比較。同じ形状でしょう?
最強のアダプターとNikonS2
これを「LM-EA7」と二段重ねにしてα7IIに取り付けたのが、次の左。
02
ニコンS用レンズをオートフォーカスで使用する準備完了です。
次の Nikkor f=5cm の標準レンズを取り付けて見ます。
03

04

そしてオートフォーカス撮影開始。
学習院馬術部の大イチョウ。
05
ニコンのレンズは、一般にコントラストが高いと言われていますが、
この写真の高コントラストは、デジタルセンサーの特性でもあるのかな。
次は、高戸橋のハト。
06
同写真の拡大。
拡大
オートフォーカスによるピント合わせはOKですね。

明治通りの歩道橋の上から、
「あ!あのタクシーに手を上げてる女性を撮ろう」という、
咄嗟の時でも、十分高速にピント合わせができました。
07

ところで、このレンズ、
優秀だけれども絞り開放では少し甘めの画質になるのは、
他のレンズと同様です。
やはり、f4〜8まで絞ることが望ましいです。
一方、「LM-EA7」の取り扱い説明書には、
「レンズの絞りを絞ると合焦速度が遅くなりピントが迷いやすくなります」
として、
「開放絞りでピントを合わせた後に、必要な値まで絞ること」
を推奨しています。
とは言え、一々この絞り込み動作をするのは面倒なので、
f5.6程度までは、そのままオートフォーカスさせました。
それでもAFは効きました。
以下に実例で、絞り込みによる画質比較をしました。
歩道橋から池袋方面を、絞り開放のf2で撮影、
08
f5.6で撮影、
09
5.6の方が、さすがにキリッ!としています。

高戸橋の交差点を通過する都電をf2で撮影、
10
f5.6で撮影、
11

学習院下のバス停とイチョウを撮影、f2、
12
f5.6、
13

続く