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ロンシャン競馬場の凱旋門賞Paris_Photo_Map作成(4)2020年09月05日

前回)からの続きです。

日本における競馬の国際競争「ジャパンカップ」では、
1981年の第一回開催当時は、やはり日本馬は劣勢だったものの、
近年は日本馬が優勝するのが当たり前になってきました。
それに対して、国際競争の最高峰に位置付けられる「凱旋門賞」では、
現在でも日本馬はほとんど歯が立たず、
国内では超一流馬の評価を受けた「オルフェーブル」が、
2012年と2013年にいずれも2着になったのが最高の成績です。

次の写真は私が観戦した2011年に日本から参加した
「ヒルノダムール」の出走前の姿です。
ロンシャン競馬場のヒルノダムール
さすが凱旋門賞、出走馬は一頭一頭次のように紹介されます。
ロンシャン競馬場の競走馬紹介
ヒルノダムールは、この年の日本の天皇賞馬ということで4番人気に支持され、
私も単勝馬券を買って応援したものの結果は10着惨敗。
残念でした。
ちなみに優勝した「デインドリーム(3歳牝馬)」はドイツ馬ですが、
馬主は日本人の吉田照哉氏というところがちょっと皮肉かな。

馬券的には儲からなくても、
開催地のロンシャン競馬場は素晴らしかったです。
会場の雰囲気は、その日の天気と同様に華やかでした。
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私も売店のサンドイッチを買い、ピクニック気分です。
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出走前の楽団のパレードが緑のターフに映えてましたね。
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出走馬の当日の調子を見定めるためのパドックも、
日本では馬丁さんが手綱を引いて周回するだけの場所ですが、
ロンシャンでは、まるで森の中を散歩させるような感じでした。
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さて、凱旋門賞観戦が旅行の主目的であるかのような書きぶりですが、
実はそうではなく、
凱旋門賞と今回の旅行が、たまたま重なったというのが真実です。
前日の夜、新聞を見て
「あれ!、凱旋門賞って明日開催なんだ」と気がつき、
せっかくだから行ってみようか、となったわけです。
そして、急遽お勉強。
ネット情報を集めて、ホテルのベッド上で纏めてみたのが次のメモ。
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競馬場へのアクセス、出走する日本馬の馬番、
馬券の種類とフランスでの呼称、入場料などを調べていますね。
ちなみに次のように、馬券売り場で行列している雰囲気は全世界共通。
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一番不安だったのは、きちんと競馬場まで行けるか?でしたが、
地下鉄Porte d'Auteuil駅を出る時点で、
周りは明らかに競馬目当ての人たちばかり。
その人たちに付いていくと、
すぐそこが競馬場行きの無料バスの発着場でした。
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バスの中では「日本からも有力な馬が出走してるね」
と話しかけられたりしましたよ。
このバスのルートも抜群でした。
全仏オープンテニスの会場となるローラン・ギャロスの脇を通ったりするのです。
まあ、ブローニュの森とセーヌ川に挟まれた競馬場ですからね。
総合的な都市の成り立ちが、やっぱりパリでした。

この日、10月2日の昼の旅程図が次です。
10/02の昼の旅程図
パレ・ロワイヤルの庭園を見て、
次はルーブル美術館と思ったら日曜の無料開放日の大混雑で諦め、
代わりにオルセー美術館へ。
こちらも無料でしたが、入場者は少なめでした。
その後、サンジェルマン通りの地下鉄Solferino駅から、
先ほどの無料バス発着場まで行き、ロンシャン競馬場へ。
競馬観戦の後は一旦ホテルに戻り、夜の部に備えました。

続く

モンマルトルの夕景 Paris_Photo_Map作成(5)2020年09月14日

前回)からの続きです。

モンマルトルの夕景
旅先で見る夕暮れ時の風景には、旅情をかきたてるものがあります。
特に観光中の市街地を、小高い丘の上から眺めるのが好きです。
このエッフェル塔の夕景もそうでした。
これは「モンマルトルの丘」から塔を遠望したものです。
同じ思いの観光客が次の写真のようにたくさんいました。
夕刻のモンマルトル

この日、凱旋門賞を観戦した後、一旦ホテルに戻り、
夕暮れとともに再度外出し、
丘へ登るケーブルカーに乗車したのは、18時過ぎでした。
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丘の上にある有名な「サクレクール寺院」の前で記念写真。
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ここからパリの市街地を見降ろしました。
その様子が次です。
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写真左端にパンテオン、中央にルーブル、樹影の上にモンパルナスタワーです。

何年後かにこの夕景写真を見た時、それら主要な建物を判別できるよう、
少しズーミングして撮影したものが次の数枚です。
まず、次のパイプ細工のような現代建築はポンピドーセンターです。
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次の写真では、画面左端にノートルダムの双塔、
中央にサントゥスタッシュ教会、奥にパンテオンのドーム屋根。
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次は、台形屋根の集合がルーブル美術館、
その裏手にサンジェルマンデプレ教会の尖塔、
その左手奥にサンシュルピス教会の双塔。
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最後がモンパルナスタワーです。
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この後、視界を遮る樹木を避けてエッフェル塔を撮ったのが最初の写真です。

この日のモンマルトル散策に満足し、ケーブルカー脇の石段を降りました。
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そこからメトロに乗ったのか歩いたのかは記憶不明ながら、
写真のExifデータを見る限り、
階段を降りた一時間半後には、レストランで食後のコーヒーを飲んでいました。
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ここで私に課せられた命題はこの「レストラン」名を特定する事。
旅行メモには「ホテル近くのブラッスリーで夕食」としか書かれていません。
又、写真のGPSデータから読み取れる位置情報も、少し狂っているようでした。

でも、店内の私たちの席から屋外のテラス席を写した次の写真に、
ヒントがありました。
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テラス席を覆うテントの左奥に見えている建物を、
ストリートビューで探してみると、次の建物がそれっぽいです。
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ということは、道路中心から、
この建物の逆方向を見た次の建物が、私たちの居た場所のはずです。
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この「LE GRAMONT」が10月2日の夕食をいただいたブラッスリーですね。

この夜の行動をフォトマップにまとめると次のようになりました。
10/02夜のフォトマップ

続く

ルーブルとポンピドー Paris_Photo_Map作成(6)2020年09月20日

前回)からの続きです。

10月3日、この日は月曜日。
「ルーブル美術館」は日曜日は無料開放で混雑し、火曜日は休み。
ということは私たち、この月曜日に行くしかありませんでした。
まず、現代のルーブルといったら、やはりこのガラスのピラミッドですね。
昔の宮殿の建物との調和が素晴らしい。
ルーブルのピラミッド
この地下は、次のようにエントランスロビーになっていて、
ナポレオン・ホールと呼ばれています。
ナポレオン・ホール

物凄い量の美術品を鑑賞しましたが、
やはり記憶に残るのは、超有名なものばかり。
・サモトラケのニケ
サモトラケのニケ
・ミロのヴィーナス
ミロのヴィーナス
・モナリザ
モナリザ
かなり端折っても、約3時間の鑑賞時間が必要でした。

お昼は近くのレストランで。
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ここはパンフレットを持ち帰ったので店名もバッチリ。
Le_Fumoir

その後、リヴォリ通りを散策し、途中で北上し、
現代芸術の殿堂「ポンピドゥーセンター」へいきました。
ポンピドーセンター
これまで建築雑誌等では何回も目にしたものの、
実物を見ると、良くこんなもの建てちゃったな、と素直に驚きます。
外壁補修工事のために全面足場を組んだような建物ですから。
でも次の排気塔らしきものは素晴らしい。
排気塔
とってもユーモラスでエスプリを感じました。

内部も「芸術文化」の既成概念を破る空間でした。
内部
一見、IKEAかコストコに見えてしまう。

とにかく、パリにおける美術・芸術の二大拠点を堪能し、
とりあえずホテルに戻ることにしました。
夜の活動前に、ある程度エネルギーを補給せねばと、
" PAUL " と
パリのPAUL
" MONOPRIX " モノプリに寄りました。
パリのMONOPRIX
この写真を発見して、ちょっと嬉しかったです。というのは、
にも書いた通り、現在は閉鎖されたモノプリだったからです。

10月3日の昼の行動をフォトマップに纏めると、次のようになりました。
1003昼の旅程図

続く

パリオペラ座でバレエ鑑賞 Paris_Photo_Map作成(7)2020年09月21日

前回)からの続きです。

移動経路の分かりやすいフォトマップとなるよう、
これまで、1日を昼と夜に分けて作成していましたが、
この10月3日は、分ける必要がありませんでした。
なぜならこの日の夜は、オペラ座に行っただけでしたから。
それで、オペラ座部分を前回の10/03昼のフォトマップに付け足しました。
それが次の一枚。左上部にオペラ座。
パリフォトマップ

PAULとMONOPRIXでパンと飲み物を購入した二時間後、
(多分、ホテルで軽く腹ごしらえをしたのだった)
私たちはガルニエ宮(オペラ座)のバルコニーから、
パリ市街を見下ろしていました。
オペラ座のバルコニーで
もちろん建物内部の豪華な意匠も必見でした。
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ここで、シャンパンなど飲みながら談笑するのですね。

ちなみに、このオペラ座でのバレエ鑑賞も、
凱旋門賞の観戦と同じく、パリに来てから決めたことでした。
ホテルに到着してから、改めてガイドブックを眺め、
こちらでもチケットを容易に入手できることを知ったからです。
それで、10/1の市内観光からホテルへの帰り道、ちょっと遠回りして、
オペラ座の裏手窓口で次のチケットを購入したのです。
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選択肢として、とっても安いチケットもありますが、
今回は少し高めの70フラン(カテゴリー2)にしました。
2階のボックス席でした。
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だから、舞台も次のように良く見えました。
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中には、肝心の舞台が全然見えない席もあるらしいです。
その人たちは、きっと、オペラグラスで向かい側のボックスを眺め、
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舞台を見る代わりに、美しい御婦人を探すのでしょうね。
目を上に向けると、次の写真のように天井も見事でした。
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一目で分かる通り、これはシャガールの作品です。

バレエの幕間にはボックスの外に出て、
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パリ社交界に仲間入りしたつもりになりましたよ。
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そして開幕から二時間後にフィナーレ。
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この日のバレエは「フェードル」と「プシュケー」でした。
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蛇足ながら、オペラ座といっても、主にバレエの公演が行われています。
それは、オペラの中心が、
バスティーユの「新オペラ座」に移ったからだそうです。

続く