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8万円の便利ズームで錦織圭を撮る2024年10月01日

テニス選手の錦織圭くん(34歳)最近復調気配です。
9/29の日曜日の夜、有明コロシアムで「木下ジャパンオープンテニス」の準々決勝に出場した錦織選手を見てきました。
相手はデンマークの21歳ホルガ・ルーネ選手。
錦織圭の登場



錦織は当初好調で次の写真のスコアボードに表示されているように、3ゲーム連取のスタート。
最終的にはフルセットの激闘の末に敗退するのですが、躍動するプレーは全盛時のものでした。

今回は贅沢にもコートサイドでの観戦です。向かい側にTV中継用の大型カメラ。
ということはプレーする選手越しに私も映っているはずと思い、帰宅後に確認してみるとありました。次の赤丸。
怪しげですね。まるでお忍びで有明に来てるかのような雰囲気です。


さて、ここからが本題。
動きの激しいスポーツを撮るのは難しいです。
今回採用した撮影設定をメモしておいて、次回の参考にしようと思います。

まず、デジタルカメラの良いところは撮影直後に今撮った写真が表示されるところ。
いわゆる「オートレビュー」ですね。
デフォルトで、シャッターを切った直後に約2秒間、自動で表示されます。
でも、ファインダーを除いて撮る私の撮り方では、
その2秒間は、現在進行中のリアルな状況に目を塞ぐ2秒間になってしまいますので、
スポーツなどの変化の激しい被写体には不向きです
というわけで「オートレビュー」は「切」にしました。

次にドライブモードについて。
決定的瞬間を一枚撮りで物にするのは至難の技です。
ですから、ドライブモードは連続撮影(今回はHi)として、
数枚の連続写真の中からベストショットを選びました。

次にファンクション(Fn)メニューボタンを押して、
その中ではサイレントモードを「ON」にします。
自分のシャッター音は快感ですが、他人のは耳障りですよね。
また動きが激しい被写体に対してはフォーカスエリアは「ワイド」が良いと思いました。

また、選手にピントを合わせつつシャッターチャンスを待つには、
「AF-ON」ボタンを押しつつカメラを構え続けます。
狙った選手が画面の中で上下左右に移動してもピントを追い続けてくれます。

こんな感じで今回使用したレンズは、
09/20の記事「便利ズームで名月撮り比べ」で使用したレンズです。
この左側の方ですね。
28-200mmのズームで、お値段は8万数千円もしました。
でも「SONY α7c II」用の交換レンズとしては低価格らしいです。
一方、この写真の右側の古い方は「Nikon」用で、
9年ほど前に「6万円のタムロンズームで錦織圭を撮る」を書いた時に使ったレンズでもあります。
こちらの方は安いのに焦点距離は28-300mmと高倍率です。
とはいえ、NIkon用をSonyには使えないし複数マウントのカメラを所有するのは贅沢ですね。

FUJICA_GS645に故障発生?2024年10月13日

曇天の日曜日、ふと思い立って中判フィルムで遊んでみることにしました。
カメラとフィルムはGS645とイルフォードのHP5プラス。
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この蛇腹式カメラはレンズ部分に機能が集約しすぎていて、
撮影設定に難儀します。
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シャッター・絞り・距離を指先で微妙に合わせなければなりません。
まあ、そこが楽しいとも言えるのですが。

お散歩写真の行き先は鬼子母神。
丁度マーケットが催されていました。
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この写真はiPhoneですが、次の中判フィルムも良いでしょう?
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さて、現像した時、ほとんどのコマがきちんと写っていた中で、
あれ!?と思うコマがありました。
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3枚目が真っ黒ですね。
いろいろ原因を考察してみた結果、
これはレンズを通してフィルム室に過剰な光が取り込まれたからだと考えました。
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なぜなら、フィルムの黒い部分とフィルム室の形が同じだからです。

こうなった原因としては、経年劣化によるシャッターの不調が疑われます。
1/250程度で切ったはずのシャッターが
なぜか「開放」のまま閉じなかったのでしょう。
いわゆる「タイム(T)」状態になったわけです。

その不調の程度を確認するために何回か試し切りをしてみました。
ところが何ら不調を示すような動作はありませんでした。
そこで、カメラをあちこち眺めたり触ったりしていて、
原因がわかりました。
次の動作です。

画面中央のボタン(周囲が朱色のもの)、
これを押すとシャッターが開きっぱなしになることを発見したのです。
このボタンは、フィルムを巻き上げてシャッターをチャージすると飛び出し、
レリーズすると引っ込むので、撮影準備ができてるかどうかを示します。

先日の私は、カメラを携帯している時に、
間違ってこのボタンを押してしまったのでしょう。
でも、この間違いは、ついやってしまいそうです。
カメラの設計としては如何なものかと思いますね。

そして最後に、このブログ記事を正確に書くために、
カメラのボタン類の名称を確認してみました。
あのボタンとか、赤いボタンとかでは学術的ではないです。
多分「シャッターチャージ確認ボタン」とか書いてあるかな、
と思い使用説明書のページを繰ってみました。
すると「各部の名称」のページに記載されていましたが、
何とその名前は「タイムボタン」でした!
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つまりカメラが不調で長時間露光しちゃったのではなく、
カメラは正しく機能して、タイム露光したのでした。

カメラの状態の良さを喜ぶべきか、
私の迂闊さを嘆くべきか、何とも。

ブローニーフィルムカメラの人気上昇中?2024年10月14日

昨日の記事「FUJICA_GS645に故障発生?」の続きです。

久しぶりにブローニーフィルムを遊んでみたせいか、面白い新聞記事に遭遇しました。
山頂のカメラはMamiya7
石川直樹さんという写真家がヒマラヤにあるシシャパンマという高山に登頂した話でした。
その記事で私が注目したのは、山の頂上で彼が手にしているカメラです。
このような状況では、NikonとかCanonのデジタル一眼レフを手にするのが普通ですよね。
でも写真に写っているのは違うっぽいです。
元の写真にあたって拡大してみると、これは「Mamiya 7」シリーズのようです。
巻き上げレバー・シャッターダイアル・レンジファインダーの形状から判断できます。

そして、更にこの写真家について調べてみると、
「石川直樹さんが今もフィルムカメラを使う理由」(https://www.tfm.co.jp/challenge/onair/detail.php?id=314)
というネット記事の中で、
「特に山なんて、数グラム軽くしていきたいっていうか、ホントにお菓子の包み紙とかも取っていくような世界なのに、わざわざフィルムなんて持っていく人はそれこそちょっとMっぽいですよね」
と発言していました。

そんな記事を読んで、私も「Mamiya7」シリーズで写真を撮ってみたくなり、中古の相場を調べてみたところ、普通に40万円くらいしていました。
ちょっと特殊なフィルムカメラは実用性を超えてヴィンテージ化しているみたいですね。
ブローニーフィルム用のカメラについては、私もGS645以外にマミヤの二眼レフとか持っています。
今後の値上がりが楽しみです。