▪️次のボックスに適当な文字列(複数可)を入力して、当ブログ内を検索できます ▪️下の目次タイトルをクリックするとテーマ別過去記事の目次へ飛びます
    ・目白の風景 今昔:目次
    ・吉祥寺の風景 今昔:目次
    ・昔と今の写真(番外編):目次
    ・地中海バブル旅行etc.:目次
    ・旅のつれづれ:目次
    ・母のアルバム:目次
    ・目白ジオラマ鉄道模型:目次
    ・すべてのカメラに名前がある:目次

ILFOCOLORとEDIXAで鬼子母神2026年05月18日

「Rollei digibase C41」でカラーネガフィルムの現像を始めてから十数年経ちました。
そのデジベースが入手できなくなって以降、数種類の現像キットを試してみましたが、
いずれも原材料が粉末で、それをお湯に溶かして指定数量の薬液を作るパウダータイプでした。
これは粉末の飛散も防止しなければならず結構気を使いました。

今回、次の写真の「ILFOCOLOR(イルフォカラー) C41 エコシリーズ」を購入しました。
ILFOCOLOR
左奥が十数年前のローライの空箱、手前がILFOCOLORの製品(4つの箱)です。
ILFOC0LORはRolleiデジベースのような” Ready to use ”ではないものの、原液が全て液体でした。
これを水に溶かすだけなのでとても簡単に薬液が作れました。

おとめ山公園で撮影したフィルムを現像してみました。
何か「ヌケ」が良い仕上がりのような気がします。
02
ちなみに機材は、Minolta X-700+MD Rokkor50mm+Kodak ColorPLUS 200です。

3カットほどを抜粋。
03a

03b

03c

しばらくはこのILFOCOLORを使用するつもりですので、
備忘録として以前まとめた私なりの現像レシピをバージョンアップしました。
まだ作成途中ですが、現像時間と液温との関係を素人でも対応可能な程度に幅を持たせられればと思っています。
(それでもRollei digibaseの許容範囲の広さには及びませんね)
04
素人にとって3分15秒などと秒単位で次工程に移るのは至難の技です。
もたもたしていると現像液がわずかに残ってカブリや色むらの原因になるような気がします。
それを避けるためにも停止浴は必須と最近感じています。

現像から停止浴の作業は次のように行いました。
・現像:3分
・液切り10秒+停止液投入5秒
・停止浴:1分連続攪拌
です。

ILFOCOLORは600mlが溶液の基本容量ですので、この停止浴で使う停止液も同量を作りました。
600mlの水に10gのクエン酸を溶かすと丁度良いです。
また、私の使用しているパターソンの現像タンクは、
05
135フィルム用のリールを二本同時に使用する場合の必要液量が580mlなのでほぼピッタリです。

また、このILFOCOLORの良いところは4種の薬液のうち、現像液のキットだけを単独に購入することができる点です。
というのは製品の保存期間について、製品データシートから抜粋すると次の表のようになりますが、
06
現像液の保存期間だけが1週間と極端に短いことがわかります。
私のようなアマチュアでは現像液が疲弊するより前にこの保存期間を過ぎてしまいます。
他の薬液は保存期間が約半年あるのと比較すると、バランスが悪いですね。
それで、この現像キットだけ別途購入できるのは大変ありがたいです。

私なりの現像方針が定まりつつあるところで、
先日整備した『EDIXA_FLEX(https://mejiro.asablo.jp/blog/2026/05/11/9853869)』で鬼子母神へ”walk & shoot”に出かけました。
レンズはSuper Takumar 55mm/f2。
カメラ・レンズとも半世紀以上前の製品を素人整備したものです。
07
昔の機材とフィルムで撮影し手作業で現像するアナログ写真。
それなりのレトロ感が楽しめるでしょうか?

千登世橋
08
参道
09
本殿
10
みみずく公園
11
仁王像
12


上から覗く一眼レフEDIXA_FLEX2026年05月11日

その特異な形に心が動かされたカメラ。
Wirgin製の" EDIXA_FLEX "です。
01
普通の一眼レフと違って、シャッターボタンが前面にあり、
プリズムファインダーの代わりにウエストレベルファインダーがついています。
上から覗くタイプですね。


思わずポチった10日後に、ドイツのお店から日本へ配送されてきました。
クッション代わりにに詰め込まれていた新聞には、
「爆弾の方が政権よりましだ」と物騒な見出しがありました。
01a

まあ60年以上前の製品ですから何がしかの不具合があるものですが、
今回は一番大切な特徴であるべきファインダーに不具合がありました。
次の写真で赤い矢印のレバーを倒せばポップアップするはずの接眼ルーペが下方に垂れ下がったままなのです。
02
スプリングが効いてない感じです。
「エー!」と悲鳴を上げつつよく見ると中央部にスプリング自体は残っていました。
それで何が正解か分からないまま逆向きに取り付け直してみたら、
03
何かうまい具合に動作するようになりました。
(後述の動画参照)

シャッターはそれなりに切れているようなので、
格安の白黒フィルムを詰めて試写することに。
04
EDIXA_FLEXのレンズマウントはかつて広く普及したM42です。
ですから昔のPentaxSVに付いていたTakumar55mmを流用できました。
ただし純正Wirgin用ではないM42レンズを装着する場合、
自動絞り機構が完全には機能しないことがあるそうです。
04a
シャッターが切れる直前に、ボディ側の絞り込み制御プレートが前にせり出しレンズ側の絞り込み連動ピンを押し込みます。
その動作で、レンズの絞りが指定値まで絞り込まれるのですが、そのプレートのせり出し量が不足するそうです。
今回事前にチェックしたところ、f6.4より絞り込む時はAuto(自動絞り)を解除して手動絞りにしないと、全てf6.4程度になってしまいます。
05
この写真が現像後のフィルムです。
露出を一段ずつ変えて3カットずつ撮影しました。
その通り濃度の違うコマが3コマずつ並んでいるでしょう?
とりあえず、スキャン後の画像を3枚載せます。
06

07

08
最後の一枚は「おとめ山公園」のキショウブです。
ここでファインダールーペを上から覗いて、その使い勝手を試してみたわけです。
一応、一番手前の花にピントを合わせて撮ることができていますね。
画面奥のキショウブはそれなりにボケているのが良い感じです。
比較のためにiPhoneで写真を撮りました。
09
相変わらずiPhoneが良く写ることに感心。しかも簡単に。

こうして、ファインダーを上から覗く感覚と、
シャッターボタンを前から押す感覚を楽しんだので、
次はカメラを手にとって愛でるフィーリングを少しアップさせたいと思いました。
そのためには失われているカメラのネームプレートの復活が必要ですね。
10
紙とプラスチック板を貼り合わせて作成しました。
これを所定の位置に貼り付け、めでたく完成した姿を動画に仕立ててみました。

シャッタースピードもそれなりに合格点だった感じですが、
一応、ブラウン管を用いた簡易計測を行ってみました。
13年前の「白黒テレビでシャッター計測(https://mejiro.asablo.jp/blog/2013/02/19/6725529)」の再現です。
次の動画にある通り、シャッタースピードを、1/1,000・1/500、1/250、1/125、1/60と変えて、
NikonF2・EDIXAの順にチェックしてみました。
この簡易計測方式の場合、白線の幅が露光量に比例するそうす。
ということは今回の結果を見ると、このEDIXAはNikonF2とほぼ同等の性能があると言えます。
製造後60年以上が経過した製品ですので、どこかでプロのメンテナンスを受けた幸せな個体だったようです。

HOダブルスリップポイントの修理(続き)2026年04月13日

前回)からの続きです。

前回修理したポイントの入手時の状態。
本来トングレール(orフラップ)と呼ばれる可動レールが8個必要なのですが、
赤丸部分の1個が欠損していました。
01

次が、修理のために裏蓋を開けた状態。
予想された通り、蓋を開けた途端に細かな部品が散らばりました。
02
普通はこの時点で修理を諦めると思います。

しかし、パズル遊びのようにそれぞれの形状に合う位置を見つけて組み立ててみました。
03
この状態から、黒のレバーを赤矢印の方に傾けると他の部品も矢印の方向に動き、次の写真の状態になりました。
またフラップの動作も良好でした。
04

ただし中央部にある2枚のブリッジ状の金属の部品(青丸)、
これの動きが正しいかはこの時点では若干心もとない感じです。
多分、線路下面に細かく配置されている小さな金属板が、
いわば切り替えスイッチの役割を果たしていて、
完全選択式の複雑な通電切り替えに対応しているのでしょう。
車両がどちらから来てどちらに抜けていくかを選択できる複雑なポイントマシン(分岐器)ですから、
通電方向の制御も複雑になるのだと思います。
その原理を解明するために、線路と裏の金属板の通電状況をマーカーで色分けしてみました。
05
何と、「赤・黄・ピンク・緑・青」5つのブロックに分かれていました。

可動フラップの動きに追随して、これらのどの色とどの色が通電するのか解明すれば、
この線路の真髄に触れることができます。
でも、諦めました。
それをしなくても、基本的にはDCC運転を前提にすれば「完全選択式」は不要のはず。
むしろ「非選択式」の全線通電の方が便利なはず、と思い、
解明を諦め、裏面の接点のうち
「赤・黄・ピンク」を一体のブロックに、
「緑・青』をもう一つのブロックに統合しました。
各金属板の隙間をハンダ付したのが次の写真。
06
この写真で上に写っている蓋を閉じる前に、
白丸の二箇所の穴に動作制御用の線バネを渡す必要があります。
そのバネが飛ばないように押さえつけながら、蓋をするのが大変でした。
一人で作業しているので写真は撮れませんでした。

電気的には問題解決となりましたが、物理的な問題が残っています。
なにしろ部品が足りないのですから、これを自作する必要があります。
07
この写真で線路脇に並べた二つの金属片。
左が正規のフラップ、右はかつてジオラマ製作で使用したフレキシブルレールの余りです。
これを加工することにしました。

次の写真で右側の部品が、この余りレールに金属ピンをハンダ付したところ。
08

ここからピンの先端加工や、フラップ端のくさび形加工をして、ポイントに取り付けました。
09
見た目は新品!!
くさびの形もレールの欠き込みにピッタリ収まりました。

さて、今回の作業ついでに、ポイントデコーダも取り付けて、完全DCC化をしました。
フライシュマンのポイント(スイッチ)は3線コイル式です。
それに対して、KATOなどの普通の製品は2線コイル式です。
普通の市販デコーダでは抵抗器の追加などの加工をしなければダメらしいです。
ところが、Zゲージで有名なメーカーの「ロクハン」から対応製品が出ていました。
ロクハンの「アクセサリーデコーダーA060」です。
しかも約1,500円程度と格安です。
次の写真のようにデコーダーの端っこの端子に一本のコード(青)をハンダ付すればOK。
これが三本目のコードとして3線コイル式に使えます。
10
結線要領も製品説明書に詳しく書かれていました。一部抜粋
11

作業が済んで動作確認したところが次です。


完全DCC化とはいっても、デコーダをコネクタ部分で取り外せば、
簡単に昔のアナログスイッチに繋ぎ替えできるようには考えてあります。

(終り)

HOダブルスリップポイントの修理2026年04月06日

HOゲージの非常に珍しい線路を入手しました。
Fleischmannフライシュマン製ダブルスリップスイッチ(ポイント)です。
既にHOゲージから撤退しているメーカーの古い製品です。
滅多なことでは見かけないはず。

この線路の面白いところは次の図を見れば明瞭です。
01通過方向
青線のように交叉部中央で普通にクロスするだけでなく、
赤線のようにCの字または逆Cの字に通過できるのです。
これを使ってレイアウトしたら楽しいだろうなと夢が膨らみました。

しかし期待は裏切られました。
海外から送料込みで1万円以上かけて取り寄せたのに、
部品が一個欠落したジャンク品だったのです。
02
とりあえず売主と交渉して、全額返金・商品返送不要となり金銭的な損失は無かったものの、
入手するまでの1ヶ月弱、楽しい夢を見ていただけに落ち込みました。

カメラ修理の世界ではもう一台ジャンク品を手に入れて一台の完動品を作る
いわゆる「ニコイチ」も可能ですが、この線路ではそんな「もう一台」は見つかりそうにありません。
そもそも脱線確実な線路なんて市場に出回るわけないですよね。
かといって何か勿体無くて捨て難く意味もなく手元に置いているうちに、
「まあ、ダメ元で修理に取り組んでみるか」と
不思議に前向きな気持ちになってきました。

そして格闘すること半月以上、信じられないことに完成しました。
その過程はいずれ詳述するとしてまずは完動(感動!)の走り具合を動画に収めました。

続く

桜満開の目白ジオラマ2026年03月17日

01
KATOの「日本のさくらキット」を買いました。
私のジオラマの桜を植え替えるためです。
最初の写真はその完成形6本です。

製作手順は次のとおりです。
02製作手順
1.広葉樹の幹の原形
2.幹を立体的にします
3.天然素材樹木を接木して樹形を作る
4.さくらの花びらをふりかけ完成

ポイントは天然素材樹木の中から枝ぶりを考えながら、中枝・小枝として使えそうな部分を選び出すことです。
接着剤を塗布した幹にこの中枝・小枝を、本当に「接木つぎき」するように貼り付けていくと、実にリアルな桜の樹形が出来上がります。

実際のジオラマに植え込んだところ
03
昔に比べてジオラマ製作の材料や技術が充実しているような気がします。
実に楽しいです。

早速試走

電車も都バスも喜んでいるようです。