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食卓上のHO無限軌道2026年07月18日

01クロスレール36°
この写真はフライシュマンFleischmann製の特殊レール、
HOゲージ用の36度クロスレールです。
既に製造を終えたビンテージ品です。
日本では入手は困難ですが、ebayではいくつか見かけます。
それを、高額な送料を払って買いました。
なぜこんなものを入手したかというと、
次の写真のようなレイアウトを実現するためです。
02食卓上の車両落下対策
普通の食卓(180cm x 90cm)の上に、
無限記号のようなクロスループを作りたかったのです。
軌間9mmのNゲージなら簡単ですが、
軌間16.5mmのHOゲージの場合は、
この特殊レールを噛ませてギリギリ成立しました。
それでも食卓の縁の方で車両が脱線すると、
床に落ちて簡単に壊れる危険性が高いです。
だから、せめて片側だけでも落下を防止しようと、
柵代わりにクッションを置きました。

事前にCADでレイアウト図を描いて検証したところ、
短辺方向については約2cm+2cmの余裕がありました。
03クロスレールで無限軌道
この図で黒い四角が食卓テーブル全体の大きさですが、
その内側の平らなところしか使えません。
平らなところ(赤い四角)の寸法は172cm x 82cmです。

「z21」コマンドステーションとモバイルバッテリーを組み合わせ、
iPadのアプリ「z21 mobile」でWiFi操作することにより、
ほぼ完全にコードレス運転が可能です。

では運転風景を次の動画で、

やっぱり思わぬ事故が起きるものですね。
待避線に戻る車両の操作を若干ミスして衝突脱線事故が発生。
思わず手を伸ばして車両の落下を防ぎましたが、
WiFiのリモートコントロールより
いざとなると手動の方が迅速確実なことが証明されました。

40年前のサグラダ・ファミリア2026年06月13日


サグラダ・ファミリア生誕のファサード
この写真は今から約40年前の1989年、バルセロナの世界遺産「サグラダ・ファミリア教会」を訪れた時に撮影したものです。夏も終わりに近づいた9月2日のことでした。
数日前の新聞に「サグラダ・ファミリア教会」の事が取り上げられていたので昔を思い出してアルバムから見つけてきたのです。
記事によると、この教会の主塔「イエス・キリストの塔」が完成し記念ミサが行われたそうです。100年以上も工事を継続し、次のような姿になったわけです。
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この外観図と最初の写真を比較すると、私は「生誕のファサード」を正面から見上げるようにして撮影したのですね。
40年経ってようやく自分の写真の撮影位置を確定できました。
1989年はまだまだ工事も道半ばで、その全体像も分からないまま撮影してました。そんな写真がほかにも何カットかあるので、この際まとめて解読することにしました。

まず、訪問時に購入したバルセロナ観光ガイド地図を探し出して改めて眺めてみました。
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サグラダ・ファミリア教会を特徴づけるのは先の尖った「塔」です。
その本数は今年「イエス・キリストの塔」が完成したことにより14本になり、最終的には10年後くらいに18本になるそうです。
しかし、この1989年版観光ガイドの表紙ではまだ8本しか写っていませんね。いずれにせよ気の長い話です。

次に、全体像を理解するための材料として、概略平面図を入手してそれをGoogle地図(空撮)に落とし込んでみました。
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この平面図と新聞添付の外観図を手がかりに、私が撮影した写真を順番に吟味していきます。

昔も今と同じように、観光客の入り口は「生誕のファサード」側だったようです。
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その入り口左側上部に配置された石造りの人物像三体を撮っていました。これは聖書に書かれた三賢者でしょうか?イエスの生誕の物語に付合しますね。
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これは多分「塔2」に設置されたエレベーターで塔を登り、そこから螺旋階段を降りつつ教会内部を観光しているところです。
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途中に塔と塔を結ぶ渡り廊下がありました。この写真は多分「塔2」と「塔3」の間から空を見上げて撮影したのでしょう。
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塔内の階段を降りながら撮影した3枚を合成したものです。反対側(西側)の「受難のファサード」の「塔5〜8」ですね。中央に工事用タワークレーンが設置されているので「生誕のファサード」の「塔1〜4」と区別できます。
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「受難のファサード」の塔4本の脚元を見下ろす。
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これは教会敷地東側のマリナ通りを挟んだ隣地を見下ろしたところ。Google地図にも池があるので分かりやすいです。

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この空間は将来的には教会の内部の「主祭壇」となるべきところです。中央に天蓋がかけられています。この上部屋根面に「マリアの塔」が位置することになります。主祭壇の周囲に放射状に祭室が設けられています。これも平面図と付合しますね。
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地上に降りてきて先ほどの空間をアイレベルで撮影。
主祭壇と放射状祭室。
これは上下2枚の写真を合成したので少し歪んでいます。
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主祭壇前で記念撮影の私。
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地上で歩き回ったエリアは、基本的には建物の壁が立ち上がっているだけの空間で、ほとんど吹きさらしです。
でも、一部にはステンドグラスが入っており、将来の壮麗な空間を期待させます。

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これは「受難のファサード」の外観(西側立面)です。
工事用の足場がすごいというか怖い。
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この3スパンの壁は「受難のファサード」から南側に連なる外壁です。いずれ身廊の西側の壁となるはずですが、この状態ではほとんどペラペラに見えます。
壁の奥に写っている4本の塔は「生誕のファサード」の「塔1〜4」ということになります。

さて、サグラダ・ファミリアの設計者アントニオ・ガウディの作品としては「カサ・ミラ」も有名ですね。これもバルセロナにあります。下の地図に示すようにこの教会から1.4kmほど西にあります。
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実は教会を見学した前日の9月1日にカサミラを見学していました。
次の写真がカサミラです。
外壁の清掃が済んで白さが戻った直後だったと記憶しています。
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そして屋上でこの記念写真を撮ったのですが、その私の後方にモヤに霞むようにサグラダ・ファミリアが写っているでしょう?
ここから愛機の「ミノルタ Minolta α-7700i」のレンズを望遠にして撮影したのが次の一枚です。
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「よし、明日はあのサグラダ・ファミリアを見学するぞ!」という気持ちだったのでしょうね。
そしてこの写真で塔の本数を数えてみると、やっぱりまだ8本しかないですね。
以上、バルセロナの空に突き刺さるように聳える8本のトウモロコシの思い出です。


暗箱に孤高の美意識2026年06月03日

先月購入した「エディクサフレックス(EDIXA_FLEX)」
01EDIXA
馴染みのなかったカメラなのでWikiで調べてみました。
設計者はハインツ・ヴァースケ(Heinz Waaske)という異能のデザイナーでした。
彼は1950年代のヴィルジン(Wirgin)社時代にこの「EDIXA_FLEX」を、
そして、1960年代にローライ(Rollei)社に移ってから
「ローライ35(Rollei35)」や
02Rollei35
「ローライA110(RolleiA110)」
03A110
を設計してたのですね。
何となく納得しました。
昔のフィルムカメラって、
要約するとレンズとシャッターとフィルムから成るただの暗箱ですよね。
でも、ハインツ・ヴァースケはそこに尖った美意識を持ち込んで、
選ばれた人だけが使うことができる特別な暗箱に仕立てる才能の持ち主だったような気がします。
実際、ローライ35やA110などは説明書がなければ、フィルムの装填も困難です。
そんなハードルの高さが私の心惹かれた理由でもありました。

ヴァースケさんを知って、久しぶりにRollei35を使ってみたくなりました。
このカメラって蓋を開けるだけでも、
箱根名産の寄木細工のからくり箱のようです。
電池を装填するのも奥の院の扉を開ける感覚です。
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そしてフィルムを装填した状態の密集感!
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さすがヴァースケさん!と褒め称えたくなります。

そして撮影・現像・スキャンと手順を踏むのですが、
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機材やフィルムの高騰により、
本当にフィルム遊びは特権階級の趣味となりました(笑)
下の写真は私と同じローライ35を手にするエリザベス女王。

Embed from Getty Images

Z21無しでZ21を使う2026年05月25日

前回)からの続きです。

前回の「超シンプルDCC運転」で使用したスマホのアプリ(ThrottleCard)は、
車両の速度・方向・ファンクションを調整する部分と
分岐ポイントの進行(開通)方向を制御する部分が
左右に分かれて同時に表示されているので使いやすかったです。
右半分の車両についてはタイル表示
ThrottleCard
あるいはリスト表示も可能でした。
02
また、左半分の分岐器のリストも開通方向によって、
直進(緑)と分岐(赤)が点灯し状態が認識しやすくなっていました。
さすが有料アプリ(150円/月のサブスク)だけのことはあります。

しかし、原点に戻って考えてみると、
次の「Z21 mobile」の画面
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あるいは「Z21」の画面
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の明快さにはかないませんね。
特に分岐器(ターンアウト)の場所とその開通方向がそのまま表示されており、
その方向を変えるにはスマホ上でその場所をタッチすれば変えられる、という分かりやすさは捨て難いものがあります。
今回作った「超シンプルDCCシステム」をこの「Z21 mobile」で操作できれば一番良いのだが、と思いましたが何でもプロトコルとかいう通信規格?の関係で不可能らしいです。

ところが、いろいろ調べたり遊んだりしているうちに何とか「道が開ける」から人生はおもしろいですね。
Macに「iTrain」というDCC運転ソフトを走らせるとそれが可能になったのです。
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(MacだけでなくWindowsでもRaspberryPiでもOKです)
以下に導入手順の概略を記します。

まず前回どおり「超シンプルDCC運転」をセットします。
そして、iTrainを立ち上げ、Editメニューから「Interfaces」を編集します。
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この図の通り「Type」を指示し「Find」ボタンでコマンドステーションRM-CS03のIPアドレスを自動で認識させます。
それから「接続・切断」ボタンでRM-CS03との接続を確立します。
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また、別途、この図のようにEditメニューから「Locomotives」で車両を登録しておきます。
これはaddressさえ記入すれば、その他は常識的に入力すれば良いみたいです。
車両速度が遅い時は別なTypeを選んで(今回はDCC126とした)速度UPのステップ数を変えると良いみたいです。

そして、次が肝ですがPreferencesの「Remote Control」タブで、
『Roco WLAN-Maus』にチェックを入れます。
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これでiTrainを走らせているMacやPCがZ21のサーバーとして機能します。
その原理はiTrainのマニュアルページ(次の図)に詳しいです。
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ここで" without needing a Z21 "と書かれていますね。

最後にZ21サーバーとなったこのMacのIPアドレスを
「Z21 mobile」の設定メニューの該当欄に入力します。
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ここでは例として「192.168.11.9」であった場合を示しています。

こうして「格安シンプルのDCCシステム」を
使いやすい「Z21 mobile」で操作できるようになりました。
しかも複数のスマホで同時に使えます。
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ここで最も重要なのは「ITrain」の存在ですね。
この意義深いソフトはもちろん有料です。
その価格は機能別に4段階に分かれています。
次にその内訳をマニュアルから要約してみました。
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まあ、私の場合「Lite edition」で十分な「user」かな。
それでも約26,000円もしますからね。

さて、今回いろいろ調査してみたのは、
いま使っているZ21が故障したらどうしようか?という不安からでした。
私が以前購入した時はバルク品をお得に手に入れた記憶があります。
それが最近は円安のせいもあって手が届かなくなっているのでは、
と思い代替案を検討してみたというのが理由の一つです。

私が使っているのと同じZ21廉価版(z21 Start)のebayでの現在の価格は次のようになっています。
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以前購入した時の価格と比較してみたいと思います。
2018年:本体109.99+送料15.00=124.99EUR(17,192円)
2026年:本体259.00+送料56.00=315.00EUR(58,179円)

本体価格が上がり、送料も高騰し、円安のせいで為替レートも8年前に1ユーロ137円だったのが今は185円となったこともあり、
総合すると、再調達価格は何と3.4倍になっていました。
やっぱり今使っているのをこれからも大事に使うのが一番良さそうです。

(終り)

DCCコマンドステーションで10年目の浮気2026年05月24日

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格安で超スリムなDCC運転システムを構築しました。
この写真がそれですがスマホの運転アプリも含めて、ここに写っているものが必要機材の全てです。
完全にコードレスで成り立っています。
これであれば思い立ったら3分で次のように鉄道模型を遊び始めることができますね。


これまでの経緯を振り返ってみます。
DCCのコマンドステーションとしては10年くらい前から「Z21」を気に入って使っていました。
もちろん運転アプリは当初から純正アプリの「Z21 mobile」です。
ただし既存のアナログ運転との互換性を重視して、分岐線路(ターンアウト)はアナログのままでした。
この当時の各種結線状況はこんな感じでした。
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何をどこに繋ぐかは私にしか分かりませんよね。
そして一年前にAC電源を電池に置き換えた時も次のように、まだまだスパゲッティ状態でした。
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ところがその後、
・大容量モバイルバッテリーに出会い
 (https://mejiro.asablo.jp/blog/2025/03/28/9764276)
・分岐器用の格安のデコーダーA060を見つけ
 (https://mejiro.asablo.jp/blog/2026/04/13/9848262)

そして最近、超小型のコマンドステーションの存在を知って、私の浮気心が蠢き始めました。
次の写真の「RM-CS03」です。
何と言っても安いです。
Z21の1/10です。
14RM-CS03コマンドステーション

そして、これらを組み合わせたのが最初の動画と写真です。
何ともシンプルでスリムで伝説のツイッギー嬢のようですね。
これでも車両の運転操作から分岐器の切り替えまで、スマホの一画面でできてしまいます。
Z21が主力であることは変わりませんが、ちょっと遊ぶ時はこのシステムがコンビニエントです。

そして更に便利に使うためにちょっと一工夫しました。
というのはこの新しいコマンドステーションRM-CS03は独自のアクセスポイントモードで動作します。
IPアドレス:192.168.4.1 で親機として振る舞うわけです。
だからスマホのWiFi接続先を普段の家庭内ルーターからRM-CS03に変えなければいけません。
ちょっと遊ぶためにいちいち接続先を変更するのは煩わしいです。
それで、RM-CS03が家庭内ルーターに子機として接続(クライアントモード)するように設定を変えてあげました。
するとスマホは元の設定のままでコマンドステーションに接続できるというわけです。
これは実はGoogleのAiに教えてもらったのです。
私とAiのやりとりは次の通りです。
15DC-EXのCSのAPモードとSTAの切り替え

16RM-CS03設定ファイル書換

17RM-CS03設定ファイル書換2

そして教えられた通り、我が家の環境に合わせ「config.h」を次のように書き換えました。前半が書き換え前、後半が書き換え後(赤字部分が書き換え箇所)です。
18config
Aiって便利ですね。何か、物知りおじさんが隣にいて浮気の仕方を指南してくれるような感じです。

続く