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GS645とAcrosで池袋2020年01月17日


池袋法明寺の裏口
これは法明寺の裏口です(多分)。

「年末年始はモノクロの季節」と思い、
年末には神楽坂を、Rollei35とAcros100で撮りました。それで、
年始には池袋を、FUJICA GS645とAcros100で撮ることにしました。
Fujica_GS645
このカメラはブローニーフィルムで15枚撮りです。
普通このタイプは16枚撮りなのですが、
GS645は万一のコマ被り等を避けるために、
15枚に抑えているそうです。
それだけ「写真」にこだわっているのでしょうね。
そんな15枚の撮影と現像が済み、その中で、
私好みの一枚と言えそうなのが最初の「裏口」写真です。
随分と存在感のある裏口でしょう。
でも、実際にこの扉が開いて、
人が出入りしているのを見たことはありません。

使われることのない裏口ですが、
風格は、次の山門に負けていませんよね。
03
ちなみに、この山門の左手を池袋方面に抜ける次の細道に面して、
04
この裏口があります。

ハイコントラストな戸山公園2019年10月18日

先日の台風19号について、幸い安全な地域に住んでいる私は、
外出せずに家に籠っていれば、何の影響も受けないはずでした。
ところが思わぬところで、小さなことながら、台風の影響を受けました。
それは数日後に予定していたゴルフを中止せざるを得なくなったのです。
ゴルフ場のHPによれば、
台風通過後のコースは、次の写真の通り冠水してしまったそうです。
渡良瀬カントリー
普段のコースは次のようですから、その落差に驚きますね。
通常の渡良瀬カントリー

驚くといえば、台風通過直後の夜空にも驚きましたよ。
オリオン座の三つ星(Tristar)がくっきり見えるだけでなく、
その三つ星の下のオリオン座大星雲も肉眼で確認できたのです。
東京の大気中の塵芥が、ぜーんぶ吹き飛ばされたのでしょうか。
だから、翌朝の空は見事な青空。
03
日差しの強さは夏に逆戻り、ハイコントラストな風景でした。
それで、ふと思いついて、
次の機材で Walk & Shoot に出かけることにしました。
04
「ミノルタ minolta CLE」と標準&中望遠レンズです。
露出計の不調が治ったばかりのCLE(後日詳述)について、
そのAE機構のチェックをするためです。

目的地は戸山公園(大久保地区)です。
途中の風景は(先ほどのコインパーク写真も)ハイコントラスト。
05

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戸山公園もハイコントラスト
07

08
これら試写結果を見ると、露出計は正常に機能しているようです。
それでも、最後の一枚は写真としては失敗。
ブレが大きいです。
これは望遠レンズの手持ち撮影による不安定さと、
走行中の自転車という被写体による動体ブレが
合わさっているからですね。

そんな失敗を避けるのであれば、やっぱりデジタル一眼レフ。
数日後の同じ戸山公園、
曇り空での望遠レンズによる動体撮影という難しい条件でも、
次のようにしっかり写りますから。
09

ちなみに、この二枚の撮影データ比較をすると、次のとおり。
・カメラ:ミノルタCLE → ニコンD600
・レンズ:フォクトレンダー90mm → タムロンズーム300mm
・手振れ防止:当然無し → 有り(レンズ側のみ)
・オートフォーカス:当然無し → AF-CダイナミックAF・9点
・(フィルム)感度:フジカラー100 → ISO3200
・絞り:f5.6 → f6.3
・シャッタースピード:AEなので?だが1/125程度 → 1/1,000

続く

セミ判で撮る戸山ハイツ2019年05月31日

" SUPER RICOHFLEX " でセミ判撮影をしてみました。
スーパーリコーフレックス
本来はブローニーフィルム(120フィルム)を使用して、
12枚撮影するのが標準のカメラなのですが、
RICOHFLEXでセミ判」に書いたように、
セミ判用の裏蓋を装着すると、16枚撮りが可能になるのですね。

まず、リコーフレックスにフィルムをセットして、
02
裏蓋のセミ判用赤窓に[1]の数字が出てくるまでフィルムを巻き上げて、
03
そのあとは、
撮影→巻き上げ→撮影→巻き上げ→撮影
の順番を間違えないように16枚の撮影を行います。
この手動巻き上げ方式、きちんと操作できる人は、案外いないと思います。
だいたい、巻き上げしたかどうかを忘れてしまい、
カラ写しか二重露光をやってしまうものです。
だから、現像したフィルムを見て、
04
16コマがきちんと過不足なく並んでいたら、
それだけで撮影者の生真面目さが証明されたことになります。
もちろん私はOKでしたよ。
この方式は、小学生の頃、フジペットで訓練しましたからね。

今回の撮影場所は「戸山ハイツ」。
戸山公園の箱根山近くの大団地です。
その西側のエリアを Walk & Shoot しました。
次の青線が私の歩いた経路です。
05戸山ハイツトラックログ
以下に数枚をピックアップして撮影順に載せました。

敷地内は結構段差があって面白いです。
01
おしゃべりする二人。
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座る人のいないベンチ。
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ベランダに布団を干せるのが羨ましい。
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まだまだおしゃべりが続いていた御二人。
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次は、近距離にピントを合わせた場合の被写界深度の確認。
合焦している滑り台と、その後方で正しくボケている団地の高層棟。
11
敷地南端のバス停。
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氷とコーヒー。
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日陰に折畳み椅子と机。夕刻になると、ここで将棋か碁を打つのかな。
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ACMEL-Mは不滅です2019年05月24日

30年ぶりにMinoxフィルムを使ってみたのは、既に6年前のこと。
その後、フィルムがほとんど市販されなくなったこともあり(現在はゼロ)、
自分でフィルムを製作することにしました。
とはいえ、これも難しい手順を踏む作業なので、
その製作法を忘れないためにも、
時々、この自分のブログ記事を自ら参照しながら、
Minoxフィルムを作り、撮影し、現像しています。

そんな訳で、春の日のおとめ山公園とその周辺を撮影した数枚。

まず、おとめ山公園の水辺のもり
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弁天池と四阿
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中の池に遊ぶ子供たち
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上の池ちかく
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原っぱと四阿
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次の二枚、公園の西側、相馬坂のお屋敷が解体されていました。
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昼下がりの新井薬師道
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公園東側の竹やぶ
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お屋敷町の雰囲気が少し残る場所
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日立目白クラブ前から望む「近衛のけやき」
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最後の二枚はいわゆるカラ写し部なので、
予想通り光線引きしていますが、そのカブリ具合も面白いです。

ちなみに、使用したカメラは6年前と同じ " ACMEL-M " 。
ACMEL-M
簡単なカメラは壊れないのが強みです。
ちなみにこのカメラの保証書がなぜか残っていました。それを見ると、
約35年前の昭和59年5月に新宿のサクラ屋で購入したものでした。
カメラのさくらや
「安さ爆発!カメラのさくらや」のCMで有名だったこのカメラ屋さん、
10年ほど前に全店閉店してしまいましたね。

一円のレンズが見た風景2018年11月13日

次の三枚の写真には共通点があります。
まずは、バルセロナの「カサ・ミラ」前の風景
カサ・ミラのウィンドウショッピング
次は合羽橋の風景(本当の日付は、2013.12.17です)
合羽橋のカッパ娘
三枚目は目白「椿の坂」の今年の風景
椿の坂で工事中

これらは、カメラボディは異なっていますが、
同じレンズ「Minolta AF ZOOM 35-105mm」で撮ったものです。
04

最初は、こんな組み合わせで1989年に買いました。
05
そして、バルセロナの風景などを撮ったのですが、
この写真のカメラ部分は、記憶の中のイメージです。
なぜなら、カメラ本体(Minolta α 7700i)は、
使い古して、壊れて捨ててしまったからです。
レンズだけは、なぜか捨てられずに残っていました。
次に、同じα7700iの中古美品を買い求めました。
五年前、2013年のことです。
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ところが、消耗品の電池が本体よりも高価で、
そのアンバランスのため、あまり使えませんでした。
そして、今年、「Sony α7II」と出会い、再生したわけです。
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レンズとα7IIのボディは、「LA-EA4」という次のアダプターで一体化します。
08
約3万円と少しお高いアダプターですが、これで、
昔のレンズが当初のようにオートフォーカス可能になるんです。
「ピッ、ピッ」と小気味良い音を立てながら合焦する様は、
完全復活以上のものを感じさせました。

もともと、35-105mmという焦点距離は好きでした。
例えば、近衛町近くの路上で、35mmがこうだと、
近衛町の坂
105mmでは、次のように風景を引き寄せられます。
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こんな風に現役でも活躍できる30年前のレンズが、
今いくらくらいの値段が付いているのか、
この前、ヤフオクで調べてみました。
そしたら、「1円〜10円」くらいで取引されていました。
私の所有している「AF 35-105mm」は、
ちょっと使用感のある外観ですから、
1円でも、多分買い手は現れないでしょう。
そんなレンズを復活させるために、
3万円のアダプターを買うなんて普通はしませんね。

でも投資したからには使わなければ勿体ないので、
この組み合わせで、先日 Walk & Shoot してみました。
季節は、紅葉には少し早い時期、
学習院の馬術部のイチョウも、黄色くなる予感だけ。
学習院馬術部のイチョウ
足を延ばして、旧「新江戸川公園」まで行きました。
今は、「肥後細川庭園」と立派な名前になりました。
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でも相変わらず入園料無料で、次のような庭園が楽しめます。
肥後細川庭園
ここでは、少しだけ紅葉が始まっていました。
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これだけでは、まだ「30,001円」の投資を取り戻せていないです。

続く