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カラー現像の最終レシピ ― 2026年10月12日

カラー現像液の「イルフォカラー ILFOCOLOR eco」について、
その保存性を検証してみました。
カラー現像液
初めて使ったのは今年2026年の5月です。
(『ILFOCOLORとEDIXAで鬼子母神』https://mejiro.asablo.jp/blog/2026/05/18/9855297)
上の写真の4箱に入った4種類の薬液を使うのですが、
そのうち、現像液は保存期間が一週間とされていました。
しかし、それ以外は24週間という長期の保存性がうたわれていました。

その性能を信じて、今月までの5ヶ月間保存していました。
今回これを使って現像してみようというわけです。
02
漂白液・定着液・安定剤液は保存していたものを使うこととし、
現像液のみ次の写真の通り新品を買い、薬液を作りました。
03
この3袋の薬液を温水に溶かすだけで出来上がるので簡単です。
(写真後ろの白粉は将来の廃棄時に必要となる凝固剤です。当面は使いません)

現像するためには、当然ながら撮影済みフィルムが必要ですから、
まずはFujicolor200を2本用意して撮影しました。
使用カメラは、私が最も信頼するNikonF2です。
04NikonF2
フルメカニカルの名機ですね。
レンズもニッコールの105mm・50mm・35mmです。
写真に写っている通り、露出計に連動する爪は、その形から「ブタの鼻」と呼ばれたものが付いていますので、いかにも昭和の名玉という風格でしょう?

現像終了して乾燥しているところが次です。
05
良さげです。
スキャンしてみると、ほとんど補正いらず。
これもNikonF2の手堅さとILFOCOLORの処理性能の高さを示していると言えます。

作例をいくつか。
目白駅前のスターバックス
11
おとめ山公園の「水辺のもり」
12
鬼子母神参道のけやき
13
法明寺威光稲荷の狐さん
14

さて、これまでカラー現像に関しては数多くの失敗と反省を繰り返してきたので、そろそろ究極のレシピを纏めたいと思いました。
それも過度な厳密さを求めず、素人がアバウトな感覚で楽しめるものとしたいです。そんな考えで次のレシピを作りました。これならば技術的には難しいところは何もないはずです。
とは言え、私自身がかなり偏った性格なので、このレシピが万人向けと言えるかはかなり疑問です。
また、これまで私が体験してきた事例も後学のために残しておきたかったので、Digibaseとかマリックス現像液の処方指針値も併記していますが、これは「参考」です。
15カラー現像、液温と処理時間

(補足)家庭の洗面台で出来る簡便な液温管理の方法
カラー現像の液温管理
・深めのパッドにスタンドパウチに入った薬液を並べる
・給湯器からのお湯をパッドに注ぐ(入浴温度程度)
・パッドに第1液温計(量産品で可)を入れる
・現像液のパウチに第2液温計(高品質の精細なもの)を入れる
・パッドに投げ込みヒーターを入れて40°C程度まで温める
 (ヒーターがなければヤカンから熱湯を注ぐ)
・第2液温計の数値が38+1=39°Cになったら現像液をタンクに注ぐ
・タンクに注ぐと現像液の温度は若干低下するので、これが約38°C程度になっていることを確認
・現像完了直前の液温を確認し、大きく低下している場合は現像プロセス中の平均温度を推定し1°Cの低下につき1分、処理時間を延長する

停止液・漂白液・定着液はこの成り行きでほぼ適温が得られているはずなので、成り行きのまま使う。
安定剤は室温のままでも問題無しと思われます。

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