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1月はカラー現像の季節2024年01月29日

数年毎に、カラーフィルムの現像遊びがしたくなります。
問題は、その時にカラーの現像液が入手できるかです。
というのは、製造中止や品切れになる事がとても多い製品だからです。
そして、入手できてもそれは新しい製品だったりして、少し戸惑います。

ここ10年間に私がカラーフィルムの現像をブログ記事にしたのは何故か1月が多いです。
冬の趣味なのでしょうか?
そして、その度に異なる現像液に取り組む羽目になっていました。

・まず2014年の1月は
 ローライ デジベースC-41 現像キット Ready to Use 350mlでした。
この既調合の現像液は後に500mlに増量されてとても使いやすくなりましたが、
日本に輸入できない薬品が含まれるようになって販売中止になりました。

・次に2019年の1月に購入したのは
 「ユニカラー UNICOLOR C41 現像パウダーキット」1,000ml用でした
・このユニカラーも消えて、次に2022年の1月に購入したのは
 「CineStill-Cs 2-BATH PROCESS 粉末キット」1,000ml用でした

いい加減に、これが定番!という商品に出会いたいものです。
そして今年、2024年の1月に取り上げる商品は
 「マリックス カラーネガフィルム C-41現像キット」1,000ml用です。
マリックスのカラー現像液
この各袋をお湯に溶かして現像・漂白・定着の3種類の溶液を作ります。

溶液は同じマリックスMARIXから販売されているスタンドパウチに詰めて保管しています。
次の写真のシルバー色の3本です。
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ちょうど良い大きさの、このプラスチック製ゴミ箱を買いました。
使うときは次のように、お湯を張ったゴミ箱で湯煎をします。
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現像後の3種類の液はこんな色合いです。
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これは2014年に始めてカラー現像に取り組んだ時のローライデジベースを思い出させます。
その時の溶液はやはり3液タイプで次のようでした。
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ちなみに「ユニカラー」と「CineStill」は2液タイプで次のようでした。
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右側の御醤油みたいな液体が漂白&定着液です。

さて、現像で重要なのは、液温と現像時間の関係です。
これまで使用した各種現像キットに付属した説明書の内容は様々でしたが、
「約38°Cで約3.5分」という数値はほぼ共通でした。
これが、いわゆるC-41現像の標準レシピなのでしょう。
「じゃあ、その数値を尊重して現像してみよう」と思い、
とにかく38°C目標でやってみましたが、これが液温管理が難しくて失敗。
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こんなふうに現像タンクを湯煎にして38°Cを保とうとしたのですが、
室温も低かったせいか、みるみる液温が下がってしまい、
1回目は残念ながら、失敗。
次の2回目は気分を変え、以前ローライデジベースを使用していた時期に私が勝手に編み出した法則でやりました。
即ち、液温が25°C〜30°Cの間では『液温+現像時間=38』が良い、
という法則に基づき、25°Cで13分を目標にやってみたのです。
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冬場でも、この温度であれば、維持するのは容易です。
しかし、結果を見ると失敗。
次のように色乗り(特に朱色)が悪いのです。現像不足ですね。
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また、前回・今回とも色ムラが発生してしまいました。
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とはいえ、それなりに色は出ているので何回か試行錯誤すれば使えるようになると思います。

さて、今回の撮影で使用した機材は、
・カメラはNikonF3+Ai_Nikkor105mm
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・NikonF80+AF-S_Nikkor24-85mm
 (フィルムカメラでAFとVR手ぶれ補正が可能です)
NikonF80
・フィルムは定番のFujicolor100と
 ニューフェイスMARIXの400(次)を使ってみました
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別売のDXコードシールを貼ればDX対応のカメラで使えるそうです。
Nikon_F3はそもそもDXに対応していないから必要ないけど、時々使うNikon_F80では便利ですね。
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このマリックスMARIXという会社には頑張ってほしいですね。
私がMarixの現像液に馴染んだ頃になくなってしまっては困ります。

続く

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