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昭和のお店が消えてゆく:豊島ストア2014年10月25日

新目白通りの北側、大正製薬の裏通りは昭和の景色が残る道でした。
次の写真は今年の二月に撮影したものです。
大正製薬裏通り
左に写っている看板はおそばの「丸屋」さん。
58年間の営業を終え、昨年閉店しました。看板は残っているけれど。
この日、写真中央の「豊島ストア」と隣の「三光印刷」が鉄パイプで囲われていました。
逆方向から見るとこうでした。
昭和の雰囲気の豊島ストア
建物解体に向けて、粉塵防止用のシートで覆うためのパイプですね。

そして解体開始。約一週間後のお店の裏側。
三光印刷解体中
ナマコ板の外壁にトタン屋根、木製の窓が雨に濡れて寒そうでした。
外壁がこの壁一枚では、冬場は暖房をつけっ放しでも寒そう。

木造だから解体もあっという間に済んで、
ゴールデンウィークには、跡地に赤杭が打たれていました。
豊島ストア跡地

更に半年経った先日の夕方、散歩の途中で見てみたら、
この区画に6軒の家がほぼ完成していました。
豊島ストアから戸建て六軒へ
玄関前の仕上工事などが行われている家にまじり、
既に住み始めているお家もありました。早いものです。

途中の更地状態の時にモノクロで撮影した次の写真を眺めてみます。
消え行く豊島区の昭和
更地の先に写っている床屋さんなどは今後どうなるんでしょう?
やはり裏通りに「お店」は難しく、マンションや戸建て住宅になるのかな。

「日本創成会議」によると、豊島区は東京で唯一の「消滅可能性自治体」だそうです。
まあ、それは冗談にしても、「豊島区の昭和」はかなり消えてしまいました。
この豊島ストアって、買い物客がいるのを見たことないという「貴重」なお店だったのに。