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丸井女子寮のお風呂屋さん:桃仙温泉2013年09月13日

前回)からの続きです。

40年前、普段利用していた「金泉湯」がお休みの時は
別のお風呂屋さんに行きました。
その一つが、アパート彩雲荘から200mほど北の
「マンション桃仙」一階にあった「桃仙温泉」です。

道順を1974年の航空写真で確認してみます。下の点線です。
桃仙温泉への道順

矢印部分から撮影した当時の写真があります。
途中の景色
「農林中央金庫目白寮」の東側を走るこの道の突き当たりに、
「スーパーダイコー」の看板が見えています。
その少し手前に、
十字路の標識があるのが辛うじて見えるでしょう?

今は、こんな十字路です。
お風呂やへの十字路

ここを左にちょっと行った所にお風呂屋さんがありました。
でも、先日訪れたら、やっぱり無くなってました。
エコヴィレッジ目白
建物は解体され、土地を均しているところでした。
何でも、「エコヴィレッジ目白」というマンションが建つらしいです。

お風呂屋さんは、施設が老朽化して、
温泉(本当の温泉だった!)の出も悪くなったので、
三年前の、2010年6月末で閉じたそうです。
ストリートビューには、ギリギリ残っていました。名前は浴場になっていました。
桃仙温泉のストリートビュー

こんな風に、隣のマンションとの隙間を、
コソコソって入って行ったところが番台でした。
マンションの一階を風呂屋にしているので、とにかく狭かったです。
でも、脱衣所に中二階があったりして、
その無理な造りが面白く記憶に残っています。

そして何と言っても印象に残っているのは、女湯の客たちです。
近くにあった丸井の女子寮から、グループで入浴に来ていたんです。
その娘たちのおしゃべりの声はもちろん、
彼女たちの熱気までもが、私の入っていた男湯に届いていました。
(しっかりした壁で仕切られていたにもかかわらずです)
同じ女湯に入っていた女房に言わせると、
「はねとばされそう!」だったそうです。

その女子寮はもうありません。
小奇麗なマンションになってしまいました。
女子寮跡のマンション

あの熱気あふれる女性たち、40年経った今も、更に元気一杯のはずです。
新宿東口40年前の風景-5
で新宿丸井の発展ぶりを実感しましたが、
その原動力は彼女たちだったのですね。

お風呂屋さんシリーズ(続く