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昭和のモノクロ井の頭公園12014年11月20日

昭和50年代に井の頭公園で撮影したモノクロ写真が数枚あります。
マミヤの二眼レフ"Mamiya C220 Professional"で撮影したものです。
その風景を、現在のものと比べてみたいと思います。
昭和の井の頭公園お茶の水橋
これは1976年5月の撮影です。
左下に湖面が見えているので、井の頭池のほとりで撮ったことは分かりますが、
その場所を正確に特定できるでしょうか?

先日、「井の頭池」の周囲をくまなく歩き回って、
この38年前の撮影場所を見つけました。
ポイントは写真の右下に少し写っている「橋」の端部です。
転落防止用に、少しゴツい立ち上がりが設けられているでしょう?
次の写真のように、現在もそのままの姿で残っていました。
現在の井の頭公園お茶の水橋
側面を見ると更に特徴的な眼鏡橋です。
お茶の水橋は眼鏡橋
頑強で立派な構築物なので、壊されずに済んだようです。

ここは「お茶の水橋」と呼ばれる場所でした。
この橋の西側に名水「お茶の水」が湧き出ているからなのですね。
井の頭公園の湧水お茶の水
説明の立て札がありました。
お茶の水の由来
何と約400年前の徳川家康の時代から続いた名称でした。

ここは井の頭池のほぼ西端です。
この橋から東側を見ると、池が遠方までずーっと伸びています。
お茶の水橋からの眺め
遠い昔に、徳川家康もこの光景を眺めたことでしょう。
というよりも、近くの御殿山遺跡には縄文時代の住居跡もあるそうですから、
更に歴史を遡れば、
縄文人も水汲みをしながらこの同じ風景を見てたかもしれないです。

今回の撮影場所は下の案内図の[1]です。
井の頭公園の案内図

通称「井の頭公園」は大きく三つに分かれます。
地元の人は(って私のことですが)それぞれ、
「公園」、「西園」、「動物園」と呼びます。
井の頭公園全体図
「公園」はカップルで散歩してボートを漕いだりする場所
「西園」はテニスをしたり、競技場で凧揚げをする場所
「動物園」は子連れで動物を眺め、遊園地の乗物に乗る場所
昭和の終りを吉祥寺で過ごした私にとって、どれもが思い出深い場所なんです。

続く