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鬼子母神堂の模型製作2017年08月13日

前回)からの続きです。

鬼子母神堂の模型(とりあえず拝殿のみ)が完成しました。
Nゲージサイズ(150分の一)のモデルです。
鬼子母神堂の模型

これを作ることになった理由を述べます。
現在進行中のジオラマ鉄道模型製作にあたって、
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そのメイン建物として、お寺の御堂を置くことにしました。
もちろん、雑司ヶ谷の「鬼子母神堂」をイメージしているわけです。
何しろ、国の「有形重要文化財」に指定されているお堂ですからね。
しかし、お寺って、屋根はあちこち反り返っているし、
外観の意匠も複雑だし、作るのは大変そうです。
だから、ジオラマ製作でも、設置するだけで済む完成品を買うか、
半完成のパーツキットを買って組み立てるのが普通のようです。
それで、私も、とりあえず次のパーツキットを買ってみたところ、
これが鬼子母神堂の半分ほどの大きさしかありませんでした。
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「よし!自分で一から作るか」と作り始め、何とか完成にこぎつけたもの、
製作所要日数は当初の目論見の約10倍くらいになりました。

材料は次のものを使いました。
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・芯材となるスタイロフォーム
・プリンタで印刷した屋根瓦のパターン模様
・同じくプリンタで印刷した壁や腰の外観写真
・外装材のベースとして使う工作用厚紙

前回のブログ記事で、レイアウト線路の試運転をした時は、
この鬼子母神堂はこんな状態でした。
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一応ボリュームとイメージの確認はできるけれども、
ちょっと完成度は低いですね。
やはり、40年前のお堂の瓦屋根の風格とか、
(「鬼子母神の屋根が瓦葺きだった頃」参照)
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現在(銅板葺き)の外観の精妙な美しさとか、
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これらをもう少し表現したいものだ、と思ったのが苦労の始まり。

途中からは、製作作業を続けるのが苦痛になりましたが、
かといって中途半端な状態で放り投げるのはもっと苦痛だったので、
数日の徹夜作業を経て完成した姿が最初の写真です。
屋根についても重厚感を出すために、棟瓦や鬼瓦を取り付けました。
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また、日本の宗教建築の美しさは、
屋根の破風の表現によるところも大きいと思うので、
入母屋の破風や、
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お堂正面に設けられた、千鳥破風と唐破風も表現してみました。
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製作法としては、実物の写真を外壁に貼り付ける簡便方式ですから、
懸魚や飾り金物類もそのまま表現されることになります。

そして完成したのが次の姿です。
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唐破風下の二本の柱を繋ぐ「虹梁」も渡し、
その下の階段には人物(これは既製品)も配置しました。
疲労困憊。
今回の経験を生かし、もう一度作り直せば、
もっと鑑賞に耐える模型ができると思いますが、
その気になるのは十年後くらいです。

続く

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