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目白の音は山手線2013年11月27日

新井薬師道ガードから目白近衛町方面へ向かう坂道があります。
坂道上り口
かなり急勾配の坂道です。
上るのに難儀するし、近くにめぼしい施設も無いので利用者は少ないです。
たまにここを通る人がいても、皆ゆっくり上っています。
坂道途中

1920年代に一帯の畑が宅地に変わって行った頃に築造された坂道です。
造られてから90年ほど、まだ歴史が浅いせいか、名前は付いてないようです。
名無しの坂ですが、この坂道を上り切った所の景色がなかなかいけます。

これは西向きに撮った景色です。
おとめ山方面
前方の突き当たりを左に、夕陽の射す方角へ歩いて行くとおとめ山公園です。

逆向きに東方向を撮影するとこんな感じです。
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前方の袋小路の先は民地、更にその先に見える森と大きな建物は学習院です。
これは今年の春に撮ったものですが、この景色が好きで夏から秋にかけて、カメラを変えて何回も撮りました。
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でも、どれにも足りないものがあります。それは山手線の電車の音です。
袋小路の民地と学習院の間は谷になっていて、その低い所を山手線が通っています。
だから上の写真のように東方向を向いて佇んでいると、姿の見えない電車の音があたりを包みます。
その音も含めて、ここは典型的な目白の風景だな、と私は感じます。
最近は、この写真を見るだけで電車の音が聞こえてきます。
(パブロフの犬か!)

空気感を切り取る天才写真家は時々いますが、さすがに音は写し込めないでしょう。
それで、安直な策として動画を残すことにしました。
先ほどの名無しの坂道を上から見ると次のような景色です。
坂道の上からの眺め
住宅の隙間から山手線の線路が見えます。それと西武新宿線もかすかに。

この場所で、山手線の内&外回りと西武線の合計3本の電車が交錯する瞬間を動画にしました。


昔のような「ガタン・ゴトン」ではなく低速ジェット機のような音です。
ちょっと残念です。
これは、山手線のレールには継ぎ目の無い長尺ものが使われるようになったからです。
(それと溶接で繋いでもいるようです)

どうしても昔の「ガタン・ゴトン」が懐かしいときは都電荒川線を見に行きます。
これも動画にして見ました。大鳥神社近くの踏切です。


都電の線路はまだ継ぎ目が沢山ありますね。こういう継ぎ目です。
都電線路の継ぎ目
そのディテール。
継ぎ目のディテール

そのうち、絵本に「ガタン・ゴトン」と書いてあっても子供には通じなくなるのかな?