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RICOHFLEXで試写2019年03月09日

前回)からの続きです。

修理の済んだ" リコーフレックス RICOHFLEX " で試写を行いました。
まず、フィルム中枠に120ブローニーフィルムをセットします。
リコーフレックスで撮影
スタートマークを赤点に合わせて裏蓋を閉め、
02
赤窓(フィルムカウンター窓)に、
数字の [1] が出てくるまでフィルムを巻き上げれば準備完了。
03
その後、手動でシャッターチャージを行い、シャッターを切ったら、
その度に、[2]・[3] と一枚分ずつ巻き上げていきます。
経験者には「何をいまさら」の手順ですね。
この手動方式は、面倒なようでいて、実は安全確実、一番信頼性の高い方法です。
何しろフィルム送りの機構に、メカニズムと呼べるほどのものがありませんから、
故障の心配が全くありません。

チャージ・撮影→巻き上げ→チャージ・撮影→巻き上げ
この手順をきちんと守れば、二重露光やカラ送りは防げます。
これで間違いなく12枚分の撮影ができるはずでした。
ところが!
世の中には落とし穴があるものですね。
2枚目の撮影の時に、カメラを抱えたら何か違和感がありました。
そしてカメラを見たら、次のような状態だったのです。(再現映像)
05
裏蓋のロック機構が何かの拍子に外れて、裏蓋が浮き上がっていたのでした。
慌てて閉めて、撮影を続けたものの数枚分はオシャカになるのを覚悟しました。
そして現像後のフィルムを見たら、次のようになっていました。
06改
中央の一枚の左右両端がカブっているでしょう?
でも、このコマの前後の画像には影響ありませんでした。
不幸中の幸いとも言えますね。。
他のコマは次のように健全っぽいです。
07
「これは試写成功だな!」と満足感に満ち溢れる瞬間です。

実際に写っていた風景を、二、三枚ピックアップしてみます。
今回の修理では「ピント調整」に多くの労力を費やしたので、
その辺を重点的にチェックしたいと思います。
まず、近距離に焦点を合わせた一枚。
08
看板にピントが合い背景が綺麗にボケていますね。
ファインダースクリーン面の画像と、
フィルム面の画像が、完全に一致したと言えます。
また、遠距離に焦点を合わせた一枚が次です。
09
高層建物にピントが来て、右手前の柱状の設備機器はボケているでしょう?
これもOKですね。
最後に、レンズの性能チェックです。
次の写真はネットフェンスとカーブミラーにピントを合わせて見ました。
10
狙い通りの位置にピントが来ているのはもちろん、
その部分の解像力もたいしたものです。
中央部を拡大してみたのが次の画像。
11
しっかり解像しています。
60年前のブリキ製カメラも、バカにできない写りですよ。

(終り)

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