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ライカ標準レンズの撮り比べ2012年05月21日

バルナックライカを使い始め、交換レンズもいくつか揃えると、このレンズの性能比較をやりたくなります。以下の3本+比較用の現代レンズに付いて撮り比べてみました。
写真左から、
1.ズミクロン50mm/f=2(最も名声の高いレンズ)
2.エルマー50mm/f=3.5(旧ライカにぴったりの沈胴式レンズ)
3.ズマロン35mm/f=3.5(広角系では最もポピュラーなレンズ)
4.M.ZUIKO DIGITAL 45mm/f=1.8(ミラーレスの世界で人気No.1レンズ)
ライカの標準レンズ

ライカ用のレンズとしては、かなりミーハーな選択ですね。撮影はこれらのレンズをOLYMPUS PEN E-P3に装着して、絞りを変えながら絞り優先モードで行いました。実際には解放から最小絞りまで撮影しましたが、その中から代表としてf=4とf=11の画像をアップします。色味の違いも見えるようにホワイトバランスは『晴天』固定にしました。また、三脚に固定してブレ補正はoffにしました。

■ズミクロン50mm
ズミクロンf4

ズミクロンf11

■エルマー50mm
エルマーf4

エルマーf11

■ズマロン35mm
ズマロンf4

ズマロンf11

■M.ZUIKO DIGITAL45mm
ズイコーf4

ズイコーf11

比較した感想:
・どのレンズもf=11まで絞るとかなりシャープになります。ただし、最小絞りまで絞ると逆に甘くなります。f=16もしくは22はあまり使わないようにしようと思います。
・このズミクロンは例のトリウム放射能入りのレンズではありませんが、若干黄色味が出てます。ズミクロンとしては普通の性質で別に嫌みな色合いではありません。
・エルマーは解像度の点でズミクロンにはかなわないものの、軽量コンパクトな点を考慮すると優秀で、バルナックに付けっぱなしにしたくなるレンズです。
・ズマロンは解像度も良く発色も豊かで素晴らしいレンズです。持ってて良かった!!
・ズイコー45mmは現代のレンズらしく一番シャープです。発色も良い。さすがですね。
蛇足ながら、このズイコーレンズはポートレート用としてボケ味も素晴らしいです。

とはいえ、50年以上前に製造されたレンズが、現代のレンズに負けない表現力を備えている事が分かると、ライツの技術者は偉かったなと思います。コンピュータも無しで設計してたのですからね。そんな事を考えながらこれらのレンズで撮影するのは実に楽しいです。

ライカが三脚に付かない?!!2012年05月21日

問題が解決した後の状態。解決に要した総費用は180円。安くて良かった!
ライカⅢgに三脚

経緯:
むかし使っていた三脚は数年前の引っ越しの時に処分してしまっていたので、最近また新しい三脚を購入しました。そしてライカへの使い勝手を試してみようと思ったら、何と!付きません。三脚の雲台に付いているネジがカメラボディの穴より随分細いのです。というよりも雲台側のネジはこれまで見慣れたものなので、私の持ってるライカⅢgの取付け穴が普通より大きすぎるようでした。アレ?と思い、もう一台のライカⅢfの方を試してみるとこちらはピッタリ取り付きました。ネットで検索する事、数十分。どうもⅢgのボディはドイツ規格、Ⅲfのボディは国際規格で作られたものを、たまたま私が所有していたようです。下の写真左がⅢf、右がⅢg
元の状態

この問題に出会う人も多分多いだろうし、どこかのアクセサリーメーカーが対応商品を作っているのでは?と期待して探してみると、ありました。エツミというメーカーが「ドイツ規格(3/8”)のネジを国際規格(1/4”)に合わせるアダプターです」という事で「E-523 止ネジアダプターS」なる製品を作っていたのです。
ねじ径変換アダプター

しかもヨドバシ.comで代金180円の送料無料で扱っていたのです。即購入、翌日には届きました。装着した写真がこれ。両方とも同じ雌ネジになりました。
アダプター装着後