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ライカ距離計の縦ずれ調整2012年06月11日

バルナックライカでは距離計の縦ずれが発生しやすいようです。オークションの商品解説に「距離計縦ずれありません!」とよく書かれているのは、逆に言うとずれてる個体が多いからでしょう。私が手にした3台のバルナックのうちでも2台にこの現象が見られました。
ネットで調べてみると、銀座ライカに持って行けば1台3,150円で調整してもらえるようです。一方この不具合の直し方もネット上に紹介されており、素人にもそれほど難しくないような気がしました。それで挑戦してみたのが次の写真です。
ライカ距離計縦ずれ
距離計の対物レンズの外周リングに2カ所の溝が切られています。この溝に小さなドライバーを差し込んでリングを左右に回して調整します。やって見たら簡単に調整できてしまいました。

ただし、カメラをこの状態にするためには、対物レンズを保護している化粧リングを事前に外しておかなければなりません。これには道具がいります。真鍮やアルミ製の「ハンドプライヤー」で、バルナックライカの場合はⅡfでもⅢgでも11mmサイズのものです。下の写真がリングを回転させて外しているところです。
ハンドプライヤー
このプライヤーはヨドバシ.comから、送料込み2,362円で届けてもらったものです。しかもヨドバシのポイントが溜まっていたので、今回の出費0円でした。ラッキー!

なお、この作業では無限遠の物体を見ながら調整と確認を繰り返す必要があります。私の場合は池袋の超高層ビルに設置されている航空障害灯が丁度良い対象物でした。
航空障害灯
ここに写っている赤色灯のどれかを距離計で覗いて調整します。夜しかできません。
夜間に距離計ファインダーをのぞいて、これまでどうやっても二重に見えていた赤色灯がビシッ!と一つに重なった時はとても気持ちが良かったです。しかもタダですから。

コメント

_ カリーノパパ ― 2012年06月11日 08:49

昔のカメラの方が、風格があるように思います。
自動車を例にとっても、昔の自動車の方が、デザイン的に美しいと思います。

やはり、良い物は、古くなっても大切にしたくなりますね。
今の製品と違って、一品一品が手作りの良さを感じさせてくれるように思います。

距離計のズレが治った時のタフちゃんの感激が、ブログを通しても伝わって来るようです(笑)

_ タフちゃん ― 2012年06月12日 00:59

>カリーノパパさん
ライカは7,8年毎にメンテすれば50年でも100年でも使えるカメラだそうです。
実際に私が入手した一台は1957年製をオーバーホールしたもので、感触は最高です。
そして美しさに関しては現代のカメラは足元にも及びません。
(尤も最新のデジカメも私は嫌いではないけれど)
車もそうですよね。
そしてカリーノパパさんの薪ストーブなんかその極致ですね。

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