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近衛町からおとめ山公園へ(1)2012年08月10日

目白駅の南西、住所で言うと新宿区下落合のあたりは「近衛町」と呼ばれています。道の真ん中に欅の大木がある所、と説明すると多くの人が「あそこか」と思いあたるようです。
近衛のけやき
この辺りは「上り屋敷」よりも更に高級な住宅地です。約40年ほど前に「下落合シティハウス」なる低層の高級マンションが建設され、その価格にビックリしました。このマンションも最近は手が届く価格で売り出されているようですが、管理費などがやたら高く相変わらず庶民には縁遠い物件です。
最近は相続の関係からか個人住宅から中規模マンションへ建替えられる例が多く、その建物名称として「近衛町」が好まれています。ちょっと高級な感じがしますよね。
実際、高額物件が多く、造りも贅沢で区の保護樹木を玄関周りに取込んでいる例などがあります。
玄関周りのスダジイ
立派なスダジイですね。

もちろん個人の住宅も沢山残っていて、良い雰囲気の街並みを形成しています。その中に「アレ?」と思う住宅がありました。何か訴えかけるものがあったのです。
2012モダンな住宅
昔の写真を探してみると、こんな写真がありました。
1974モダン住宅
38年前に「モダンな住宅だな」と感心して撮影したようです。建物にはいくつか手が加えられていますが、今でも十分素敵ですね。

この地域には「目白ヶ丘教会」というバプテスト派の教会があります。このような宗教施設が立地する所は地域のイメージが良くなりますね。近衛町もそんな感じです。
目白ヶ丘教会
この日もよい天気で、建物脇の良く手入れされた花壇にはキアゲハが戯れていました。良く見ると青サルビアの蜜を吸いに来ているようです。
サルビアとキアゲハ
かなり接近して撮影した所、蝶の複眼と眼が合ってしまいました。いわゆる見つめ合った状態です。動物と眼が合うことは良くありますが、蝶々とは始めてです。近衛町のキアゲハらしく結構尊大な眼をしていました。

さて先ほどの「近衛の欅」を南下すると都選定歴史的建造物として名高い「日立目白クラブ」があります。分離派建築的スパニッシュスタイルとでも言うべき面白い建物です。残念ながら現在改修中でしたので、いずれ改めて取り上げてみたいです。
(翌年、見学してきました。その記録はこちらです。)
工事用シートの貼り方も表現主義的な感じがしていて可笑しかったです。
日立目白クラブ
この塀に沿って右手、西方へ歩いて行くと急な階段が現れて、その向こうに「おとめ山公園」が広がっています。
おとめ山への階段
.....(続く