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夕暮れの早稲田松竹2013年02月05日

先日、四谷にある新宿歴史博物館の写真展を見て来ました。
「記憶の中の新宿 -昭和30年代を中心に-」というテーマでした。

私が東京での生活を始めたのが昭和40年代ですので、それより更に一昔さかのぼった景色が紹介されていた事になります。
そのため全面的には感情移入しきれなかったものの、一枚、特に気を引かれたのが早稲田松竹の写真でした。

学生時代、低料金で名作を上映する映画館が都内に何軒もあり、そこで過ごす数時間は授業よりも大切でした。佳作座、パール座、文芸地下、東急名画座などなど。
早稲田松竹開館は1951年だそうです。私たちとほぼ同世代なんだと改めて認識しました。

それで早稲田松竹周辺の写真を撮りたくなったのです。
今回はハッセルブラッドにTri-Xを入れて、昔風のモノクロに挑戦です。
良く行く早稲田松竹
レトロな雰囲気が素敵です。軒天の照明も何となく庶民的ですね。
そして、近くで見るとウィンドウ前に多分後付けの防護柵が。
きっと酔っぱらってガラスに衝突する学生さんが沢山いたんだと思います。

向かい側の歩道に渡って、映画館を正面から見ると、
屋根の波形が笑えます。
屋根が笑える早稲田松竹
「昔はモダンボーイだったんだろうな」って思えるお爺さんのようです。

隣を見ると停留所にバス待ちの女高生が。
バス待ちの女高生
乱雑に見えた早稲田通りですが、夕暮れの風景は悪くないな、と思いました。