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白黒テレビでシャッター計測2013年02月19日

先日シャッター幕の貼り換えがうまく行ったペンタックス。(Nikon D600 対 Pentax SV)
修理後の撮影もまあまあの出来で、とても楽しかったのですが、
更にこれをネタにした遊びに挑戦しました。
ペンタックス分の写真の露出が2段くらいオーバー気味だったので、
理由の確認、すなわちシャッター速度の計測です。
カメラのシャッタースピードを計測する機械はとても専門的で高価です。
それに対して、テレビを使用した簡易な計測法が教科書にでていました。
でも、これの難点はブラウン管のテレビが必要な事です。
教科書が書かれた当時は世の中に存在したブラウン管も今は化石です。
一般の家庭にはほとんど残ってないでしょう。
我家も既に処分済みです。
わざわざ中古のテレビ、しかも液晶に比べてかさばるテレビを買い求めるのもなあ、
と逡巡。
せめてポータブルな品物がないか、とヤフオクで探したら、何とありました。
1986年製のアナログ白黒テレビ、3辺とも15cm程度の小さな物です。
私の他に応札する人もなく(当然か)、格安でGet!。
下の写真のような「システム」を組みました。
シャッター速度の計測
シャッター速度を変えながら、テレビの走査線の光をビデオカメラで撮影します。

まず、正しく機能していると思われるニコンF2で基準を設定。
こんな具合でした。
速度を遅くするほど光の幅が太くなります。
1/2000秒
2000

1/1000秒
1000

1/500秒
500

1/250秒
250


これに対してペンタックスの最高速度1/1000秒はこうでした。
ペンタックス1000
ニコンの1/500と1/250の間くらいですから、およそ1.5段ほど遅めになっているようです。
予想通りでした。満足!

さて、どうやってペンタックスを調整するかはまた次の課題として、この計測システムはいかにもアナログ的で楽しいですね。
このようなテレビを譲ってくれたヤフオク出品者に感謝です。

ところで、もう東京ではテレビ放送用アナログ電波は飛んでないはずです。
また、このテレビは外部入力端子も備えていませんから、DVDも映せません。
にもかかわらず、ヤフオクで売りに出されたときのうたい文句は、
『完動品!』ポータブル白黒TV
です。

変な物を求める人間がいて、またそれを売る人間がいて、面白い世界です。