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ジャンクの”OM10”で立春の目白2016年02月08日

前回)からの続きです。

ジャンク品の”オリンパス OLYMPUS OM10”を、
取り敢えずフィルムカメラとしての最低線までは引き上げて、
立春の街へ試写に出掛けました。
オリンパスOM10
何らかの写真が写っていれば、更なる整備意欲が湧いてくるはずだし、
もし、ひどい写真ばかりか、或いは何も写っていなければ、
心置きなくゴミ箱行きにできます。

現像済んで吊るしたフィルムを見ると結構いけそう。
そして、スキャンすると「ワォー!イイじゃん」でした。
何枚かピックアップします。

学習院のネットフェンス。いつも、ここで解像力をチェック。
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次の二枚は逆光のチェック。悪くないです。
レンズにカビやクモリがあっても、
一応MC(マルチコーティング)の効果は生きているのかも。
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私はカメラのチェック。パトカーは街の安全のチェック。
ご苦労様です!!
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次は、「自転車が来た、急いで撮ろう!」と慌てると、
こんな風にボケ・手ぶれになります。
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それこそがフィルムカメラの正しいあり方ですね。
最近のデジイチの場合は、
こういう状況でも間違いなく撮れちゃうから、ずるいです。

裏通りの交差点にしては珍しく自転車が錯綜した瞬間を撮影。
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山吹の里で、久しぶりに渡辺弘行さんの作品「真珠」を撮りました。
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以前「新緑の少女裸像」を初めて撮影してからもう4年近くになるんだ。

こんな具合に、写りは全然ジャンクじゃなかったです。
私の手持ちの一眼レフと比べても遜色ないと思う。
これだけ写るのなら、このまま何もしないほうが良いんじゃないか?
と思うほどです。
でも、やっぱり、ファインダーを覗いた時に見える埃とか、
クリック感が失われてゆるゆるになっているスイッチとか、
「ここが惜しい!」という点があるので、
もう一段の整備に取り組んでみたいと思います。
いずれ続報を。

さて、私の手持ちの一眼レフの中から、
今回の”OLYMPUS_OM10”に似た機種を並べてみました。
OM10の小ささが際立ちます。
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左から、
ニコンF3、キャノンA-1、ミノルタX-700、オリンパスOM10。
いずれも絞り優先のAE(自動露出)が可能な機種です。
ただし、OM10が違うところは、AE専用なので、
他の機種と違ってシャッタースピードが手動では選べないこと。
そこが他の三機種と比較して劣るところです。

しかし!
OM10には次の写真の右下「マニュアルアダプター」という秘密兵器があって、
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これを装着すると、シャッタースピードを手動で選べるようになるんですね。
次が装着したところ。
今回、ジャンク品ながら、幸運にもこのアダプターは生きていました。
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かっこいい!
意匠的にも見事におさまっています。
こういうギミックな仕掛けの魅力に弱い私。
これまで手を出すのを避けていたOMシステム、ちょっと好きになりそう。

(一旦終わり)