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オリンパスOM1のメイクアップ(続き) ― 2016年03月16日
(前回)からの続きです。
OM1メイクアップのスタートは、
ただ一本所有している標準レンズ"ZUIKO 50mm/f1.8"のクリーニング。
私のはレンズ名にMCが入っているので、分解困難な後期型らしい。
当初の姿は次のように、カビ・ホコリ・クモリあり。
OM1メイクアップのスタートは、
ただ一本所有している標準レンズ"ZUIKO 50mm/f1.8"のクリーニング。
私のはレンズ名にMCが入っているので、分解困難な後期型らしい。
当初の姿は次のように、カビ・ホコリ・クモリあり。
まず、銀色の金属マウント部を外し、
次の写真でレンズを押さえている黒いリングを回し取ります。
次の写真でレンズを押さえている黒いリングを回し取ります。
露出したレンズは接着されているらしく、簡単には撮れません。
仕方なく、百均で買ったアセトン(マニキュア除去液)を接着部に塗ります。
仕方なく、百均で買ったアセトン(マニキュア除去液)を接着部に塗ります。
そして、ゴムで回すと、
外れました。
これで好きなだけ掃除できます。
前玉側も化粧リングを外し、
前玉側も化粧リングを外し、
前玉群を取り出します。
このユニットは完全に一体化していて、これ以上バラすのは難しそうです。
このユニットは完全に一体化していて、これ以上バラすのは難しそうです。
ここで、失敗。
絞りクリック用のボール(白矢印)を無くしそうになりました。
本来は次の絞りリング(赤字)の
絞りクリック用のボール(白矢印)を無くしそうになりました。
本来は次の絞りリング(赤字)の
所定の位置に開いた小穴(次の黒矢印)に、
小さなスプリングとともに収まらねばなりません。
小さなスプリングとともに収まらねばなりません。
ボールが転がって無くならなかったのは、
前玉ユニットの裏側に張り付いたままだったからで、
ゴミと埃が糊の代わりになって、ボールを保持していたようです。
操作感については、このレンズの距離環は少し重めでした。
重めが好きな私にとっても、かなりトルク感ありすぎ。
それで、柔らかめのグリースを塗って調整することにしました。
前玉ユニットの裏側に張り付いたままだったからで、
ゴミと埃が糊の代わりになって、ボールを保持していたようです。
操作感については、このレンズの距離環は少し重めでした。
重めが好きな私にとっても、かなりトルク感ありすぎ。
それで、柔らかめのグリースを塗って調整することにしました。
ヘリコイドは完全にバラすと組み立て時に難儀するので、
その手前で止めて、届く範囲の古いグリースをこの写真のように除去し、
新しい柔らか目のグリースを塗りつけました。
そして若干のクモリは残ったものの、
次のように結構クリアなレンズになりました。
その手前で止めて、届く範囲の古いグリースをこの写真のように除去し、
新しい柔らか目のグリースを塗りつけました。
そして若干のクモリは残ったものの、
次のように結構クリアなレンズになりました。
レンズが綺麗になったところで、フードも純正を調達して装着。
ボディ本体も「クリンボーイ」で磨き上げました。
こうしてメイクアップした”オリンパス OLYMPUS OM1”の
ビフォア・アフターの写真を、並べてみました。
復活オリンパスOM1で四谷の二人連れ ― 2016年03月21日
(前回)からの続きです。
修理が済んだ、「オリンパスOM1」と「OM10」、
撮影可能なオリンパス一眼レフが二台になりました。
しかし、フォーカシングスクリーンとレンズは一つしかありませんので、
この二台を同時に使うことはできません。
「それはやっぱり不条理なのじゃないか」と思い、
結局「フォーカシングスクリーン」と「交換レンズ35mm/f2.8」
を買い足して、こうなりました。
修理が済んだ、「オリンパスOM1」と「OM10」、
撮影可能なオリンパス一眼レフが二台になりました。
しかし、フォーカシングスクリーンとレンズは一つしかありませんので、
この二台を同時に使うことはできません。
「それはやっぱり不条理なのじゃないか」と思い、
結局「フォーカシングスクリーン」と「交換レンズ35mm/f2.8」
を買い足して、こうなりました。
この二台を比較すると、
左の「1」よりも右の「10」の方が新しく使いやすいです。
露出はカメラにお任せのAE機ですからね。
それなのに、世間的な格付けは「1」の方が上です。
その理由の説明は困難ですが、それって見た感じで何となく分かりますよね?
同じようなものが二つ並ぶと、自ずとその関係性は表に現れるものらしいです。
そんなオリンパスの一眼レフを持ち出して、雨上がりの昼時、
たまたま出かけた四谷で”walk & shoot”しました。
まず、四谷駅の”atre アトレ四谷”を南側に出た所、
新宿通り側の風景です。
左の「1」よりも右の「10」の方が新しく使いやすいです。
露出はカメラにお任せのAE機ですからね。
それなのに、世間的な格付けは「1」の方が上です。
その理由の説明は困難ですが、それって見た感じで何となく分かりますよね?
同じようなものが二つ並ぶと、自ずとその関係性は表に現れるものらしいです。
そんなオリンパスの一眼レフを持ち出して、雨上がりの昼時、
たまたま出かけた四谷で”walk & shoot”しました。
まず、四谷駅の”atre アトレ四谷”を南側に出た所、
新宿通り側の風景です。
これは西に向かって撮影したもの。
サンドイッチ店”ポール PAUL”のテラス席が写っています。
このお店では、パリで食べた時と同じ味の、最高のサンドイッチがいただけます。
次に東側に向かって一枚。
サンドイッチ店”ポール PAUL”のテラス席が写っています。
このお店では、パリで食べた時と同じ味の、最高のサンドイッチがいただけます。
次に東側に向かって一枚。
中央の男性二人は、見るからに職場の上司と部下。
そして出口を変えて、麹町口から北方向の雙葉学園沿いの道を進み、
次の石段を登ると、
そして出口を変えて、麹町口から北方向の雙葉学園沿いの道を進み、
次の石段を登ると、
右手に雙葉学園、左手に中央線を見下ろす遊歩道です。
そこで見かけた、下校途中の生徒たち。
そこで見かけた、下校途中の生徒たち。
いずれも、仲良し二人連れ、であることが一目瞭然。
四谷の”walk & shoot”が済んだ後、
残ったフィルムで、目白でも撮影してみました。
明治通りと新目白通り、高戸橋近くの風景です。
四谷の”walk & shoot”が済んだ後、
残ったフィルムで、目白でも撮影してみました。
明治通りと新目白通り、高戸橋近くの風景です。
いずれの写真にも、二人の関係は説明不要なくらい写り込んでいますね。
さすがオリンパスの「ZUIKOレンズ」です。
そんな中、次の最後の一枚。
さすがオリンパスの「ZUIKOレンズ」です。
そんな中、次の最後の一枚。
交差点で信号待ちをしている二人はどうでしょう?
当然、「無関係な関係」と推測します。
万一、この二人が夫婦だったとしたら(そんな事はないと思いますが)、
この微妙な距離感は夫婦の「危機」ですね。
(終り)
当然、「無関係な関係」と推測します。
万一、この二人が夫婦だったとしたら(そんな事はないと思いますが)、
この微妙な距離感は夫婦の「危機」ですね。
(終り)
胸突坂のシスター ― 2016年03月23日
3月後半になって、ぬくい日が増えてきました。
こんな季節の撮影にはカラーフィルムも良いかと思い、
Nikon_F2に安価なフジカラー400を詰めて、江戸川公園方面へお散歩です。
こんな季節の撮影にはカラーフィルムも良いかと思い、
Nikon_F2に安価なフジカラー400を詰めて、江戸川公園方面へお散歩です。
新江戸川公園の園内から崖を登ると「永青文庫」です。
文庫を抜けると、「胸突坂」の降り口。
坂を下る途中で、二人のシスターとすれ違いました。
カラーフィルムでの撮影は久しぶりなのですが、
そんな時にあえて「黒い衣装のシスター」を撮るのもオツなものです。
帰り道、神田川沿いの遊歩道をゆっくり歩いていると、
今度は「水色ウェアの女性ランナー」が私を追い抜いて行きました。
そんな時にあえて「黒い衣装のシスター」を撮るのもオツなものです。
帰り道、神田川沿いの遊歩道をゆっくり歩いていると、
今度は「水色ウェアの女性ランナー」が私を追い抜いて行きました。
カラーフィルムの現像液が品切れで手に入らなかったため、
やむを得ず少し疲労気味の古い現像液にて処理してみました。
そのせいか、カラーの発色が少しアバウトな気がします。
でも、そのいい加減なところが、この季節のぬくい感じにあってるような。
ミノルタ16QTのファインダー清掃 ― 2016年03月26日
4台に増えたミノルタ16QTでのカメラ遊びも最終盤。
4台も持っていても使い切れないので、
状態のそれほど良くない個体を完全に潰して、分解練習をしました。
そして、その知識を生かして、これまで手を出せなかった
「ファインダー」と「露出計」部分の清掃・修理を行いました。
その概要が次の写真です。
4台も持っていても使い切れないので、
状態のそれほど良くない個体を完全に潰して、分解練習をしました。
そして、その知識を生かして、これまで手を出せなかった
「ファインダー」と「露出計」部分の清掃・修理を行いました。
その概要が次の写真です。
まず、ファインダー清掃は次の手順で行いました。
両側のビスを抜いて、上カバーを外します。
左右のビスの長さに注意。
上カバーが外れたら、次の写真でファインダー横のビスと
上カバーが外れたら、次の写真でファインダー横のビスと
次のストラップ取り付け用部品とビスを外します。
更に次の写真のシャッター速度変更用金物とバネを外すと、
前カバーが本体から分離できます。
その状態で底面を覗くと、次のように距離表示レバーが見えます。
この部品群を外します。
バネの掛かり具合を事前に良く見ておく必要があります。
そして、距離表示レバーが取り付いていた金属プレートを外すと、
次のようにファインダーブロックが露出します。
そして、距離表示レバーが取り付いていた金属プレートを外すと、
次のようにファインダーブロックが露出します。
これで思う存分綺麗にできますね。
最初の写真の4台のうち、今回犠牲になった上の二台は、
ファインダーレンズに印刷されていたフレームが劣化していました。
これは16QTの持病のようです。
下の二つはフレーム劣化は少なく、クモリとチリ混入のみでしたので、
このクリーニングで新品のようにクリアな視界が甦りました。
(続く)
最初の写真の4台のうち、今回犠牲になった上の二台は、
ファインダーレンズに印刷されていたフレームが劣化していました。
これは16QTの持病のようです。
下の二つはフレーム劣化は少なく、クモリとチリ混入のみでしたので、
このクリーニングで新品のようにクリアな視界が甦りました。
(続く)
ミノルタ16QT露出計の交換と調整 ― 2016年03月28日
(前回)からの続きです。
今回修理した16QTのうち、一台は露出計不調の個体でした。
回路は生きているが、数値が正常値から3段くらいずれていました。
一方、露出計はOKながら、
ファインダーの劣化で使うには「?」の個体があったので、
その個体の受光部をそのまま移植してみました。
そしたら結果オーライでした。
その手順を記します。
まず、前カバーを外すまでは前回と同様です。
今回修理した16QTのうち、一台は露出計不調の個体でした。
回路は生きているが、数値が正常値から3段くらいずれていました。
一方、露出計はOKながら、
ファインダーの劣化で使うには「?」の個体があったので、
その個体の受光部をそのまま移植してみました。
そしたら結果オーライでした。
その手順を記します。
まず、前カバーを外すまでは前回と同様です。
この中央に見えているリングと基盤が移植対象です。
この基盤を表側から見てみると、次のようにCdSがありますね。
この基盤を表側から見てみると、次のようにCdSがありますね。
前カバーに付いているこの基盤と、本体側の基盤を分離するには、
両者を接続するコードのハンダを溶かして繋ぎ直します。
次の写真の5箇所です。
この時、注意するのは配線の色とハンダ付け箇所です。
次のように、製造年代により基盤設計が若干異なっているものがあるので、
それなりの判断が必要かもしれません。
次のように、製造年代により基盤設計が若干異なっているものがあるので、
それなりの判断が必要かもしれません。
今回の分解で得た知識のうち、後日役立ちそうなのものがありました。
それは、露出計の微調整方法です。
最初の写真に写っていたリング(絞りリング)はこうなっていました。
右の金属は可変抵抗の接点です。
リングの内側が接触抵抗面になっていて、
接点が移動することで抵抗値を変化させているんですね。
取り付けた状態を前側から見てみると次のようです。
リングの内側が接触抵抗面になっていて、
接点が移動することで抵抗値を変化させているんですね。
取り付けた状態を前側から見てみると次のようです。
この矢印レバーを左右に回すことで、
露出計の感度を±1絞り分、微調整できるようになっています。
結構緻密にできているんですね。感心しました。
さて、今回の修理には特に関係しませんが、
分解練習ではこんなこともやりました。
露出計の感度を±1絞り分、微調整できるようになっています。
結構緻密にできているんですね。感心しました。
さて、今回の修理には特に関係しませんが、
分解練習ではこんなこともやりました。
これは後ろカバーの貼り革を剥がしているところです。
これを完全にめくると、次のように4本のネジが露出します。
これを完全にめくると、次のように4本のネジが露出します。
ネジを抜いてこのカバーを外すと、フィルムの露光面です。
この中央に見えているフィルム圧板をずらして外せば、
レンズの後玉部分にアクセスできます。
思いっきりクリーニングすることも可能ですね。
こんな感じで、”ミノルタ Minolta 16QT”の主要部分は分解し尽くしました。
「16QT解体新書」でも書けそう。
(終り)
思いっきりクリーニングすることも可能ですね。
こんな感じで、”ミノルタ Minolta 16QT”の主要部分は分解し尽くしました。
「16QT解体新書」でも書けそう。
(終り)
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