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嵯峨野の常寂光寺2018年02月07日

前回)からの続きです。

常寂光寺の多宝塔の昔の姿
これは、45年前に見た常寂光寺の多宝塔です。
この現在の姿を見に来ました。

まず山門をくぐり、
常寂光寺山門
受付を過ぎると次の仁王門が見えます。
常寂光寺仁王門
奥に階段が見えますね。
結構急勾配の石階段です。
04
この石階段を登るのは大変と思う方のために緩勾配の脇道が用意されていました。
末吉坂
「末吉坂」という目出度い名前が付いていました。
そして階段を登りきると本堂があり、
その本堂の裏手に重文「多宝塔」の案内板がありました。
多宝塔案内板
次が多宝塔の現在の姿。
常寂光寺の多宝塔
四方八方から眺めましたよ。
ちょっと異国趣味を思わせるような不思議な形態です。
家に帰ってから多宝塔について少し勉強しました。
すると、昭和46年(古い!)彰国社発行の「日本建築史図集」に、
似た建物が二つ載っていました。
その写真と解説文を載せます。
大塔と多宝塔
つまり、多宝塔とは円形平面の上に方形の屋根をかけたもので、
密教とともに伝来した新しい建築形式、ということなんですね。

昔と変わらぬ多宝塔の姿に安心して観光終了。
帰り道、本堂の前(石階段の頂上)から、
京の街が一望できました。
京の眺め
小倉山の南面に展開される常寂光寺でこその眺望です。
この眺めも「重文」に値します。

そして次の目的地「落柿舎」を目指しました。
落柿舎への道
嵯峨野の地は徒歩で巡るのが良いですね。

続く