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理想の二眼レフを探して3:プリモJRシャッター整備 ― 2019年02月24日
(前回)からの続きです。
修理を必要としている二眼レフのうち、
私が次に取り組んだのは、写真で一番右の " プリモ Primo-JR " です。
ある深謀遠慮のもとに入手したジャンクカメラなんです。
Primo-JRのOEM機である " ソーヤーズマーク4 Sawyer's MARK IV "
を含めれば、この機種の入手は何と三台目です。
「いい加減にしたら」の声が自分自身の中からも聞こえてきます。
最初にジャンク度判定をしたところ、
大きなところではレンズシャッター不良が一番の問題点でした。
この機種はセミオートマットなので、
・フィルム巻き上げ&シャッターチャージ
↓
・シャッターボタン押し下げ
↓
・シャッター羽根の開閉(露光)
↓
・フィルム巻き上げ&シャッターチャージに戻る
のサイクルで二重露光のミスを防いでいます。
ところが、かなりの頻度で羽根が動かず、
シャッターが切れないことがありました。
ということは、次の操作に進めませんから、
巻き上げ機構を再度チェックしてみようと思っても、
その操作に移れないわけです。
ひどい時は、シャッターボタンを押しても、
全然作動する気配を見せないので、やむを得ず買い物に出かけ、
一時間後に戻ってきたらシャッターが切れていた、
というような状況でした。
それでも、一応シャッターが切れることは切れるわけですから、
不調の原因で一番可能性が高そうなのは、羽根かギア類の油汚れです。
まず、前回のマミヤC220と同じように、
ベンジンによる羽根の清掃を試みる事にしました。
以前、この機種のレンズ清掃をした時は、
前玉の押さえリングを外すのに苦労しました。
今回は、逆に押さえリングと前玉一枚だけがすんなり外れて、
むしろ前玉群の残りの部品が取り出せない状態になりました。
堀割り溝もないし、掴みようがないので回せません。
そこで吸盤ゴムオープナーの出番ですね。
径の合うゴムを押し当てて、かなり力を入れて、何とか回せました。
そして前玉の残りを取り出したところが次の写真です。
このように、同じ機種の同じレンズの分解方法についても、
正解は一律ではありません。
そのたびに解を見出して実施しなければ次の工程に進めないのです。
カメラの修理を手がけていると、こうして状況対応力が磨かれ、
人間としても大きく成長できます(笑)。
ともあれ前回のマミヤC220と同様に羽根の清掃をしたところ、
シャッターの調子は良くなったようです。
「完全分解してベンジン浴」も覚悟していましたが、
今の所は、これで様子見です。
ちなみに、ベンジン浴の経験は次の通りです。
この二眼レフ、シャッターが一応正常に動くようになったので、
それ以外の点もチェックしてみました。
致命的な問題はなさそうですが、後玉に何がしかあります。








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