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銀塩写真のデジタル化(3)2012年04月06日

(続き)

■3.フラットベッドスキャナを使って印画紙から自前で取込む

知人からもらった写真の場合は、フィルムは手元にありません。そのため印画紙を直接読み込む必要があります。この道具としてEPSON_GT-X820を購入しました。
買って損のないスキャナ
やってみると、この方法は簡便で且つ仕上がりもそれほど悪くありませんでした。そのため、フィルムから取込む場合と比べて画質はどうなのかとか、スキャナーによる違いはどの程度あるのかなどを試してみたくなりました。結局、フィルム・プリントとも手元に残っているサンプル画像について次の三つの方法を比較して見ました。

a.業者にてフィルムから取込み
フィルムから

b.スキャナ(専用機EPSON_GT-X820)にてプリントから取込み
専用機から

c.スキャナ(複合プリンタCanon_MP980)にてプリントから取込み
複合機から

このa・b・c三通りの方法を試してみた感想は以下の通りです。
a.点や線のきめ細かさは最も良い。ハイライトがやや抜け気味になる
b.ハイライトの色の乗りが良い。暗部のディテールも出ている
  (DIGITAL_ICEは使用せず。これをオンにすると5倍くらい時間がかかるため)
c.複合機としては十分な画質。しかし暗部のディテールはややつぶれ気味

個人的な見解としては
それほど画質にこだわらなければ、複合プリンタで十分でしたが、今回、2万数千円程度で購入したGT-X820は大変役に立ってくれました。時間があればこれ一台で全ての写真のデータ化を行う事も可能ではありました(数年間かかるでしょうが)。あと特筆すべきはGT-X820にバンドルされているPhotoshop_Elementsの便利さです。前回も紹介した「スポット修復ブラシツール」は、ゴミの跡をソフト上で簡単に取り除けるので、個人がスキャニングを行う際には必須とも言えるツールです。このPhotoshop_Elementsがあったおかげでデジタル化の作業がとても楽しくなりました。