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20年前の香港で競馬2014年05月11日

前回)のロンシャン競馬場の続きです。

仕事で香港に出張した20年前、
途中の日曜日に団体行動の予定がありましたが、
同行者の一人に競馬好きの人間がいて、彼と私とで、
「群れるのは止めて、旅費を稼ごう」
と意見が一致し、競馬場へ直行!

香港では、香港島にハッピーバレー競馬場、
九龍半島にシャティン(沙田)競馬場がありますが、
この日はシャティンの方で開催されていました。
その競馬場の様子は、見慣れた府中競馬場とそっくりです。
香港シャティン競馬場
後ろに山(多分、馬鞍山)が見えるのがちょっと府中と違います。

このスタンドの雰囲気も府中にそっくりですね。
シャティン競馬場のスタンド

競馬場に着いて、問題は競馬新聞を持っていないこと!
日本だったら競馬新聞やスポーツ新聞がどこでも売られているのに。
インフォメーションで訪ねても「無い」。
困っていると、近くに居た見知らぬ男性がコピーをくれました。
あの人は誰だったのかな?

その後、我々を日本人の金持ちと誤解したか、
インフォメーションの女性がメンバー席まで連れて行ってくれました。
パスポートを見せて、50香港ドル(約700円)で入れました。
ちなみに庶民の一般席は10香港ドルでした。

とはいえ館内は特に豪華な雰囲気は味わえず、
後楽園の場外馬券売場にいるような既視感。
シャティン競馬場の館内

ちなみに馬券の買い方は、当時の日本よりも複雑でした。
でも、行きのタクシーの中で、
運転手から、マークシートの記入の仕方を教わっていたので大丈夫。
せっかく香港で競馬しているのですから、私は多様に、
ウィン(単勝)、キネラ(馬連)、ティアス(三重勝)などを買いました。
そして、結果は、二人とも惨敗。
惜しかったのは、第7レースで同行者が買った枠連の「8-8」。
超万馬券がかすったのです。旅費が何回分も出る所でした。
何でそんな穴馬券を買ったのか聞いたら、
自分の名前にちなんで、いつも買ってるんですって。
穴馬券を当てる人って、検討して当てる訳ではないんですよね。

次の写真は馬券売場&払戻し場。
馬券売場
ここで大金を手にしたかったです。

オケラ街道を帰る前に少し豪華な雰囲気を味わいたいと、
メンバー席より更に上等の特別席の入口で記念写真を撮った私です。
シャティン競馬場の女王席
一番上に「女皇廂房(THE QUEEN'S BOX)」とあるでしょう?
この時、まだ香港がイギリスの租借地だったんですね。
香港が中国に返還されるのは、この3年後でした。

目白でGPS2014年05月13日

GPS機能付きのカメラで旅行写真を撮ると、
日時と場所を同時に記録してくれるので便利です。
今度旅行に持って行くことになりそうなので、事前に、
その機能が壊れていないかチェックすることにしました。
先日の日曜日に、おとめ山公園と学習院大学の周りを一周です。

MacのiPhotoに取込むとこうなります。
00
この画面で右下に撮影地が赤いピンで示されているでしょう。
拡大すると、次のようになっています。
01
GPS機能はほぼ正確に働いているようです。

せっかくなので、写真をピックアップして載せてみます。
先ほどの地図の上では順に右回りです。

起点は、学習院下の交差点から見上げる「椿の坂」
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同じ場所から西向きに「高田ガード」を撮りました
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ガード西から坂を上がった所にある「日立目白クラブ」
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近衛町からおとめ山公園へ至る急な階段
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おとめ山公園の「水辺のもり」の休日の風景
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同公園の「中の池」でザリガニ釣りをする子供たち
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下落合公務員住宅跡。近所の噂ではやっぱりマンションになるそうです
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南の公務員住宅跡地で進む公園整備。「自由はらっぱ」になります
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遠方に写るのは有名な「近衛のけやき」
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目白三丁目交差点。中央二階はおそばの「吉祥庵」
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見ての通りの目白駅
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学習院大学正門。立派!
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千登世橋から明治通り新宿方面を見下ろす
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千登世橋中学校東の都電踏切。記念写真を撮る親子連れがいい雰囲気
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目白通りからスーパーヨシヤへ下る急坂の「のぞき坂」
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学習院南の「新井薬師道」
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これで一周しましたが、写真でフレアーが生じているものがありました。
カメラをチェックしてみると、何とレンズ表面に指紋が!
私としたことがカメラのメンテを怠っていました。
早速レンズのクリーニングを。
18
クリーニング液→アルコール→水→乾拭き、と念入りに行って万全です。

ミステリーゾーンのスペシャルDVD2014年05月15日

隔週水曜日は復刻版ミステリーゾーンDVDの発売日。
そのシリーズが、昨日の発売で、ついに第19巻まで到達しました。
ミステリーゾーン全巻

昨年9月に甦ってから、いつ中断してしまうかヒヤヒヤしながらの9ヶ月でしたが、
出版元もなかなか頑張ってくれているようです。

そして第19巻、ここまで熱心に買い続けた私にボーナスがあるそうです。
10〜19巻の各号の解説書に付いている応募券を切り取って、
応募券
応募用紙に貼付けます。
貼付け用紙
そしてこれを出版元に送付すると、応募者全員に、
コレクター版エピソードの三話が収録された「スペシャルDVD」が送られてくるそうです。
早速、昨日の内に投函しました。
いよいよ投函

ただで貰えるプレゼントは何であっても嬉しいです。
手元に届くのは3ヶ月くらい先になるそうですが、待ち遠しいです。
でも、何で3ヶ月もかかるんでしょうね。
それはきっと遥か彼方の「ミステリーゾーン」から取り寄せるからだと思いますよ。

オールドニッコールの簡易Ai改造2014年05月19日


D600にオートニッコール
この写真はニコンのデジ一眼D600に、
”オールドニッコール old Nikkor”レンズの35mm/f2.8を装着したものです。
この組み合せは、ニコンのHPではやってはいけない事とされています。
壊れる事があるそうです。でも、やってしまいました。
若干の改造を施せば大丈夫そうだったからです。

以前「出戻りのオールドニッコールレンズ」にて、
手持ちの古いニコンレンズを並べて見ました。
ニッコールレンズ群
壮観!です(自己満足)。
このうちで一番古い型の35mm/f2.8(左から二つ目)は、
写真中央のニコンF2(フォトミックAタイプ)にも使えず、
当然、最新のデジタル一眼レフにも使えませんでした。

だから、次の写真左のように最古のボディであるニコンF専用として使っていました。
ニコンFとD600
でも、この写真右側のデジタル一眼やF2にはなぜ着かないのか、そして、
使えるようにする方法はあるのか、私の研究・工作熱が目覚めてしまいました。

そこで、ニコンレンズのリア側の形状を改めて観察してみました。
左から右へ行くほど新しいレンズです。
レンズのリア側
技術者の工夫の歴史が見えて、大変興味深いです。
レンズの絞りの情報をカメラ付属の露出計にどう伝達するかの工夫がなされています。
赤の矢印部分には突起があり、絞り環の位置情報を物理的にカメラに伝えます。
(厳密に言うと、「開放F値と実絞り値の差分」を伝達しています)
この突起を「露出計連動ガイド」と呼びます。
右端の青の矢印部分は電子接点で、電子的に絞りの情報などをカメラに伝えます。

次の写真はニコンF2(フォトミックAタイプ)のレンズマウント部分です。
F2の露出計連動レバー
ここで赤い矢印が「露出計連動レバー」といい、
先ほどの「露出計連動ガイド」と物理的に噛み合い絞りの情報を受け取ります。

問題の35mmレンズを、F2に無理矢理嵌め込もうとするとこうなります。
カニ爪干渉
レンズの「カニ爪」とカメラボディの「露出計連動レバー」がぶつかっています。

このカニ爪、今は機能していないので、外してしまえば良いのですが、
これが無くなるとオールドニッコールらしい外観が失われてしまいます。
それで、第一の改造点として、カニ爪の縁をビス穴いっぱいまで削り落としました。
カニ爪を削る
こうしてから付け直せば、「露出計連動レバー」とぶつかる事はありません。

また、もう一つの改造点として、
絞り情報をやり取りするための「露出計連動ガイド」を付け足しました。
下の赤い矢印です。プラスチック片を瞬間接着剤で付けました。
露出計連動部
設置位置は、同じ開放F値を持つAiレンズ24mm/f2.8に合わせました。
すなわち、開放F値からおよそ5段弱絞った位置です。

これだけで完成です。ニコンF2に装着してみます。
F2とオールドニッコール
連動ガイド部分を拡大してみます。
連動部拡大
きちんと噛み合っています。
同様にD600にも問題なく装着できました。

D600については、レンズ情報をカメラに登録する事ができます。
つぎのように、レンズNo.5に焦点距離と開放F値を登録しました。
レンズ手動設定
こうしておくと、このレンズを装着してD600で撮影した画像データに、
撮影時の絞り値と焦点距離を電子的に記録する事ができます。
下の写真で、「F5.6*」と「35mm*」とあるのがそれです。
撮影データ
「*」が付いてるのは、古いレンズ使っているね、とカメラが感心している印です。

こうして、オールドニッコールレンズを、取り敢えず
F2(フォトミックAタイプ)とD600でも楽しめる事になりました。

なお、この改造は私の手持ちのボディに装着するための最小限の加工です。
ニコンの他の種類のボディでも使えるようにするためには、
本格的な「Ai改造」が必要で、プロに頼むと八千円くらいかかるそうです。
まあ、今時、簡易にせよ本格的にせよ、
改造してまで50年前のレンズを使う物好きは、あまりいないと思います。

(実写例はこちら

Ai改造ニッコールで池袋をスナップ2014年05月22日

前回)からの続きです。

Ai改造したオールドニッコールの35mmレンズを、ニコンF2に装着して
walk & shoot を楽しみました。
「画質を求めるならズームレンズは駄目、単焦点レンズに限る」と言われていた40年前、
私の頭の中ではレンズの用途は、
・標準的な撮り方をするなら、50mmの標準レンズ
・ポートレートは、ボケ味のきれいな中望遠レンズ
・スナップショットは、広角の35mmレンズ
と厳格?に分類されていました。
昔も今も「教条主義」なんです。

だから今でも、35mmレンズを付けている時は、街をスナップ撮りしたい気分になります。
この日は、目白駅を起点にして池袋まで散歩、そして目白まで戻って来ました。

駅東の椿の坂。切手の博物館前のテイカカズラでしょうか、
甘い匂いが立ち込めていました。
00椿の坂とテイカカズラ

目白駅。この駅でも「THE BIG ISSUE JAPAN」を売る方が時々いらっしゃいます。
01

西武池袋線のガード下。
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団地の土管。私も子供の頃はこれによじ登って遊びました。
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西池袋で、打捨てられた車。
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北池袋の風景。この辺はあまり縁の無い場所ですが。
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南池袋に「農場」発見!
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いつもの千登世橋。撮る方向によって表情を変えます。
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これでほぼ一周。