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108年前の祖母に会う ― 2015年07月06日
母の遺品のアルバムは二冊ありました。
現在、スキャナでデジタル化しているところです。
その二冊はどちらも写真の多くが元の台紙から剥がれ落ち、
バラバラになった状態でした。
その中で、何故か特にしっかり貼り付いた一枚がありました。
現在、スキャナでデジタル化しているところです。
その二冊はどちらも写真の多くが元の台紙から剥がれ落ち、
バラバラになった状態でした。
その中で、何故か特にしっかり貼り付いた一枚がありました。
良く見ると写真と台紙の間にもう一枚の黒紙が見えます。
これは、全く別のアルバムに貼られていたものを、
写真を傷めないように台紙ごと切り抜いて、
このアルバムのこのページに移し替えたもののようです。
他のページに残った何枚かの写真から判断して、
このアルバムの元々の持主は私の父と思われました。
ということは、父が亡くなった後、
母が自分のアルバムと一緒に、そのまま保管していたのでしょう。
いずれにせよ、剥がれ落ちた写真も、台紙に残っている写真も、
ほとんどが私の生まれる前のものなので、
そこに写っている人たちは、見たこともない知らない人ばかりでした。
そんな中で、あらためてこの一枚に眼を落とした私は、
突然、「この女性は私の祖母だ!」という確信に捕われました。
右から二人目の若い女性のことです。
スキャナで取込んでみると次のようです。
経年変化で傷んでいますが、写真館で撮影した何かの記念写真ですね。
これは、全く別のアルバムに貼られていたものを、
写真を傷めないように台紙ごと切り抜いて、
このアルバムのこのページに移し替えたもののようです。
他のページに残った何枚かの写真から判断して、
このアルバムの元々の持主は私の父と思われました。
ということは、父が亡くなった後、
母が自分のアルバムと一緒に、そのまま保管していたのでしょう。
いずれにせよ、剥がれ落ちた写真も、台紙に残っている写真も、
ほとんどが私の生まれる前のものなので、
そこに写っている人たちは、見たこともない知らない人ばかりでした。
そんな中で、あらためてこの一枚に眼を落とした私は、
突然、「この女性は私の祖母だ!」という確信に捕われました。
右から二人目の若い女性のことです。
スキャナで取込んでみると次のようです。
経年変化で傷んでいますが、写真館で撮影した何かの記念写真ですね。
私と同じ屋根の下で暮らしていた祖母には、
(「育ての祖母?」とでも言うのかな)
休日に映画やデパートに連れて行ってもらったりしていました。
私が生まれたときから一緒にいた祖母なので、
本当の祖母は、実は、別の人で早くに亡くなったのだ、と知っても、
その実の祖母なる女性の人物像とかには全く興味を持ちませんでした。
一つには、その女性の写真も見たことがなく、
何のイメージも持てなかったからだと思います。
ところが、どうした事なのか、やはり血の繋がりは何よりも強いのか、
これと言った傍証はありませんが、
この写真の中央で赤児を抱いて椅子に座った女性、
この方が私の実の祖母であることは、
突然、疑う余地のない真実になってしまいました。
しいて理由を探せば、私の息子の顔がこの女性に似ているような...
そうだとすると、この赤児は私の父、そのお宮参りか何かの記念写真でしょう。
撮影されたのは、1907年の三月頃になるはず。
女性の年齢は不明ですが、見たところ十代後半のようです。
名前は、「フク」、地味な名前ですね。
そして、これから四人の女の子を立て続けに産んだ後、若くして亡くなりました。
これ以外には彼女が写っている写真はありません。
そう言うわけで、この写真は非常に大切な一枚になりました。
ひょっとしたら、「フク」さんも生前にアルバムを持っていて、
そこに初子を抱く自分のこの写真を貼っていたのかも知れません。
そして、彼女が亡くなった後で、
何らかの理由でそのアルバムが処分されることになった時、
私の父が、幼児の自分が母に抱かれて写っているこの一枚だけを、
台紙ごと切り抜いて移し替えたのかも知れません。
せっかく写真館で撮った写真のようですから、
もう少し体裁を整えることにしました。
Photoshopに取込んで調整しました。
先の写真と比べると、随分と奇麗にそれらしくなったでしょう?
若い「フク」さんの顔は、特に念入りに補正・調整しました。
次の写真で、左が補正前、右が補正後です。
若い「フク」さんの顔は、特に念入りに補正・調整しました。
次の写真で、左が補正前、右が補正後です。
スポッティングでごみ取りをし、コントラストも少し上げました。
知的で意志の強そうな凛々しい表情になりました。
それと、この比較写真では、
補正後の写真を「2°」だけ時計方向に回転させました。
というのは、全体写真でも分かる通り、
「フク」さんは右に傾く癖があるらしく、
右肩が左肩よりかなり下がっていたからです。
これって、実は、私と同じ癖なんですね。
結局、「100年前の祖母に会う」と合わせて、
私は二人の実の祖母の顔を、やっと最近知ることになりました。
知的で意志の強そうな凛々しい表情になりました。
それと、この比較写真では、
補正後の写真を「2°」だけ時計方向に回転させました。
というのは、全体写真でも分かる通り、
「フク」さんは右に傾く癖があるらしく、
右肩が左肩よりかなり下がっていたからです。
これって、実は、私と同じ癖なんですね。
結局、「100年前の祖母に会う」と合わせて、
私は二人の実の祖母の顔を、やっと最近知ることになりました。
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