目白の風景、40年前と見比べると

1989年、モンテカルロの街中で地中海を眺めた風景です。

この季節になると、モンテカルロが懐かしくなります。
というのは、モンテカルロ・カントリークラブを舞台にしたテニストーナメントの「モンテカルロ・マスターズ」が行われ、それをテレビ観戦していると、ゲームの合間に街の風景が映し出されるからです。
例えば、今年もこんな風景が映し出されました。
試合会場から見たモンテカルロビーチ

観客席越しの風景

特にこの写真で、遠景に丸っこいホテルが写っているでしょう？
緩やかなカーブを描く壁面と、赤い瓦屋根が印象的です。
1989年に私も現地で写真を撮りました。

そして旅行メモには「ビーチホテル、良し、今度泊まりたい」などと書きました。
（結局それ以来行っていませんが）
1920年代に建設された高級リゾートの「モンテカルロ・ビーチホテル」です。
今回、改めてホテルのHPを確認したら、また行きたくなりました。
次のような空撮を見たら、誰しもその誘惑に負けそうになるはずです。

27年前の私の宿は、ここではなく、
「ロウズ・モンテカルロホテル Lowes Monte Carlo Hotel」でした。
こちらの地中海を見下ろす客室に泊まったのです。

次の写真でも分かる通り、
亀の甲羅を寄せ集めたような特異な平面形のホテルでした。

宿泊している間、館内で何度も迷っちゃいましたよ。私の頭の中は四角だから。

ホテルの位置を鳥瞰写真で確認してみると次のよう。

この写真の左端にビーチホテルがあり、
中央で海に迫り出して建っているのが私の泊まったロウズ・モンテカルロホテル、
その右手前にあるのが有名なグランカジノです。
このホテルの玄関前が、モナコ・ グランプリのヘアピンカーブの場所です。
それで、「ロウズ・ヘアピン」と呼ばれていたんですね。
（今はホテルの名称変更に合わせて、フェアモント・ヘアピンと呼ぶそうです）

モンテカルロは狭い街ですから、
グランカジノを含め主要な観光スポットがこの周辺に密集しています。
そして街全体がとても絵画的です。
例えば、カジノに正対する庭園はこんな風でした。

ちなみに、カジノの内部の写真は「こちら」です。

（続く）