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iPhotoのアップグレード失敗で写真消失 ― 2013年08月09日
Macで管理していた写真データ「2万枚分」が消失!しました...(ノ゚ο゚)ノ・・・・・
昔の銀塩写真から、やっとの思いでデジタル化したデータなのに。
でも解決策を探して一週間、やっと取り戻す事ができました。
ことの起こりはMacの買換え。
6年前購入したiMacの動作がもたついて来たし、
HDDの容量も足りなくなって来たので、最新のiMacとOSに換えたのです。
OSは"OS X 10.5 Leopard"から"OS X 10.8 Mountain Lion"に、
写真管理ソフトは"iPhoto'09"から"iPhoto'11"になりました。
旧ライブラリデータは三つありましたが、
それぞれ新しいMacにコピーしてiPhotoを起動すると、
ライブラリーのアップグレードを促されました。
そして指示に従ってアップグレードすると、
二つはうまく行ったのですが、
一番古くて大事なライブラリがこんな具合になってしまいました。
本来の姿はこうです。
「イベント」が日付順に整然と並んでいます。
(すべての写真がイベントと呼ばれるテーマ毎に分類されています)
イベント毎の代表的な写真が見出し代わりに表示されています。
便利で美しかったです。
真っ黒なイベントをクリックして中を見てみると、やはりこうです。
幽霊が整列しています。
アップルのサポートページを見ると、
多くの皆さんがこの問題で苦労しているようです。
個別的な解決方法を見いだした方もいたりしますが、
ソフトとしてのバグフィックスにはなっていません。
アップル側の回答も一部載ってはいるものの、
データの再構築などのありきたりの対処法を例示するだけで、それも、
「この方法で解決することもあります。」
とヘナヘナ〜と力の抜けてしまうようなサポートです。
多くの方は、諦めて、何とか「生データ」だけでも見つけてきて、
ライブラリの構築を一からやり直すことになるようです。
私もその方向で努力しようと考えましたが、
写真に付与した「タイトル」や「説明文」とか
データ化したアナログ写真に割り当てた「日付情報」や「GPS位置情報」
などの回復もやろうとすると、
少なく見ても、ざっと3ヶ月か半年くらいはかかりそうです。
そこで何とか手抜きができないかと工夫しました。
真っ黒のイベントも良く見ると、写真が表示されていないだけで
昔と同じ並び方をしているようです。
イベントの中も、これまた写真が表示されていないだけで、
写真の枚数や、タイトル名は引き継がれているようです。
「ひょっとしてデータベースの形は整っていて、データが抜けているだけでは?」
と期待しました。
それで、iPhotoライブラリのデータの中身を見てみることにしました。
iPhotoのデータはパッケージになっていて、そのままでは中身は見えませんが、
右クリックして「パッケージの内容を表示」を選ぶと、
フォルダの構成が分かります。
下の写真で、左から順番に
・アップグレード前
・アップグレードに成功した例
・アップグレードに失敗した例
・iPhoto'11で新規に作成した場合
のフォルダ構成を示します。
ソフトのバージョンアップにともなって、
画像データの収納フォルダの名前が変わっています。
Originals と Modified とあったのが Masters と Previews に
なっているようです。
アップグレードに成功した場合のフォルダ構成によれば、
Originalsエイリアス は Masters に結びつけられ
Modifiedエイリアス は Previews に結びつけられていました。
そこで、ものは試し、ダメもとでフォルダ名のリネームをしました。
アップグレードに失敗したライブラリの中身のフォルダ名を、
Originals → Masters
Modified → Previews
のようにリネームします。
あと、形を合わせるためにエイリアスも作りましたが、これはなくても良さそうです。
そして、iPhotoを起動すると、
「サムネイルのアップデート中」の進行バーが長時間表示された後に、
「2万枚の写真」が復活しました。
この方法も対症療法に過ぎないので、以下のような出来栄えです。
うまく行ったのは ○、行かなかったのは ×、です。
でも99点の出来ではないでしょうか?
・イベントの配置とその中への写真の振り分け ○(完璧)
・タイトル名 ○
・説明書き ○
・iPhoto上で付与した位置情報 ○
・フラグ ×(引き継がれません)
・レートなど ?(使ってない)
・アルバム ×
・作品 ×
(追記:その後、iPhoto起動時に「データベースの再構築」を実施したら、
アルバムや人々等も、という事はほとんど全ての項目が復活しました)
アップグレードに失敗する理由はいろいろあるようです。
壊れたファイルを内包していた、とか
単純にデータサイズが大きすぎた、とか言われています。
私の場合は、ライブラリ作成時のiPhotoバージョンを疑っています。
というのは、アップグレードの失敗と成功が次のように分かれているからです。
LeopardのiPhoto'08時代に作り始めたライブラリが失敗しています。
iPhoto'09で作成1 -- ○ -→ iPhoto'11
iPhoto'09で作成2 -- ○ -→ iPhoto'11
iPhoto'08で作成 -- ○ -→ iPhoto'09へUG -- × -→ iPhoto'11
iPhoto'08で作成 -- ○ -→ iPhoto'09へUG後に減量 -- × -→ iPhoto'11
アップグレードに失敗する場合の経過と、事後の対処策をおさらいします。
1.アップグレードの指示に従う
2.アップグレード進行
3.終了一歩手前で落ちる!しばらくしてダイアログボックスが出る
4.「再度開く」を選択してしばらくすると空のイベント群が出現
5.ここで慌てす、何もせずにiPhotoを終了した後、前述したように
データの「内容を表示」してOriginalsとModifiedフォルダのリネームをする
6.iPhotoを開く。サムネールアップデートが行われる
7.イベント枠の黒地にジワジワと写真が出現してくる。
下の画像は完了直前、あと一つの状態です。
8.万歳三唱
途中でこの手順から少し逸れてしまった場合、
「ライブラリにない写真を発見しました。読込みますか?」
的な質問がきますが、これには「No」で対応しないといけません。
「読込む」を選択すると、もともとOriginalsとModifiedの二つのフォルダに
正しく振り分けられていた全ての写真が、
いっしょくたにRecoveredフォルダに放り込まれてしまって、
データベースの復元が不可能になりますので要注意!です。
この一週間、ろくに飯も食わずにトライ&エラーを繰り返していたので、
心身ともかなり消耗しましたが、家族に言わせると、
パソコントラブルに見舞われた時の私が一番嬉しそうに見えるそうです。
そういえば、昔からMacの爆弾を見るのが好きでした。
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