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バルナックライカで人間オートフォーカス2015年10月31日

前回)からの続きです。

バルナックライカの"Ⅱf型"にスナップ用広角レンズとして、
"ズマロン SUMMARON 35㎜/f3.5"を装着しました。
そして、35mm用の専用ファインダーを取付けたところが次の写真です。
ライカに外付けファインダー
ライカ純正ファインダーではありませんが(Canon製)十分使えます。

いずれにせよ、これを取付けると覗き窓が「三つ!」にもなります。
このうち標準レンズ用の「50mm用ファインダー」は今回は使わないので、
普通の撮影では、
二重像合致式の「連動距離計用ファインダー」を覗いて距離を合わせて、
「35mm用ファインダー」を覗いてフレーミングを確認します。
でも、そんな悠長なことをしていては、スナップにならないですよね。

それで、ちょっと工夫しました。
レンズの距離リングには、次のようなレバーが付いています。
距離リングレバー
普通にカメラをホールドすると、ちょうど中指がこのレバーに掛かります。
距離計用ファインダーを覗きながら、これを回して距離合わせをするのですね。

例えば、被写体までの距離が「2m」であればここ、
2m

「4m」であれば、ここ、
4m

そして「10m」であれば、次の位置です。
10m

この距離計ファインダーを覗きながら二重像を合致させる作業を、
距離計ファインダーを使わずに「カン(勘)」でやるんです。
『被写体を見る → 距離を判断 → 中指が所定の位置に動く』
この動きが反射的に行なえるように少し練習しました。
謂わば人間オートフォーカス。

そして実戦です。
「3m」の距離に仲の良い兄妹を発見!
乳母車の兄と妹

「6m」の位置に元気な子供を発見!
階段を駆け下りる少女たち

結構いけてるでしょう?
バイオリンを弾く人ならば、もっと上手にできると思いますよ。

(終り)

コメント

_ アホの殿下 ― 2015年11月03日 23:00

エンゲル係数の高いネタにしか(Ⅱfも充分低い…)コメントできないのが残念ですが、このテーマだけは小生もいささか心当たりがあります。
小学1年の春の快晴の遠足に父親からリコーフレックスを持たされましたが、絞りもシャッターも固定され(おそらくf8の1/100?)、更にピントまで決まってました。
カメラマン1年生はピントグラスを覗きながら前後に歩いて、ボケなくなったところでパチリ!
担任の先生の周りに7~8人、全紙に伸ばしてもOK?な位に写ってましたよ。
元祖・人間オートフォーカス!昭和28年4月のことでした。

_ タフちゃん ― 2015年11月04日 18:40

殿下さん今日は。
オートフォーカスにその「手」がありましたか!いや「手」ではなく「足」かな?
カメラの距離設定に合わせて、足で被写体までの距離を調節するって、
見事な逆転の発想ですね。
そして絞りとシャッターも妥当な数値に固定して子供に持たせるなんて、
お父上はただ者ではありませんね。

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