目白の風景、40年前と見比べると

60年前に製造されたバルナックライカの"Ⅱf型"
この機種で、目白の街を"walk & shoot"することにしました。
そして、スナップといえば、最適レンズはオールドライカ定番の
"ズマロン SUMMARON 35㎜/f3.5"、これを装着。
これも、60〜70年ほど前の製品です。
更に、今回はちょっとお洒落して、専用ファインダーとレンズフードを着用。

数年前に購入したこのレンズ、当初は難ありでした。
ちょっと油断すると、次のような画になりました。

画面全体が白っぽく、コントラストが不足するのです。
その原因は、
[1]レンズ内部反射を防ぐコーティングが施されていない。
[2]レンズにクモリがある。
[3]フードをしていなかった。
等が考えられました。
そして対応策は次の三点です。
[1]は今更どうにもならない。
[2]はプロにクリーニングしてもらった。（高かった！）
[3]フードをあつらえる。

この[3]について、ズマロン用のライカ純正フードもありますが、
たまに売りに出ていても、ビンテージ品で高くてとても買えない。
それで自作することにしました。
材料はこれです。オリンパスペン用のフード。

ただし、ズマロンレンズのフード径は、0.5mmほどペンより小さいので、
ネジ切り部分を、次のようにヤスリで少し削る必要がありました。

だから、ネジ込み式でなく差し込み式になっちゃった訳です。
それでも少しきつめに仕上げれば、簡単には落ちないので大丈夫。
万一、落として失くしても、高価な純正品ではありませんから諦めがつきます。

いよいよ実戦。
新目白通りで逆光の中をジョギングして来る人をshoot!

コントラストOK!

天祖神社でスナップ。

完全逆光の本殿の暗部もディテールでてる。

神社脇の民家壁に、斜めに当たる夕陽をキャッチ。

なかなか快調です。

（続く）