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伊勢志摩にお忍び旅行?2016年05月23日

もう四半世紀も前のことです。
昭和が終わって数年経った頃の秋の一日、
私は英虞湾は賢島近くの無人島にお忍び旅行をしました。
多徳島真珠養殖場
真珠養殖のための筏が良い風情ですね。
島には、赤い丸ポストや、
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郵便局が、昔のままの佇まいで、歴史の証人のように残されていました。
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利用する人は誰もいません。何しろ無人島だから。

その赤丸ポストの脇のゆるやかな石段を登りました。
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途中には打ち捨てられた古井戸がありました。
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でも瓦屋根はまだ綺麗です。

私が目指したのは次の写真で左端に写っている建物。
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眺めの良い高台にある、古い和風の建物です。
建物内は格式高い意匠です。
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床の間左にある天袋と筆返し付の違い棚に注目!
海側には次の写真のように開放的な広縁がありました。
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シンプルで上品な机と椅子に注目!
人里離れて眺める伊勢志摩の海、心が落ち着きます。
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さて、たった一度のお忍び旅行ですが、忘れがたい経験でした。
もう二度とあんな風景を見ることは無いだろう、と思っていました。
そしたら、何と!
先週のこと、TVの「ブラタモリ」であっけなく再会。
以下は、その再会の様子です。

タモリさんが目指したのは次の赤矢印の建物。
二つ並んだ建物のうち左側ですね。
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お出迎えの人の奥に例の赤丸ポスト。
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赤丸ポストの脇には例のゆるやかな石段。
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古井戸の屋根も次のように映っていました。
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そして建物に到着。
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昭和天皇もお休みになられた室内の写真が次です。
その右側に例の違い棚。
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違い棚は、広縁から室内を写した次の写真でも確認できますね。
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そして広縁の前に広がる絶景。
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広縁に置かれた机と椅子が昔と同じですね。
また、広縁外観を見ると、何か昔より綺麗になっている。不思議。
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そして、パノラマ。
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あと、TVでは紹介されなかったですが、
この迎賓館「朝熊閣(あさまかく)」の更に上にもう一つ建物があります。
海からの写真で二つ並んだ建物のうち右側です。
こちらは御木本幸吉が晩年を過ごした「真珠閣」。
内部は非公開のはずなので写真は出しませんが、
その寝室から撮った写真を一枚。
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藤棚の下に先ほどの「迎賓館」と海が見えます。
窓のガラスに向かって写真を撮ったので、フラッシュの光が反射しています。
そして良く見ると、白ワイシャツにネクタイを締めた私の姿も。
さらに良く見ると自分の顔の前に構えたカメラも写り込んでいます。

かすかに写っているカメラのファインダーの形状に見覚えありです。
その部分を強調すると次のようになります。
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これは紛れもなくフジトラベルミニです。
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安いカメラでしたが、この貴重な一日をきちんと記録してくれました。
なお、この「真珠閣」(所在地:英虞湾の多徳島)については、
鳥羽の「ミキモト真珠島」で詳しく知ることができるそうですよ。

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