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ニコンF80の裏蓋爪折れ補修2022年03月16日

「軽薄短小のニコン Nikon_F80」の電源が入らなくなりました。
「通電不可」はこの機種で良く起こる不具合らしい。
ヤフオクに出ている個体の多くがこの不具合を抱えているそうです。
また同様に「裏蓋の爪折れ」も多い。
多分、裏蓋を無理にこじ開けようとしたのでしょう。
どちらの不良個体であっても、とにかくジャンク品んとして安く売られています。
それで今回、撮影機能は正常だが裏蓋爪折れの個体を入手してみました。
通電不可だが裏蓋は正常な私のF80と反対ですね。
これらを合わせて、いわゆるニコイチをやるわけです。
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下記写真、左が爪なし、右が爪ありです。
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そして裏蓋取り外し。
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もう一台も同様に。
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そして二つを繋げようとしたら、
本体から延びて裏蓋と繋がるフラットケーブルの長さが短くて、
受け口(ソケット)まで届きませんでした。
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元々持っていたのがF80D、新たに入手したのがF80S、という違う機種だったためです。

それでケーブルによる電気的な接続は諦めて、
物理的な合体だけで作業終了。
一応、次の写真のように裏蓋は閉まりました。
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スイッチを入れてみると、ケーブルなしの場合は、
デフォルト設定で撮影可能となるようです。
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これで私的には、実用上の問題はないのですが、
やっぱり本来の機能を発揮できないのは申し訳なく、
爪折れ個体の爪を再生することにしました。
使ったのは「ティアラ修理」で使った「ボンディック」
結構うまく形成することができました。
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微調整して蓋の復活!
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同じF80でも、高機能のF80Sとして復活したので上等です。


復活個体を抱えておとめ山公園や上り屋敷に試写に行きました。
満足いく写りです。
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次のように右下に日付も写りました。
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そしてF80Sだからできる機能「露出データ」の記録もできました。
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シャッター速度は 1/90
絞りは F6.7
明るさ補正は 無し
と言うことが正常に記録されました。

(続く)

ニコンF80のファインダスクリーンの交換2022年03月17日

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複数のF80を所有していると、こちらの綺麗なスクリーンを、
あっちのボディに付け替えたいと思うことがあります。
その該当部分の分解テストです。
まずカメラの口の中を覗くと、
人間の口で言えば上顎に相当する部分に切れ目があり、
そこから分解作業のキモの部分が見えています。
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拡大してみましょう。
02拡大
この溝で作業するのです。
この部分の模式図は次の通りです。
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抑えのバネを赤矢印方向にずらして外すと、
次のように下に落ちてきます。
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それからスクリーンと「金属製スペーサー」が降りてきます。
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バラす部分を取り出すとこう言う状態です。
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このピント調整用のスペーサーをきちんと元の場所に戻して、
次に別の個体から取り出したファインダスクリーンをセットして終了。