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カリカリ画像のロッコールレンズ(2)2015年03月21日

前回)からの続きです。

世の中には似た人種がいるものですね。
前回の記事で、
私が自前修理したロッコールレンズの出来具合をニッコールレンズと比較していたら、
それとまったく同じことをしていた方がいらして、こちらへご訪問くださいました。
その「通りすがりさん」、やっぱり私と同じくロッコールの解像力に軍配を上げていました。

私は、かつてミノルタを見捨ててニコンへ乗り換えた人間です。
だから、ニコンのレンズの方がいろんな面で優秀であって欲しいと願っていましたので、
前回の撮り比べの結果には、まだ釈然としない気持でした。
でも、「通りすがりさん」も同じ結果を得たということで、少しすっきりしました。

その「通りすがりさん」が再生修理したレンズは”MC_ROKKOL-PF_55mm/f1.7”です。
新宿の中古カメラ屋さんのジャンク箱から、たまたま拾い上げたのがこれだったそうです。
このレンズ、私も持っています。
SR-7とロッコールPF55mm/f1.7

ミノルタSR-7の中古整備品を買った時におまけでついていたんです。
私はその時点で、既に58mm/f1.4を持っていたので、
「レンズはいらないからその分安くしてくれ」とお願いしたら、
お店の主人は「それでも千円くらいしか引けませんよ」との返事。
私は「何だ。奇麗な状態なのに、その程度の価値しかないレンズなのか」と思いましたが、
引き取り手がいないのも可哀相だから、とレンズも貰ってきたのです。
そしたら、この55mm/f1.7は設計に無理がないせいか、
58mm/f1.4よりも切れのあるレンズでした。

私と「通りすがりさん」の二人のおかげで、
二本の”MC_ROKKOL-PF_55mm/f1.7”が生き長らえたわけですね。
現世で功徳を積んだ二人です。

オールドレンズ遊びって、なかなか奥が深くて面白いです。
しかも良い所は、ネタが非常に安く手に入ることです、
と言いたいのですが実はそう簡単な話でもありません。
レンズ自体は300円のジャンク品を買えたとしても、
修理後にこれを使う段になって、高額なアダプターの購入、
或いは試写用のデジタル機の購入とか、どんどん行っちゃいますからね。
私も良いデザインのフルサイズミラーレスが売り出されたら、
オールドレンズ遊び用に、清水の舞台から飛び降りちゃうと思います。

続く