目白の風景、40年前と見比べると

本日、上野へ行く用事があったついでに、
世界的に？有名な上野公園の桜を見てきました。丁度見頃。
「ソメイヨシノ」一色でなく「オオカンザクラ」が混じっているのが良い感じです。
写真で、色が濃い目に写っているのが大寒桜です。

そして、ここは人種のルツボでした。
アジアの言葉が飛び交って、むしろ日本語は聞こえなかったかも。

お花見の途中に、広場脇のスターバックスでコーヒータイム。

お天気の休日とあって行列していました。

面白かったのは、屋外席にてコーヒーとチーズケーキをいただいて、
その食器をテーブルの上に置いておいたら、
近くの芝生の上で遊んでいた子雀が寄ってきました。

皿の上にはチーズケーキのカケラが残った状態でしたが、
子雀は「自分が食べる順番が来た」と思ったようで、
私のいる事にはおかまい無しに啄ばみ始めたのでした。

その後、近くの黒田記念館に行きました。

明治の洋画家、黒田清輝の記念美術館です。
昔、中学の教科書か何かで見た『湖畔』が、
年三回だけ公開されている事を二ヶ月ほど前の新聞で知りました。
その春の公開日が3/23〜4/5だったので、
うまくお花見の時期と一致したのでした。

実物は、記憶の中のイメージより淡い色彩の絵で、
最近はやりのハイキーな写真を思わせました。
露出オーバーで画面全体が白んだ感じの写真のことですね。
セイキ（清輝）のハイキーか、などとつぶやいてみました。

この美術館、風格のある落ち着いた建物で（国の登録有形文化財）、
入場無料の上、フラッシュを焚かなければほとんどの絵は撮影可能だし、
『湖畔』の麗人（黒田照子夫人）も美しかったし、お薦めです。

（続く）