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「ベルエア」同泊したのは?2015年09月27日

前回)からの続きです。

ホテル玄関での失態に続いて、客室でも
もう一つのプチ「失態」をやってしまいました。

チェックインして客室に案内された後、
室内の写真などを撮っていると、部屋の電話がなりました。
何かな?と思って受話器を取ると、男性の声で
「これから紅茶を持って行きます」とのこと。
ルームサービスを頼んだ記憶はないので、
「室違いでは?こちらは頼んでいませんよ」と言ったのですが、
「とにかく持って行きます」と来てしまいました。
そして、英語には不慣れな私ですが、何とか理解すると、
何の事はない、ウェルカムティーとでも言うべきものでした。
そう言えば日本の旅館でも、部屋に通されて最初に
「お茶とお菓子」をサービスしてくれますよね。

それなのに、ホテルの客室で紅茶を飲む時は、
ティーバックに自分でお湯を注ぐものだ、という「思い込み」がありました。
どうしても地が出てしまい、セレブっぽく振る舞うのは難しいのです。

そして、届いたのは、
こんな洒落たバスケットに納められたお茶のセットとクッキー。
ホテル「ベルエア」の紅茶セット
紅茶ポットを覆うタイプの保温カバーは良く見かけますが、
このようなバスケットタイプは珍しいでしょう?
しかもポットがピッタリ納まるようになっているのです。
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このポットとバスケットは特注ものなんでしょうかね。

ポットには次のように鮮やかな中国風の絵が描かれていました。
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さて、最初の写真でスプーンとクッキーが二人分用意されているでしょう?
この写真をあらためて見直した私は、
「あれ、このお茶を一緒に飲んだのは誰だったかな?」と思いました。
その相手が一瞬思い出せませんでした。
普通に考えれば、こんな高級なホテルに宿泊する時は、
飛び切り美人の女性を連れて来ているはずです。
その同泊した女性を忘れるとは何と不実な!と非難されて当然ですよね。

でも、昔の記憶をたどると、この旅行の参加者は確か男だけでした。
かといって男同士で同室というのでは、あまりに無粋なので、
それぞれ一人に一室ずつ、部屋をとったような記憶があります。
豪華なツインに一人ずつとは何と勿体ない!!

お茶を持って来てくれたルームサービスの担当者は、
私の部屋に入った途端に、こう考えたと思います。
「あれ?この部屋にいるのは日本人の殿方一人だけだぞ。
でも、格好の良い紳士だから、ほどなく美人の連れがやってくるに違いない、
二人分のテーブルナプキンとスプーンを用意しておきましょう」とね。

でも私は、そのホテルマンの期待には応えられず、
一人で二人分のクッキーを食べ紅茶を飲み、
広大なベッドに一人でゆったりと寝たのでした。
即ち、"Bel-Air"で私と同泊したのは「空気」だったと言うオチ。

(終り)

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