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Let's_noteの分解修理-22018年04月17日

前回)からの続きです。

発注していたCDドライブが到着しました。
正確に言うとDVD-RWの”ウルトラ”スリムドライブ。
Let's_note用のCDドライブ
右が当初の製品:
Panasonic CD-ROMドライブ UJDA140L 9.5mm/ATAPI
左が今回入手の製品:
Panasonic DVDスーパーマルチ UJ-862 9.5mm/ATAPI

製品選びでは危うく間違いそうになりました。
最初に買いそうになったのは、厚みが12mmの(普通の)スリムドライブ。
しかも接続方式が、現在普及しているSATAというやつでした。
それに対して、必要なSpec仕様は、厚みは9.5mm、
接続方式は古い規格のIDE(ATAPI )というものです。
そのレアな分だけ、ちょっと高額な3,900円でした。

このドライブ、内蔵用ケースとは次のケーブルで接続するだけなので、
交換するのは簡単です。
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換装して、本体に取り付けてみました。
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古いベゼルとはボタン位置などが違い、互換性はありませんでした。
そのため、今回購入品に付属していた黒色ベゼルをそのまま使いました。

これで、BIOSのセットアップ画面で、
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起動順位を[CDD/A:/C:]として、
次のリカバリーディスクを挿入して立ち上げれば、
パソコンのハードディスクHDDは工場出荷状態に戻せるはずです。
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製品付属のマニュアルに書いてある通りの手順ですから、
誰でもできちゃいます。
『知識と腕の見せ所!』的なものは何もありません。

ところが!
CDからは起動しませんでした。
「おかしいな〜??」と思い、BIOS画面を確認してみると、
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CDドライブが表示されるべき「セカンダリーマスター」の項が、
「なし」と表示されていました。
BIOSがCDドライブを認識していなければ、
そこから起動するはずはありませんね。
こんな事態に陥らないように、
せっかく同じパナソニック製のドライブを選んだのに、
意味がありませんでした。

何度やり直しても改善しなかったので、止むを得ず、
またまた次の " Windows98/SE " のディスクからインストールしました。
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ドライブに次のようにCDを入れ、
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フロッピードライブFDに起動ディスクを入れ、
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DOSを立ち上げます(次の状態)。
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この起動ディスクにはCDドライブのドライバーが組み込まれているので、
BIOSで認識されなかったドライブも ” ドライブ F: ” として、
普通に使える状態になっています。
ここで " F: " に移行して内容を表示してみると、次のようです。
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内容を確認できたら、プロンプトに続いて、
F:¥>setup.exe と入力して、ENTERキーを叩いてインストールが始まりました。
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これはHDDのスキャンを実行しているところ、
次は互換製品のチェックをしているところです。
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旧Windowsからのアップグレードディスクだったので、
旧製品を持っていることを示すために、一時的に、
Windows95のディスクを挿入する必要がありました。

そして、無事にインストール完了。
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この後、" Let'snote CF-A77 " 独自のドライバなどを、
解説書通りにバックアップフロッピーから組み込んで、
やっと工場出荷状態に戻りました。
ここで、デバイスマネージャを見てみると、
その他のデバイス
その他のデバイスの一つとして" PCI Communication Device " に、
"?" マークが付いていましたが、特に何の問題もなさそうです。

最後に、18年前に使用していた壁紙写真を探し出し、
デスクトップを完全に昔の状態に復帰させてみました。
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PCのこの佇まいと壁紙の風景に、なぜか懐かしさが溢れてきますが、
これって誰とも共有できない、すごく個人的な感情なんですね。
Let'snoteのキャッチコピー通り、まさしく「わたしのノートPC」。

補足:
その後、いろいろ学んでみたくて、HDDからのインストールも試しました。
これは、HDDを二つのパーティションに分けて、
(C:ドライブとD:ドライブになる)、そのD:ドライブに
" Windows98/SE "ディスクの内容を丸ごとコピーしておく方法です。
DOS画面で、「F:¥>setup.exe 」と入力する代わりに、
「D:¥>setup.exe 」と入力するだけです。
基本的にやっていることは同じです。
ここで、疑問。
それができるなら、
リカバリーディスクの内容をD:ドライブにコピーしておけば、
同様のやり方で工場出荷状態に戻せるではないか?
と思いましたが、これは猿知恵。
このリカバリーディスクは、
当該製品のCDドライブからしか使えないように作られていました。
なかなか最適解にたどり着けないような気分です。

続く