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初撮り Nikon F22013年01月06日

今年のフィルム初撮りは、昔懐かしい組み合せで行くことにしました。
Nikon F2 フォトミック + Nikkor 105mm/F2.5 です。
Nikon F2と105mm/f2.5
実はこのボディとレンズは以前私が所有していた機器そのものではありません。
学生時代に使っていたものは故あって里子に出したのです。
それを呼び戻し若干のクリーニングをして、とも考えたのですが、現況を確認したところ残念ながらオーバーホールが必要な状態になっているそうです。
また、里子に出したボディとレンズは、初期のF2(露出計連動ピンによる所謂ガチャガチャ方式)の組み合わせであるため、現在のニコンのデジタル機器とは完全な互換性はありません。
レンズを最新のD600などに装着するには、お尻側を加工する所謂Ai改造が必要な物でした。

今後のことも考えて(ってD600買うつもりか?)、Ai方式のボディとレンズを再調達しました。
このボディの形状、実はファインダーがちょっと変わっただけで下半分は昔と全く同じです。
2、3時間玩んでいるうちに、すっかり昔の記憶が甦り馴染んでしまいました。
巻き上げレバー、シャッターボタンの感触、ミラーとフォーカルプレーンのシャッター音とも良く整備されていて心が浮き立ちます。
双子の姉から妹の方に惚れ直したようなものです。

入手したF2にはマットスクリーンが付いていました。
これも私好みです。
ピントリングを回していくとジワッーと焦点が合っていくあの感じがたまりません。
このファインダーですと、下の写真のようにボケ味も一層魅力的になります。
マットスクリーン&Tri-X
使用するフィルムは、これも昔懐かしいTri-X(写真の箱がそれです)。
Kodak本体と違ってフィルムはまだ健在だったのですね。

そして、撮影は高戸橋周辺の神田川や都電の風景。
撮影終わって現像に出すと、何と
「お正月で現像依頼が混んでいるため一週間かかります」
とのこと。
まだ、フィルムで撮影する物好きが他にもいるんですね。