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吾唯足知らずに墓参数十年2013年07月28日


30年前の墓参り
昨年、過去に撮影した銀塩写真のデジタルデータ化を行っていました。
フィルムから、あるいはプリントから、素人の技術と機材を用いて、
どのようにデジタル化すれば満足のいく結果が得られるか試していました。
このお寺の写真は、その時テストしたものです。

アルバムに貼ってあるプリント(印画紙)からスキャナで取り込みました。
色乗りは悪くないですが、原版のプリントサイズが小さいこと、
そして機材も普及機(EPSON_GT-X820)であるせいか
見かけの「きめ細かさ」は落ちてるような気がします。

まず、きめ細かな写真を撮るには、
レンズの解像度と、フィルムの大きさ又はセンサーの画像サイズが大切です。
その点、最近のデジカメは素人が使うには十分すぎる仕様です。
私の手持ちカメラのうち、小型軽量で良く携行するオリンパスのPEN E-P3も、
センサーはm4/3ですから最近のトレンドからすれば小さめとはいえ、
画像サイズは4032x3024と十分です。
(ちなみに、私のブログでは写真のサイズは1024x768程度に抑えています)

先日、墓参りのついでにPEN E-P3を使用して、一枚目と同じ場所で撮影してみました。
今年の墓参り
「きめ細かさ」は十分だと思います。発色も悪くないです。
でも、昔のフィルム写真に比べて何か「粉っぽい」ような気がします。

天才アラーキーこと荒木経惟さんが言うように
「写真は水ものだから、水を使って現像しなければ」
ということなのでしょうか?
それとも最新かつ大きなセンサーであれば、
デジカメでも粉っぽくなくきめ細かに撮れるのでしょうか?

そういう意味で、今年か来年に発売になりそうだと噂されている新製品
ソニーの「フルサイズNEX」がとても気になります。
最新かつ大きなセンサーを積んで、昔のヴィンテージレンズと組み合わせられるそうです。
ネット上でも、ここ一週間ほどこの噂でかなり盛り上がっていますね。
手の届く範囲の価格設定であることをすごく期待しています。
物欲が頭をもたげてきます。

ところで、二枚目の写真の右手前に池が写っています。
ご存知の方も多いと思いますが、ここに有名な文字が配置されています。
「口」という漢字の周りを4種類の部首が取り囲んでいて(吾唯足知)、
部首と「口」を合わせて右回りに読んでいくと「われただ足るを知る」になります。
もう数十年にわたり、毎年この文字を心に刻んでいるのですが、
なかなかその境地に達しません。