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新緑はライカの季節2014年04月11日

新緑はライカの季節、これはもちろん私の個人的な感覚です。
一昨年のこの時期に、
「そうだ!完全に自分のためだけの買物をしよう」と思って、
ビンテージな"Leica Ⅲg + Summicron 50mm"を買いました。
フィルム用の古いカメラですので、
決して使い易くはないし実用的でもありません。
でも、そのおかげでこの季節になると、
「おととしのこの時期に、馬鹿な買物をしたな〜」
と自分のわがままを客観的に楽しめるようになりました。

今年も樹々の若芽の透き通った緑を見る季節になって、
普段は防湿庫に保管しているライカを取出してきました。
そして今年こそは、これを「後生大事に」使うのではなく、
「スケッチ」のように風景を切り取る道具として使いたいと思いました。
(昔ライカを使って名作を残した写真家って、
国内でも海外でも、資産家の息子が多いようです)

そして、心がけたことは、歩くようにシャッターを押すこと。
まず明治通りの歩道橋で一枚、飛び跳ねながら階段を駆け下りる女の子を。
階段を駆け下りる女の子

次は、十日くらい前に桜を撮りにきた法明寺。
桜はかなり散りました。
桜の季節が終わりました

そのかわり、黄緑色の若芽が姿を見せてきました。
フレッシュな季節です。
桜の季節から新緑へ

ところが、法明寺塔頭の玄静院では、しだれ桜がまだ見頃でした。
桜の木の下でスマートフォンをかまえた友達同士。
しだれ桜はまだ見頃

そして、いつもの鬼子母神で、石像にお参りしました。
鬼子母神石像

”walk & shoot”を心がけたつもりですが、
資産家の息子の気持になり切るのは、なかなか難しいです。

伊勢屋:早稲田通りのmy favorite2014年04月14日

日曜日のお昼、エスニックの気分だったので西早稲田の「ティーヌン」へ行きました。
入口ドアの可愛いキャラクターがお出迎え。
ティーヌンのキャラクタ
ゆるキャラ大好きの私には嬉しい心遣いです。
キッチンの中は、相変わらず元気なタイ語が飛び交っていました。
店員さんたちが元気なのは、お店が好調だからなのでしょうね。

食後は、和菓子の気分だったので、
この早稲田通りを馬場方面へ少し行った所の「伊勢屋」さんへ。
早稲田通りの伊勢屋

こういう手作り感いっぱいのお店で、
どれにしようかなと迷うのも楽しいですね。
庶民的な品揃え&お値段だから、複数買ってもOK。
和菓子の数々
私の大好物の「おいなりさん」もとても美味しそうでした。

柏餅は来月の楽しみに取っておいて、今回はくさもちにしました。
くさもち

私たちの前に、のり巻を買うご婦人あり、豆大福を買う紳士あり。
列の後ろには中年男性一人、更にその後ろには青い目のレディーと、
休日の昼下がりは国際的に甘いものが欲しくなる時間帯なのでしょうか?

馬場口を過ぎて、
「そう言えば、高田馬場駅方面の途中にあった田中屋さんはどうしたかな?」
と思い出しました。
しばらく前から、ずーっとお店のシャッターが下りたまま、事情が分からないのです。
田中屋さんのメンチとコロッケを久しく食べていないので、
禁断症状がでそうです。

上質な目白に上質な結婚式場2014年04月16日

コマース跡地の続報です。

地下工事に随分手間をかけていましたが、
地上部分の鉄骨が見え始めたと思ったら、あっという間に形になりました。
目白コマース跡地に
計画概要では地下2階の地上4階ですから、外形ボリュームは確定ということです。

駅側から見ると外壁も施行中でした。
もうタイルまで貼られているのは、外壁がいわゆる
「タイル打込みプレキャストコンクリート板」だからなのですね。
駅側を見ると
これなら今秋の竣工予定にも楽々で間に合いそうです。
左側低層部は2階建てになっているので、
ここの屋上は3階からテラスとして使えそうです。

そう言えば完成予想図でもそうでした。
下図の矢印部分が緑化された屋上になっています。
完成予想図
楽しい雰囲気になるでしょう。
当初計画されていた地上100mのマンションでなく、
この規模の商業施設になってくれて嬉しいです。
高層マンション建設に反対されていた地域の方々のおかげですね。

工事用の仮囲いに、施設のイメージ写真が貼られていました。
目白コミュニティコモンズ
プロジェクトコンセプトは
MEJIRO COMMUNITY COMMONS
だそうです。

その写真の隣には結婚式場の案内広告が掲示されていました。
目白の結婚式場
百貨店MATSUYAのグループ会社「アターブル松屋」が運営する
ブライダル施設「リュ・ド・ヴィンテージ目白」です。
3・4階に入居するそうです。

この会社のHPを見るとフランス語の勉強になりますよ。
会社名の「アターブル」は”à table”で
「さあ食卓について食事をしよう」という意味だそうです。
そして、施設名の「リュ」は”Lieu”で、
フランス語では「場所」という意味です。
会社名も施設名もフランス語で言われると、
何となくオシャレに感じてしまいますね。

そして、アターブル松屋さんは、
目白の土地柄と今回の施設について、次のようにPRしています。

『古くからの街並みが受け継がれ、歴史と文化の面影を色濃く残す街。
都会にありながら、時代に左右されない時が続いている。
ここには、大人の品格溢れる上質なひとときが流れている。
フランス語の「場所」という意味を持つLieu。年月を重ねても決して
色あせる事の無い、特別で最高のひと時を生む空間で最良の日を、お届けいたします。』

要約!すると「大人の街の上質で贅沢な空間」なんですって。
私は40年前も目白に暮らしていましたが、
住まいは普通の木賃アパートでしたし、
このPRの文句を読んでいると、何か恥ずかしいようなくすぐったい感じです。

もっとも、この文章を書いたコピーライター?さんは、
40年以上前(コマースの更に前の時代)には、
ここはバラックの魚屋や八百屋がひしめく目白市場だったことなど
やっぱり知らないんでしょうね。

コマース跡地、これまでの記事
目白駅前コマースの事
目白駅前コマース解体
コマース続報、デザイン決定
目白のスーパー冬の大三角形

実直なコシナCT-1_Super2014年04月19日

今回のカメラ分解遊びの材料は”コシナCT-1_Super”です。
教科書「ジャンクカメラの分解と組み立てに挑戦!」の
最初に取り上げられている教材だけあって、
内部構造は非常に合理的に造られているそうです。
気持ち良く分解できることを期待しました。

コシナという地味目なブランドのせいか出物は少ないです。
うまい具合にヤフオクで入手しましたが二千円と予算オーバー。
届いた商品を早速チェック。

シャッターを切ると、ミラーが上がりっ放しになって戻りません。
ミラーがアップしたまま
これでは一眼「レフ」とは言えないです。
しかしミラーを手で戻すと、正規の位置に納まるので、
致命的な故障というよりも、単なる油切れ程度と思われました。
分解遊びには丁度良い教材かも知れません。

分解前に、一応外側からチェックしました。
そして、マウント部から中を子細に観察すると、
樹脂製の反射防止材がめくれていることに気が付きました。
下の白矢印です。
反射防止剤のめくれ
どうも、これがミラーの動きを阻害していたようです。

それで下の写真のように、めくれ部分の裏側にボンドを塗って貼付けました。
ボンド塗布
実は、これだけで「完調」になってしまいました。
カメラも人間と同じで、全ての機能が同時に故障するわけではないんですね。
どこか一カ所がトラブルに落ち入るだけで、うまく働けなくなり、
ジャンク品とされてしまうことが多いのです。

さて、完調になると分解するのが勿体無くなりました。
素人が分解すると、かなりの確度で壊れますから、
完調の個体をその餌食にするのはちょっと躊躇します。
それで使ってみることにしました。
ところが、このカメラに適合するレンズを私は持っていません。
修理完了でもレンズがない
このカメラのマウントは、バヨネット式のペンタックスマウントです。
上の写真で白矢印で示したようなレンズ取り付け用の爪があります。

同じペンタックスでもM42式という昔のネジ込み式のレンズはあります。
SV
上の写真の白矢印部分がねじ切りになっているやつです。
新たにレンズを買うよりは、昔のペンタックスレンズを生かそうと、
マウントアダプターを買いました。
上の写真の中央に写っているリングです。

これをレンズに装着すると下の写真のように、
レンズのねじ切り部分が、バヨネット式に変換されます。
マウントアダプタ

そして撮影できる状態になりました。
臨戦態勢

早速”walk & shoot”です。
スーパー「ヨシヤ」周辺を散策しました。
まず南蔵院の門と中門。
南蔵院の門

南蔵院中門

カメラにはそれぞれ個性があるので、
新顔のカメラを使うと、同じ景色を撮影してもまた新鮮です。

ヨシヤ南の新しいマンション。
白い外壁が清潔感あふれています。
桜プレイス
このマンションを背景にすると、山桜も更に清楚に見えました。
山桜

でも、実はこのマンションよりも私の好きな外観がありました。
布団と洗濯物
ヨシヤ並びの古いマンションです。
こんな風に、ベランダに洗濯物が翻り、
お陽さまを浴びた布団がふっくら膨らんで行く様子を見ると、
何とも言えない幸福な気持になります。
何でも新しければ良いとは限らないですね。

さて、試写を終えたフィルムを現像してみると、
光漏れとかピント異常などはなく、露出機構も良い精度でした。
この"コシナ COSINA CT-1 Super"は、
コスト低減と軽量化のためにプラスチックを多用している割には、
握り心地やシャッターの操作感などしっかりしています。
まだ、もの造りの精神が健在な1983年頃の製造です。

それに、教科書によれば、この機種はニコンにもOEM供給され、
”Nikon FM10”として販売されていたそうです。
私も最近のニコン製品よりもこのカメラの方がニコンっぽいと感じます。
実直とか質実という言葉が褒め言葉となる時代にまたなってほしいものです。

結局、今回のお遊び代はこう。
・カメラ 2,000円
・マウントアダプター 1,500円(結構高い!)
・レンズ 無料(ジャンク品を自分で清掃)
合計:3,500円也

このカメラを分解するのは、もう少し先になりそうです。
続く

娘とデジイチ勝負Nikon編2014年04月21日

娘からのメールに、デジイチを買ったと報告がありました。
ニコンの最新型”D5300”だそうです。
Nikon_D5300
センサーの画素数2400万は、私の持っているD600と同等です。

これまでは私のD600が近親者内で唯一のデジイチでした。
そのため何かのイベント時には、記録係として、こんな格好で出動していました。
D600
これは望遠ズームを装着した所です。
最大焦点距離の300mmにすると、
運動会の時など、遠い観客席からも孫の顔をアップで撮れました。
望遠で

娘は、今回、大人買いでダブルズームキットを買ったそうです。
D5300に望遠ズーム
ということは、この望遠ズームの方の最大焦点距離は、私のと同じ300mmです。
そして、D5300のセンサーは、コンパクトなAPSCサイズなので、
先ほどの写真と同じ条件で撮ると、更にアップして、こうなるはずです。
450mm相当
凄いですね。

しかも、D5300はGPS機能付きだから、撮影場所も写真が覚えています。
また、Wi-Fiも付いているので、PCとの接続ケーブルも不要です。
ニコン懸命のテンコ盛り機種ですね。
テレビCMにはキムタクを使ってるし。

これからのイベント時には、私は記録係から開放されて、
私の好きなカメラとレンズを持って行くことができます。
例えば、次のように"ライカⅢG"に"アポランタ90mm"などもいいですね。
ライカにアポランタ

そう言えば、この組み合せに”ILFORD HP5”というモノクロフィルムを詰めて、
都内の公園で次のような風景を撮ったことがありました。
題して、『ママカメは一眼レフ』
ママカメ風景
デジイチで子供を撮影していたママさんカメラマンを、偶然見かけたのです。
この方のカメラには”バリアングル液晶モニター”が付いていました。
カメラの裏側のモニター画面が、手前に開いているのが見えるでしょう?
だから、こんなローアングル撮影ができるのですね。
娘のD5300の液晶モニターも、当然バリアングルです。

『ママカメが一眼レフ』になると、こんな風に
「孫を撮る娘を撮る私」が楽しめそうです。