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フジペット対ミノルタ162015年06月11日

50年以上前、小学生だった私の「遠足」の思い出。
私(フジオ)に友人(ミノル)が話しかけました。(名前は仮称)
「フジオ君の持っているフジペットは大きいね。
 でも、僕の持っているカメラは小さいけれども
 フジペットより値段は高いんだよ」
その二つのカメラを並べたのが次の写真です。
フジペット対ミノルタ16

多分、遠足に行く数日前のミノル君の家で、こんなやり取りがあったはずです。
ミノル:
「今度の遠足、フジオ君たちはフジペット持ってくるんだって。
 お父さん、僕にもフジペット買ってよ」
ミノルの父:
「ミノルにはミノルタ16を貸してあげただろう。
 このカメラは小さいけれどもフジペットより高いんだぞ」

この年の遠足、目的地とかの楽しい思い出は忘れたのに、
ミノル君との無益な会話をいつまでも覚えているなんて、我ながら寂しいですね。
でも、なぜかミノル君の言葉がずーっと忘れられないんです。
ということは、やはり私も買うしかないんです、ミノルタ16を。
そして先日、購入後、二つを並べてみたのが最初の写真です。

この二つのカメラが揃ったからには、50年ぶりに決着をつけなければなりません。
大きさと価格の比較は明らかですから、今回は「画質比較」で決着を。
ちなみに、フジペットは、二年前にジャンク品を入手・修理して撮影可能にしました。
ブログ記事「フジペットとライカの同窓会」に書いた通りです。
ところが、"ミノルタ Minolta 16"を使えるようにするには、
更に多くの次のようなハードルを乗り越えなければなりません。

(1)50年以上前のカメラですから当然あちこち故障していそうです。
  それを直します。(後日詳述
(2)フィルムを装填するためには専用のカートリッジが必要です。
  どこかから入手します。(後日詳述
(3)ミノルタ16用の規格のフィルムはとっくに製造中止です。
  フィルムを自分で作ります。(後日詳述
(4)過去の特殊規格のフィルムを現像してくれる所はありません。
  自家現像の方法を工夫します。また、
  現在市販されているスキャナも16mmフィルムには対応していません。
  デジタル化の方法も工夫します。(後日詳述

今回入手した"ミノルタ Minolta 16"、実はシャッターはそれなりに切れました。
そのため、ひょっとしたら「完動品かも」との期待を持ち、
先に(2)〜(4)のハードルをクリアしてから試写してみました。
その結果は次の写真です。
修理前
さすがにこれは駄目です。
明らかにレンズがやられています。
しかも、この機種のレンズは前も後ろも隠れていて掃除できません。
結局ハードル(1)の分解修理をせざるを得ませんでした。
多分、この頃のカメラをヤフオク等で入手しても、
修理をしない限り、まともに使える個体は皆無と思います。

そして修理結果が次の写真。上の写真と同じ公園で取りました。
ミノルタ16レンズ清掃後
これは立派に再生したと言えるのではないでしょうか?
ついでに数枚撮ってみました。
04

05
これだけ写るようになれば、公正にフジペットと画質比較ができそうです。

続く