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秘境駅「稲梓」に無人の名刹(1)2017年01月21日

昨年末に、伊豆の今井浜温泉の周辺を遊んできました。
河津桜が有名なエリアですね。
年の暮れにゆっくり温泉につかるのは悪くないですが、
それは夜のこと、日中はどこか近くに出かけることにしました。

ガイドブックの地図を眺めると、
今井浜温泉駅と下田駅の間に「稲梓」なる駅がありました。
ガイドブックの稲梓駅
伊豆には何度も来ているし、だから伊豆急にも乗っているのに、
恥ずかしながらこの駅名は正確には読めませんでした。
「イナズサ」なんですね。
調べてみると、日本の「三大秘境駅」の一つらしいです。
近くに「米山薬師」というお寺もあるようです。
全く知らない土地の知らないお寺を訪ねてみるのも良いかなと思いました。

稲梓駅には、各停でもすぐに到着しちゃいます。
稲梓駅
地味な無人駅でした。これはこれで私好みです。
この日、この駅で降りた客は私たち以外には若い女性一人でした。
洒落たコートを羽織り、大きなスーツケースを引いていました。
改札を出たところに母親らしき女性が出迎えに来ていました。
あきらかに都会で働く娘さんが年末年始に里帰りした様子です。
そして親子で駅前の坂を下って行きました。
03
里帰りした人々のために「おかえりなさい」の杭標識が。
私たちが訪れる観光地などでは、
普通、駅前のこういうところで見慣れているのは、
「ようこそ!」とか「歓迎 Welcome!」ですよね。
この街では、観光客の来訪を全く期待していないことがわかります。
私にとっては、この「異邦人」感覚がちょっと新鮮で楽しい。
駅前の様子は次の通り、商店の一軒もありません。
04
何しろ、お客さんがいないのだから商店がないのは当然ですね。

とりあえず目的地に向かって歩き出すと、
目の前の小山の中腹が大きく切り開かれていました。
05
氏神様を祭っているのでしょうか。
手前の鳥居と拝殿に比べると、かなり新しい感じの本殿が奥に見えます。
再建されたばかりなのでしょう、白木の簡素な佇まいが好ましいです。
後日調べた所、「龍学 DRAGONOLOGY」という面白いサイトに、
高根神社」として紹介されていました。
その記事には、建替え前の本殿が次のように紹介されていました。
05あ
      (撮影者により無償で提供されているフリー画像)

駅前からしばらく歩いても、ひと気は全くなく、
案内板も地図も何もありません。
かろうじて幼児を遊ばせている女性を見つけたので、
「米山薬師」への道順を尋ねると、
「国道に出て右手に歩いて10分」と教えてくれましたが、
自分の街の名刹?をPRしようという雰囲気は全くなし。
多分、道案内をすることは、ありえないことなのでしょう。
この「おもてなし感」ゼロが、またまた新鮮で楽しい。

途中、伊豆急の鉄橋をくぐりました。
06
正直、橋脚が細い!
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下田へ行く時などは、ここを次の写真のように通っていたのか、
と思うと、これまでの無事を感謝する気持ちになりますね。
08

この日の帰りは、下田から伊東方面への電車に乗り、
まさにこの鉄橋の上から写真を撮りました。次です。
09
そしてプラットホーム越しに、稲梓の風景を眺めました。
10
狭い日本も、知らない所ばっかりですね。

話を戻します。
さっきの鉄橋をくぐり、国道で右折して稲梓川沿いを歩き、
米山薬師をめざしました。
途中、時おり車が通る以外は無人。
目ぼしい建物は唯一クロネコヤマトの配送所でした。
稲梓のクロネコヤマト

続く

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