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プリモジュニアで16枚撮り(1)2017年12月08日

以前ベスト判127フィルムの作り方をまとめたことがありました。
その時は、ブローニーフィルムから切り出す方法で、
ベスト判の市販品と同じ12枚撮りのフィルムを作りました。
この方法ではフィルムの2割ほどの長さが余っていました。
127フィルム切り出し図
826-637=189mmの部分ですね。

「余らせずに使い切ることはできないかな〜」と考えました。
12枚分のフィルムを巻いたスプールの鍔(ツバ)部分を眺めてみると、
02
いくらか余裕があり、もう少し太くなっても大丈夫そうです。
それで、余分の189mmを切り落とさずに、そのまま巻いてみました。
03
これでも鍔部分の内側に一応巻き込めています。
ただし、フィルムの最後の部分が遮光裏紙からはみ出すとまずいので、
次のように、巻き込み開始部分を少し早めてみました。
16コマの127ベスト判フィルム
この比較図、上が通常巻き込み、下が16枚対応の巻き込み方法です。
最初のリーダー部分を250mmから200mmへ5cm少なくするわけですね。

そして撮影。
プリモジュニアの場合、
フィルムカウンターが[12]までしかありませんから、
12枚撮ったらカウンターを一旦リセットして、
そこから残り4枚分を追加でカウントします。
結果は次。
05
フィルム送りのミスのせいか6枚目が二重露光になっているものの、
枚数的には16枚撮れました。
ただし、最後の方のコマは、次のように「光線引き」ギリギリでした。
06
フィルムの端っこがカブっているでしょう。

このテーマについては、こんな感じで試写までしたところでほかっていました。
でも年末ですから、この際、年内に実験をきちんと纏めたいと思います。

まず寸法的な押さえを再確認しましょう。
次に示す寸法図は
上が「試写時の製作寸法」
下が「今後、製作する改良版の寸法」
です。
07
フィルムの最後が光線引きでカブらないように、
遮光紙全体の長さを11cm長くして、
巻き終り部分の余裕を64mmから174mmへ伸ばしました。

当然ながら、この遮光裏紙は自作しなければなりません。
今回は、使用済みの120フィルムの裏紙を使いました。
元々は63mmの幅があるものを、47mm幅で切り出しました。

そして、次のように、お決まりの位置にダミーフィルムも貼り付けました。
08
この裏紙自作にあたっては、2点注意することがあります。
1点目は、フィルム装填時に裏蓋を閉じる位置の目安として、
 スタートマークを記すこと。
2点目は、設計図が示す適切な位置に[1]の番号を記すことです。
次の写真にこれらを示しました。赤丸が[1]です。
09
プリモジュニアのフィルム送りはオートマットですが、
最初の頭出しは、のぞき窓を見ながら、
[1]の数字が出るまで送ってあげなければいけません。
そのための[1]記入なのです。

そして手順通りに巻き込みが済んだら、
フィルムケースに収納して出番を待ちます。
10

続く

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