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ローマ観光、レストランの場所は?2020年05月16日

前回)からの続きです。

ローマ観光の写真を整理しながら、
何とか「フォトマップ」の上手な作り方を模索している所ですが、
最適案を見つける前に、一部の写真のデータを修正しておこうと思います。

それは何かと言うと、レストランの写真の位置情報です。
レストランって、だいたい狭めの路地に位置していることが多く、
そこではカメラのGPS精度が低下します。
また、店内に入ると、だいたいGPS信号(衛星信号)を見失います。
しかも名所旧跡ではありませんから、
外観や料理等の断片的な記憶から場所を確定することも大変困難です。

私のローマ観光中に撮影したレストランの写真も、
EXIFに残された位置情報はかなり狂っていました。
だから、何月何日の昼または晩に行ったレストランが、
地図上でどこに位置するべきなのかは、
ネット上の写真やストリートビューなどと比較して、
確定しなければなりません。
今回、役に立ったのは、行ってみたいレストランの候補のコピー資料です。
旅行前に調査した時の資料が捨てずに残っていたのです。
それらを拠り所として、訪れたレストラン名が確定すれば、
そのお店の情報を再度調べて、
地図上の正しい場所に位置付けることができるはずです。
結論から先に述べると、次のように四つ、確定できました。
ローマ観光のレストラン
その検証過程を、以下に四店分、記します。

[1].6月23日の晩御飯 " Hostaria Piccolo Arancio "
記憶に残っているのは、ホテルからもトレビの泉からも近い場所、ということ。
アルバムに残っている写真は次のとおり。
01
右端の外観写真に「HOSTARIA」らしき店名看板がみえますね。
一応、 " Hostaria Piccolo Arancio " について、
ネット上で店内画像を探すと、こうでした。
01a
また、ストリートビューでも、該当場所(見る方向は逆だが)に、
同じ看板が次のように見えていました。
01b

[2].6月24日の晩御飯 " Ristorante AL34 "
この日はスペイン階段を訪れました。
その観光の後に食事をしたのは、
確か、階段を降りて右手の路地を入った所のレストランでした。
02
このテントに特徴がありますね。
ストリートビューで探すと、次の場所っぽいです。
02a
この写真の路地について、右手奥の建物の入り口庇が石造りで立派です。
02b
昔の写真にも、これと同じ形の石造りの庇が見えていました。

[3].6月25日の昼御飯 " Tre Archi "
茹でただけのアーティチョークが、めちゃくちゃ美味しかったお店。
ホクホクっとした食感がユリ根を思わせました。
この旅行で一番記憶に残る料理でした。
レストランの場所は、ナボナ広場の西北方向だった記憶。
03
この昔の外観写真に番地も写っているので、場所の確定は容易なはず。
ところが、次の写真、2018年のストリートビューでは、
03a
番地のプレートは同じなのに、ちょっと入口のディテールが違うし、
門灯の壁付きブラケットも失われて、何か寂しげです。
そこでストリートビューの写真の左上にある
年代バー(タイムマシン機能)をスライドさせて、
2014年の外観を見てみました。(この機能、知らない人は是非使ってみて!)
03b
私が訪れた2012年と同じ外観ですね。
安心、というかちょっと残念。
閉店したか移転したようです。

[4].6月25日の晩御飯 " La Sagrestia - Ristorante Pizzeria "
この日は観光の最終日。だから、ローマでの最後の晩餐です。
ところが、予約しようと思ったレストランは休業日でした。
それで、安易な選択ながら、確かピザ店へ行くことにしたのです。
この旅行中、全然ピザを食べていなかったので、女房も同意しました。
記憶では、ホテルからパンテオン方面へ散歩がてら向かったはずですが、
何しろ事前の候補に挙がっていなかったお店なので、
資料は残っていなくて、証拠となるものは、
その時に撮影した次の二枚の店内写真だけです。
これで、どのレストランだったか探し出せるでしょうか?
04
ところが探せばあるもので、
パンテオン近くのピザ店を隈なく調査したところ、
次のような店内写真をネット上で見つけました。
0401
左奥の席まわりの店内風景が、
昔の写真の女房の裏側の風景と全く同じです。
壁の飾り物から、その脇のステンドグラス窓、
そして、テーブルクロスの緑色も椅子の形も。
また、次のようにステンドの詳細な写真もあり、
ぶどうの蔓の形とかが一致していることが確認できました。
0402
ピザも、昔食べたものと同じ形状のピザが載っていました。
0403
葉っぱが二枚のったマルゲリータですね。
これで間違い無いでしょう。
ちなみに、ネット上の投稿写真によれば、
このレストランの外観は次の通りらしい。
0404
確かに、こんな感じのお店だったような気がします。

続く