▪️次のボックスに適当な文字列(複数可)を入力して、当ブログ内を検索できます ▪️下の目次タイトルをクリックするとテーマ別過去記事の目次へ飛びます
    ・目白の風景 今昔:目次
    ・吉祥寺の風景 今昔:目次
    ・昔と今の写真(番外編):目次
    ・地中海バブル旅行etc.:目次
    ・旅のつれづれ:目次
    ・母のアルバム:目次
    ・目白ジオラマ鉄道模型:目次
    ・すべてのカメラに名前がある:目次

30年前の豊島園2020年08月28日

「豊島園」が今月末で閉園するらしいです。
我が家の写真の中にも、昔の豊島園の姿が残っていたなあ、
と思い探してみると、ありました。
1991年の9月26日、今から29年前ですね。
撮影者は私ではなく、当時中学生になったばかりの長女です。
新しい学校の友人達と、3人で遊びに行ったのでしょう。

食べたり、飲んだり、乗り物に乗ったり、そんな写真が残っていました。
その中から、三種の乗り物の写真を抜き出してみました。
フライングカーペット、トップスピン、フリッパーです。
いずれも現在では供用されていない乗り物の写真です。

・フライングカーペット(FLYING CARPET)
豊島園のフライングカーペット

02
カーペットを支えるアームが、このように地上から持ち上がり、
直立するとかなりの高さになりますね。
そこで、左右に揺れたら、かなり怖そう。
ちなみに、この機械、思わぬことから製作者がわかりました。
次の二枚の写真で、フライングカーペットの支柱の足元に、
関連機械が収められた箱が写っています。
その箱の表面に、何やら記載されたプレートが貼り付けられていました。
03

04
これの欠けてる部分を補いつつ読み解くと、次のようになります。

Hersteller(製作者)-Fu?
Josef Zierer
?351 Neuhausen-Deggendorf
TEL.0991-7051
Gebrauchsmuster Nr.(製造番号)8011
Franz Schwarzkopf

ドイツにあるJosef Ziererという製作会社の、
フランツ・シュワルツコップさん、となるのかな?
そういえば、豊島園で最も有名な乗り物は、
「カルーセルエルドラド」という回転木馬ですが、
新聞記事によれば、これも1907年のドイツ製だそうです。

・トップスピン(TOP SPIN)
豊島園のトップスピン

06

07
座席に座った子供達は、地上では余裕の笑顔ですが、
最高部近くに達したところで、座席が下向きになった最後の写真、
この位置では、まず間違いなく全員が絶叫してるはずです。

・フリッパー(FLIPPER)
豊島園のフリッパー

09

10
これは、ティーカップの現代版、というところでしょうか。
ティーカップは平面的に回転するだけでしたが、
このフリッパーは、三次元的に動くのですね。
カプセルの激しい動きに床の傾斜が加わり、
乗ってる子供達は、そのまま放り出されるような感覚を味わったでしょう。

いずれの写真も、ビデオではなく、ただの静止画。
でも、子供達の叫び声が聞こえてきそうです。
これらの写真が撮られた翌年の1992年、
豊島園の年間入園者数はピークの400万人に達したそうです。
(近年は100万人前後)

コメント

_ S ― 2021年08月21日 13:09

読み方はフランツ・シュワルツコフです。 ドイツ系シャンプーの会社でシュワルツコフが有名でです。

_ タフちゃん ― 2021年08月21日 16:39

Sさん、こんにちは。
ご教示ありがとうございます。
こんなニッチな話題にご注目いただいて光栄です!
ひょっとして、Sさんご自身の名前が "S"chwarzkopf だったりして。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
スパム対策の質問をやむを得ず設定しました。お手数ですが当ブログタイトル「○○の風景」の○○を漢字で。

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://mejiro.asablo.jp/blog/2020/08/28/9288852/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。